2026年11月試験対応2026年4月1日施行法令基準情報の正確さへの取り組み

行政法

意見公募手続(パブリックコメント)

命令等を定めるときの手続で、意見提出期間は公示の日から起算して30日以上です。手続を実施しない39条4項と期間を短縮する40条1項を取り違える誤り、地方公共団体の規則制定にも適用されると考える誤りが典型です。

要点 3件・基本問題 7読む → 覚える → 解くまでこのページで完結

行政書士試験での出題

出題ランク S対応する一問一答 7

収録している過去問には、この論点に直接あたる問題はありません。 下の確認問題で押さえてください。

最重要ポイント

意見公募手続

命令等制定機関は命令等の案および関連資料をあらかじめ公示し、意見の提出先と意見提出期間を定めて広く一般の意見を求めなければならない(39条1項)。案は具体的かつ明確な内容で、題名と根拠法令の条項を明示する(同2項)。意見提出期間は公示の日から起算して30日以上(同3項)。30日以上とできないやむを得ない理由があるときは短縮できるが、案の公示の際にその理由を明らかにする(40条1項)。提出意見の考慮は法的義務で対象は期間内の意見に限られ(42条)、結果は命令等の公布と同時期に公示する(43条)。

覚え方公示の日から起算して30日以上。短縮するなら理由も一緒に公示

01意見公募手続(パブリックコメント)の重要暗記項目

01
重要度 S / 収録過去問 5回

意見公募手続

命令等制定機関は命令等の案および関連資料をあらかじめ公示し、意見の提出先と意見提出期間を定めて広く一般の意見を求めなければならない(39条1項)。案は具体的かつ明確な内容で、題名と根拠法令の条項を明示する(同2項)。意見提出期間は公示の日から起算して30日以上(同3項)。30日以上とできないやむを得ない理由があるときは短縮できるが、案の公示の際にその理由を明らかにする(40条1項)。提出意見の考慮は法的義務で対象は期間内の意見に限られ(42条)、結果は命令等の公布と同時期に公示する(43条)。

覚え方公示の日から起算して30日以上。短縮するなら理由も一緒に公示

ひっかけ注意期間を「20日以上」「1か月以上」とする肢や起算点を「公示の日の翌日」とする肢。39条4項(実施しない)と40条1項(期間の短縮)を入れ替える肢も出る。

02
重要度 A / 収録過去問 5回

意見公募手続の適用除外

命令等とは①法律に基づく命令(処分の要件を定める告示を含む)又は規則②審査基準③処分基準④行政指導指針をいう(2条8号)。もっとも3条2項は、法律の施行期日を定める政令、恩赦に関する命令、公務員の給与、勤務時間その他の勤務条件について定める命令等、公にされるもの以外の審査基準・処分基準・行政指導指針などを第6章の適用対象から外している。地方公共団体の条例・規則の制定には3条3項により第6章が適用されず、46条を受けて各団体が独自の制度を設けている。

覚え方命令等に当たっても3条2項と3項でこぼれ落ちるものがある

ひっかけ注意「意見公募手続は地方公共団体の規則の制定にも適用される」とする肢が頻出。3条3項により丸ごと除外される。

03
重要度 A / 収録過去問 3回

期間の起算点

行政不服審査法は18条1項2項、54条、62条のいずれについても「翌日から起算して」と明記し、初日不算入を条文上明らかにしている。これに対し行政事件訴訟法14条は「処分又は裁決があつたことを知つた日から」と定めるが、民法140条の初日不算入の原則が適用されるため、実際の計算結果は同じになる。条文の書きぶりの違いにすぎない点を押さえる。

覚え方行審法は条文に「翌日から」、行訴法は民法140条で同じ結論

ひっかけ注意行政不服審査法の期間を「知った日から起算する」と書き換えて初日を算入させる肢や、行政事件訴訟法にも「翌日から起算して」と規定されているとする肢。

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覚える数字と、狙われる引っかけ

  • 意見提出期間 公示の日から起算して30日以上
  • 地方公共団体の命令等 第6章は適用なし
  • ひっかけ意見公募手続は地方公共団体の規則の制定にも適用されるとする肢。3条3項で丸ごと除外されている
  • ひっかけ39条4項(実施しない)と40条1項(30日を下回る期間を定める)を入れ替える肢。前者は手続の省略、後者は期間の例外
  • ひっかけ期間経過後に提出された意見も考慮義務の対象とする肢。考慮義務が及ぶのは提出期間内の意見だけ

02試験で正誤を分けるチェック順

  1. 1
    定めようとするものが2条8号の命令等(法律に基づく命令・規則、審査基準、処分基準、行政指導指針)に当たるかを確認する

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  2. 2
    3条2項・4条4項の適用除外に当たらないかを見る。公にされるもの以外の審査基準・処分基準・行政指導指針などは対象外

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  3. 3
    実施するなら、案と関連資料を公示して30日以上の期間を置き、提出意見を考慮したうえで結果を公示する順に進める

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

03この論点の根拠

関連法令
行政手続法
情報確認日
2026年4月1日施行法令基準
復習方法
要点を確認した後、○×一問一答で条件の違いを見分ける

法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。

問題演習

意見公募手続(パブリックコメント)の○×一問一答

1/7解答 0・正解 0

行政法重要度 S頻出度 21/24(編集部の目安)

意見公募手続

命令等制定機関は、命令等を定めようとする場合には、命令等の案及びこれに関連する資料をあらかじめ公示して広く一般の意見を求めなければならず、その意見提出期間は、公示の日から起算して30日以上でなければならない。

意見公募手続(パブリックコメント)○×一問一答7問|問題と解説

この論点で収録している7問を、正誤と解説つきで通して読めます。 上の演習で迷った問題を見直すときに使ってください。

  1. 1

    意見公募手続重要度S

    命令等制定機関は、命令等を定めようとする場合には、命令等の案及びこれに関連する資料をあらかじめ公示して広く一般の意見を求めなければならず、その意見提出期間は、公示の日から起算して30日以上でなければならない。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。39条1項が意見公募手続の実施を義務づけ、39条3項が30日以上の意見提出期間を要求している。

  2. 2

    意見公募手続の適用除外重要度A

    地方公共団体がその機関の定める規則を制定する行為については、行政手続法第6章の意見公募手続に関する規定が適用されず、その手続は当該地方公共団体が自ら定めるところによる。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。地方公共団体の機関が命令等を定める行為は、3条3項により第6章の適用が除外される。

  3. 3

    意見公募手続の適用除外重要度A

    公益上、緊急に命令等を定める必要があるため意見公募手続を実施することが困難であるときであっても、命令等制定機関は、意見提出期間を短縮したうえで意見公募手続を実施しなければならない。

    答え:×(誤り)

    解説

    誤り。39条4項1号に当たるときは意見公募手続の実施義務そのものが適用されず、短縮して実施する必要もない。

  4. 4

    意見公募手続重要度B

    命令等制定機関は、意見公募手続を実施して命令等を定めた場合には、当該命令等の公布と同時期に、命令等の題名、命令等の案の公示の日、提出意見及び提出意見を考慮した結果とその理由を公示しなければならない。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。43条1項は、公布と同時期に4つの事項を公示することを義務づけている。

  5. 5

    意見公募手続重要度A

    命令等制定機関は、意見公募手続を実施して命令等を定める場合には、意見提出期間内に提出された当該命令等の案についての意見を十分に考慮しなければならないが、提出意見の内容に法的に拘束されるものではない。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。42条は提出意見の十分な考慮を義務づけるが、意見に従うことまでは要求していない。

  6. 6

    期間の起算点重要度A

    行政不服審査法の審査請求期間は処分があったことを知った日の翌日から起算するものとされており、処分があったことを知った日そのものは期間に算入されない。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。18条1項は「翌日から起算して」と明記しており、初日は期間に算入されない。

  7. 7

    意見公募手続の適用除外重要度C

    審査基準、処分基準及び行政指導指針は命令等に含まれるものであるから、法令の規定により若しくは慣行として又は制定機関の判断により公にされるものであるかどうかを問わず、そのすべてが意見公募手続の対象となる。

    答え:×(誤り)

    解説

    誤り。公にされるもの以外の審査基準、処分基準及び行政指導指針は、3条2項6号により第6章の適用が除外される。

次の学習

意見公募手続(パブリックコメント)の問題を続けて解く

この論点に対応する7問を絞り込んで出題します。

○×一問一答