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資格・キャリア2026年度試験対応

キャリアコンサルタントとは?仕事内容・活躍場所・できないことを解説

キャリアコンサルタントは、職業選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上について相談に応じ、助言・指導を行う専門家です。求人を紹介するだけの仕事でも、相談者に代わって進路を決める仕事でもありません。

公開日
2026年8月9日
更新日
2026年8月9日
読了目安
22
情報確認日
2026年8月9日
仕事内容と活躍場所|キャリアコンサルタント試験の記事カバー

先に結論

相談者が自分の経験・価値観・環境を整理し、職業選択や能力開発の方針を決められるよう支援します。企業、ハローワーク等の需給調整機関、教育機関、若者自立支援機関などが主な活動領域です。

この記事でわかること

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます

  • 法定上の対象は職業選択・職業生活設計・職業能力の開発と向上
  • 企業、需給調整機関、教育機関、若者支援機関などで活動する
  • 登録制・5年更新の名称独占資格で、守秘義務がある
  • 医療・法律など専門外の判断は抱え込まず、適切な専門家へつなぐ

01結論:相談者の意思決定を支えるキャリア形成の専門家

厚生労働省は、キャリアコンサルティングを、労働者の職業の選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上に関する相談に応じ、助言・指導を行うことと説明しています。相談者の話を聞くだけで終わらず、本人が選択できる状態へ整理することが中心です。

キャリアコンサルタントは登録制の名称独占資格です。試験合格だけで名乗るのではなく、名簿への登録が必要です。登録は5年ごとに更新し、法令上の守秘義務や信用失墜行為の禁止を守ります。

表が画面幅より広い場合は、左右にスクロールして確認できます。

相談で扱う三つの中心領域
領域相談例支援の方向
職業の選択転職するか、どの職種を目指すか選択基準と情報を整理する
職業生活設計仕事と家庭、将来の働き方中長期の見通しを具体化する
能力開発・向上学び直しや訓練をどう選ぶか目標と必要な学習を結び付ける

この節・表の確認資料: 厚生労働省 キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(確認日 2026年8月9日)e-Gov 職業能力開発促進法(確認日 2026年8月9日)

02企業・就労支援・教育機関で役割が変わる

企業内では、従業員のキャリア面談、能力開発、配置や復職に関する意思決定支援などを担います。ハローワーク等では求職者の職業選択、教育機関では学生・生徒の進路形成、若者支援機関では就労と生活課題を整理する場面があります。

所属先が費用を負担していても、相談内容を無条件に組織へ渡してよいわけではありません。開始時に秘密保持の範囲と情報共有の条件を説明し、相談者が安心して話せる境界を作ります。

  • 企業:従業員の自律的なキャリア形成と能力開発を支援
  • 需給調整機関:求職条件と職業選択を整理
  • 教育機関:発達段階に応じた進路・キャリア形成を支援
  • 若者支援機関:就労だけでなく利用可能な支援資源も整理

03できないことを知ることも専門性の一部

キャリアコンサルタントは、相談者に代わって正解の進路を決める人ではありません。また、医師の診断、弁護士や社会保険労務士等が担う専門判断を、面談だけで確定する役割でもありません。専門範囲を超える課題は、本人へ理由を説明して適切な窓口へつなぎます。

資格取得を検討する人は、まず自分が支援したい対象と活動領域を言葉にし、受験資格、養成講習、試験、登録の順に確認すると判断しやすくなります。

  1. 1.支援したい対象と場面を一つ決める
  2. 2.仕事内容が相談・助言・指導に当たるか確認する
  3. 3.受験資格を満たすルートを選ぶ
  4. 4.試験合格後の登録と継続学習まで費用・時間を見積もる

04同じ資格でも、相談の目的と組織との関係で仕事が変わる

企業内面談では従業員本人のキャリア形成を支えながら、組織が制度運営者であることも踏まえます。就労支援では求人条件だけでなく、本人の経験、生活上の制約、利用できる支援を整理します。教育機関では、就職先を決める代わりに、学生が情報を集めて選択できる過程を支えます。

どの場面でも、相談者の同意なしに何を組織へ共有できるかを曖昧にしないこと、専門範囲を超える課題を抱え込まないことが重要です。医療、法律、福祉、労務など別の専門判断が必要な兆候を見つけたら、相談者へ説明し、適切な支援先へつなぐ判断も仕事に含まれます。

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活動領域ごとの最初の確認
領域主な相談目的開始時に確認する境界
企業配置・能力開発・職業生活設計組織へ共有する情報と同意
就労支援職業選択・求職条件利用できる制度と専門支援
教育進路選択・移行支援本人の意思と学校・家庭との連携
地域・若者支援就労と生活課題の整理支援範囲とリファー先

この節・表の確認資料: 厚生労働省 キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(確認日 2026年8月9日)厚生労働省 キャリアコンサルタントになりたい方へ(確認日 2026年8月9日)e-Gov 職業能力開発促進法(確認日 2026年8月9日)

05仕事内容を面談だけでなく、準備・連携・記録・環境への働きかけまで見る

キャリアコンサルタントは、労働者等の職業選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上に関する相談に応じ、助言・指導を行う専門家です。求人を紹介する人、人生の正解を与える人、心理治療を行う人と同義ではありません

仕事は個別面談だけではなく、相談前の目的確認、労働市場情報の準備、ジョブ・カード等の活用、記録、必要な専門機関へのリファー、企業や学校の環境への働きかけ、自己研鑽を含みます。所属領域で比重が変わります。

名称独占、守秘義務、信用失墜行為の禁止、五年更新を理解し、資格ができることと、自分の経験・契約上できることを分けます。

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仕事内容と活躍場所の判断・実行ワークシート
段階実行すること残す証拠次へ進む条件
相談目的相談者・依頼組織の目的、任意性、利用範囲を確認する。同意と期待を記録する。組織都合だけで進めない。
関係構築話しやすい場を作り、相談者の語りと意味を確認する。本人の言葉と確認を残す。早く問題を決めない。
情報整理自己理解、仕事理解、制約、資源、選択基準を共同整理する。事実と解釈を分ける。適職を断定しない。
意思決定支援選択肢と影響を検討し、本人が次の行動を選べるよう支える。本人が選んだ行動を残す。結論を代行しない。
連携・継続範囲外は専門家へつなぎ、実施後を振り返る。同意・紹介先・フォローを残す。一人で全課題を抱えない。

この節・表の確認資料: 厚生労働省 キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(確認日 2026年8月9日)厚生労働省 キャリアコンサルタントになりたい方へ(確認日 2026年8月9日)e-Gov 職業能力開発促進法(確認日 2026年8月9日)

06仕事内容を誤解させる四つの説明

資格紹介では、相談に乗る、企業で活躍、独立可能という短い表現が使われます。実際の役割・限界・雇用条件を省くと、取得後のミスマッチになります。

できることだけでなく、できないこと、追加経験が必要なこと、他職種と連携する場面を示します。

6.1転職先を決めてくれる

相談者に最適企業を選び応募を代行する専門家だと思われます

意思決定支援と職業紹介を混同しています。

自己・仕事理解と主体的選択を支える役割、所属サービスの範囲を説明します。

6.2心の病を治療する

医療・心理治療を資格だけで行えると思われます

傾聴と診断・治療の境界が示されていません。

支援範囲を守り、危機・医療課題は適切な専門機関へつなぎます。

6.3資格だけで就職できる

登録後すぐ専門職求人へ採用される保証と受け取られます

求人が求める領域経験、雇用形態、業務の複合性を省いています。

求人票の実務要件と自分の既存経験を照合します。

6.4面談だけが仕事

記録、情報更新、組織連携、研修、倫理・研鑽が見えません

目に見える相談時間だけを仕事内容として紹介しています。

面談前後と環境への働きかけを一日の工程として示します。

07活動領域ごとに同じ資格の使い方が変わる

企業、学校、公的就労支援、民間人材、地域福祉では、相談者、依頼者、利用制度、成果の見方が違います

資格の共通知識に加え、領域固有の制度、対象理解、組織連携を学び続けます。

7.1企業内

従業員のキャリア自律と組織の人材施策が交差します

面談の守秘・利用範囲を明確にし、個人支援と匿名化した組織課題を分けます。

相談者の信頼を守りながら環境へ働きかけるためです。

7.2学校・就労支援

学生・求職者が情報不足や選択不安を抱えています

求人情報だけでなく自己理解、仕事理解、応募行動、必要制度を段階的に支えます。

紹介件数だけでなく主体的な選択と適応を支えるためです。

7.3独立・副業

相談、研修、企業契約などを自ら獲得・設計する必要があります

専門領域、契約、個人情報、記録、紹介ネットワークを先に整えます。

資格登録だけでは顧客、品質管理、事業運営が自動的に得られないからです。

08仕事内容の説明を法令・公的職業情報・活動統計で確認する

仕事内容は求人広告や養成講習の紹介だけで判断せず、厚生労働省の定義、e-Gov法令、job tag、活動状況資料を照合します。

統計はキャリアコンサルタントだけを厳密に表さない場合があります。母集団と注意書きを併記します

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仕事内容と活躍場所の情報更新チェック
確認対象公式情報で見る箇所保存する記録再確認の契機
定義厚生労働省・法令の定義を見る。対象と支援範囲を残す。法改正。
義務名称・守秘・更新を確認する。実務ルールへ反映する。登録・更新時。
活動領域最新活動状況資料を見る。調査年と割合を残す。新調査。
仕事内容job tagの工程と注意書きを見る。自分の希望領域と比較する。求人検討時。
連携厚生労働省の専門研修・支援資料を見る。不足知識と紹介先を残す。領域変更。

この節・表の確認資料: 厚生労働省 キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(確認日 2026年8月9日)厚生労働省 キャリアコンサルタントになりたい方へ(確認日 2026年8月9日)e-Gov 職業能力開発促進法(確認日 2026年8月9日)

よくある質問

キャリアコンサルタントはどこで働きますか?

厚生労働省は、企業、ハローワーク等の需給調整機関、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野を挙げています。雇用形態や担当業務は勤務先で異なります。

試験に合格すればキャリアコンサルタントを名乗れますか?

試験合格後、指定登録機関の名簿へ登録する必要があります。登録は5年ごとの更新です。

キャリアコンサルタントには独占業務がありますか?

名称独占資格であり、登録を受けていない人はキャリアコンサルタントと名乗れません。相談場面では守秘義務と専門範囲を守り、必要に応じて他の専門家へつなぎます。

キャリアコンサルタントは何をする職業ですか?

職業選択、職業生活設計、能力開発に関する相談・助言を行い、自己理解・仕事理解・意思決定・行動を支えます。必要に応じ専門機関や組織とも連携します。

資格があればどこでも同じ仕事をしますか?

共通の倫理・知識はありますが、企業、学校、就労支援、民間人材、独立で対象・制度・業務比重が異なります。求人や活動領域を具体的に確認してください

確認した公的情報

この記事の参照元

法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。