建物・設備
コンクリート躯体と鉄筋|原則・例外と判断の手順【2026年度試験対応】
鉄筋コンクリートの劣化は、表面の見た目だけでなく鉄筋の腐食と関係します。材料の役割と診断を結び付けます。中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。
要点 8件・基本問題 8問・解説の確認問題 7問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結
2026年度試験対応。法令基準日:2026-04-01。
まず押さえるポイント
鉄筋コンクリートの劣化は、表面の見た目だけでなく鉄筋の腐食と関係します。材料の役割と診断を結び付けます。中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。
法令基準日:2026-04-01 / 解説更新日:2026-09-09
設例を解く判断手順
条件をこの順に確認してから、各記述の正誤を判断します。
- 中性化・塩害等の原因を分ける
- 鉄筋位置と腐食・ひび割れの状態を確認する
- 原因対策と断面修復を組み合わせる
根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)建築基準法施行令
中性化
中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。
確認例:コンクリートの中性化は、鉄筋腐食と無関係なので維持保全で調べる必要はない。
誤り。改修マニュアルは中性化と鉄筋腐食に対応する修繕を扱う。中性化深さと鉄筋位置等を併せて確認する。
かぶり
鉄筋のかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋表面までの距離として扱う。
確認例:鉄筋のかぶり厚さとは、鉄筋そのものの直径のことである。
誤り。かぶりは鉄筋を覆うコンクリートの厚さである。中性化・腐食の診断では鉄筋位置を確認する。
鉄筋腐食
鉄筋の腐食はひび割れやコンクリートの浮き・剥落につながることがある。
確認例:鉄筋が腐食しても、コンクリート表面のひび割れや剥落と関係することはない。
誤り。腐食による膨張等が周囲のコンクリートに影響する。表面だけ塗り直せば常に原因解消とはいえない。
ひび割れ調査
ひび割れは幅・位置・深さ・進行性・原因を確認して補修方法を選ぶ。
確認例:ひび割れの補修方法は、すべてのひび割れに同じ工法を一律に使えばよい。
誤り。原因や動きの有無により適する補修が異なる。ひび割れの状態を診断して工法を選定する。
塩害
塩化物による鉄筋の腐食は、中性化と区別して確認すべき劣化原因である。
確認例:海塩等に関連する塩害は、鉄筋腐食の原因として確認対象になる。
正しい。腐食原因を中性化だけに限定しない。塩化物の影響や環境条件を調べて対策を考える。
原因への対応
躯体補修では劣化原因への対策と劣化箇所の補修を組み合わせる。
確認例:鉄筋腐食を伴う剥落補修では、表面の穴埋めだけでなく腐食への処置等も検討する。
正しい。表面の欠損の回復だけでは再劣化を防げない場合がある。診断結果に応じた断面修復等を選ぶ。
塗装だけの補修
鉄筋腐食を伴う劣化は表面仕上げだけで原因が除かれるとは限らない。
確認例:鉄筋腐食と浮きが確認された部分を塗装し直した。見た目が整ったことだけで鉄筋腐食の原因も解消したと判断できる。
誤り。外観の回復と内部鉄筋の腐食への処置は別である。腐食原因・範囲を調査して補修を選ぶ。
中性化深さの読み方
中性化深さはかぶり厚さ等の鉄筋位置と併せて評価する。
確認例:中性化深さが同じ二箇所でも鉄筋までの距離が異なる場合、腐食に関する評価を同じ数値だけで一律に確定してはいけない。
正しい。鉄筋を保護するコンクリートの状態が問題になる。深さ一つだけでなく鉄筋位置・水分等も確認する。
かぶり厚さ2・3cm
令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。
確認例:直接土に接せず同条2項の適用除外もない鉄筋コンクリート部材で、耐力壁のかぶり厚さは非耐力壁と同じ2cm以上で足りる。
誤り。耐力壁は3cm以上、非耐力壁は2cm以上である。壁という名称だけで一括せず耐力壁かを確認する。
根拠:建築基準法施行令
土に接する部分と基礎
令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。
確認例:同条2項の適用除外なし。布基礎の立上り部分のかぶり厚さの原則は4cm以上で、その他の基礎の6cm以上と区別する。
正しい。基礎を全て6cmと覚えると立上り部分を誤る。捨てコンクリートを6cmに含めない点も確認する。
根拠:建築基準法施行令
設例の結論と判断を分けた条件
同じ論点でも、判断に使う条件を取り違えると結論が変わります。問題の数字や前提はこの教材の独自設例です。
| 設例 | 記述の判定 | 判断を決めた条件 |
|---|---|---|
| 塗装だけの補修 | 誤り | 外観の回復と内部鉄筋の腐食への処置は別である。腐食原因・範囲を調査して補修を選ぶ。 |
| 中性化深さの読み方 | 正しい | 鉄筋を保護するコンクリートの状態が問題になる。深さ一つだけでなく鉄筋位置・水分等も確認する。 |
| かぶり厚さ2・3cm | 誤り | 耐力壁は3cm以上、非耐力壁は2cm以上である。壁という名称だけで一括せず耐力壁かを確認する。 |
| 土に接する部分と基礎 | 正しい | 基礎を全て6cmと覚えると立上り部分を誤る。捨てコンクリートを6cmに含めない点も確認する。 |
根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)建築基準法施行令
オリジナル確認問題で判断する
○か×かを選び、理由を確認してください。実際の過去問を転載したものではありません。
問1 コンクリートの中性化は、鉄筋腐食と無関係なので維持保全で調べる必要はない。
根拠:資料1
問2 鉄筋のかぶり厚さとは、鉄筋そのものの直径のことである。
根拠:資料1
問3 鉄筋が腐食しても、コンクリート表面のひび割れや剥落と関係することはない。
根拠:資料1
問4 鉄筋腐食と浮きが確認された部分を塗装し直した。見た目が整ったことだけで鉄筋腐食の原因も解消したと判断できる。
根拠:資料1
問5 中性化深さが同じ二箇所でも鉄筋までの距離が異なる場合、腐食に関する評価を同じ数値だけで一律に確定してはいけない。
根拠:資料1
問6 直接土に接せず同条2項の適用除外もない鉄筋コンクリート部材で、耐力壁のかぶり厚さは非耐力壁と同じ2cm以上で足りる。
根拠:資料1
問7 同条2項の適用除外なし。布基礎の立上り部分のかぶり厚さの原則は4cm以上で、その他の基礎の6cm以上と区別する。
根拠:資料1
この解説の一次資料
- 国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)確認日:2026-09-09
- 国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)確認日:2026-09-09
- 建築基準法施行令確認日:2026-09-09

建築基準法施行令79条1項の原則。2項の適用除外は別に確認します。
コンクリート躯体と鉄筋|中性化
中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。 確認例:コンクリートの中性化は、鉄筋腐食と無関係なので維持保全で調べる必要はない。 誤り。改修マニュアルは中性化と鉄筋腐食に対応する修繕を扱う。中性化深さと鉄筋位置等を併せて確認する。
覚え方中性化:中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。
比較して覚える
鉄筋のかぶり厚さ
建築基準法施行令79条1項の原則。2項の適用除外は別に確認します。
| 事由 | 原則の最小厚さ | 混同しない条件 | 理由・判断ポイント |
|---|---|---|---|
| 非耐力壁・床 | 2cm | 直接土に接しない場合 | 令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。 |
| 耐力壁・柱・梁 | 3cm | 直接土に接しない場合 | 令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。 |
| 直接土に接する壁等・布基礎立上り | 4cm | 布基礎立上りを6cmにしない | 令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。 |
| その他の基礎 | 6cm | 捨てコンクリート部分を除く | 令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。 |
非耐力壁・床
- 原則の最小厚さ
- 2cm
- 混同しない条件
- 直接土に接しない場合
判断ポイント
令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。
耐力壁・柱・梁
- 原則の最小厚さ
- 3cm
- 混同しない条件
- 直接土に接しない場合
判断ポイント
令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。
直接土に接する壁等・布基礎立上り
- 原則の最小厚さ
- 4cm
- 混同しない条件
- 布基礎立上りを6cmにしない
判断ポイント
令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。
その他の基礎
- 原則の最小厚さ
- 6cm
- 混同しない条件
- 捨てコンクリート部分を除く
判断ポイント
令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。
01コンクリート躯体と鉄筋の重要暗記項目
コンクリート躯体と鉄筋|中性化
中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。 確認例:コンクリートの中性化は、鉄筋腐食と無関係なので維持保全で調べる必要はない。 誤り。改修マニュアルは中性化と鉄筋腐食に対応する修繕を扱う。中性化深さと鉄筋位置等を併せて確認する。
覚え方中性化:中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。
ひっかけ注意改修マニュアルは中性化と鉄筋腐食に対応する修繕を扱う。中性化深さと鉄筋位置等を併せて確認する。
コンクリート躯体と鉄筋|かぶり
鉄筋のかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋表面までの距離として扱う。 確認例:鉄筋のかぶり厚さとは、鉄筋そのものの直径のことである。 誤り。かぶりは鉄筋を覆うコンクリートの厚さである。中性化・腐食の診断では鉄筋位置を確認する。
覚え方かぶり:鉄筋のかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋表面までの距離として扱う。
ひっかけ注意かぶりは鉄筋を覆うコンクリートの厚さである。中性化・腐食の診断では鉄筋位置を確認する。
コンクリート躯体と鉄筋|鉄筋腐食
鉄筋の腐食はひび割れやコンクリートの浮き・剥落につながることがある。 確認例:鉄筋が腐食しても、コンクリート表面のひび割れや剥落と関係することはない。 誤り。腐食による膨張等が周囲のコンクリートに影響する。表面だけ塗り直せば常に原因解消とはいえない。
覚え方鉄筋腐食:鉄筋の腐食はひび割れやコンクリートの浮き・剥落につながることがある。
ひっかけ注意腐食による膨張等が周囲のコンクリートに影響する。表面だけ塗り直せば常に原因解消とはいえない。
コンクリート躯体と鉄筋|ひび割れ調査
ひび割れは幅・位置・深さ・進行性・原因を確認して補修方法を選ぶ。 確認例:ひび割れの補修方法は、すべてのひび割れに同じ工法を一律に使えばよい。 誤り。原因や動きの有無により適する補修が異なる。ひび割れの状態を診断して工法を選定する。
覚え方ひび割れ調査:ひび割れは幅・位置・深さ・進行性・原因を確認して補修方法を選ぶ。
ひっかけ注意原因や動きの有無により適する補修が異なる。ひび割れの状態を診断して工法を選定する。
コンクリート躯体と鉄筋|塩害
塩化物による鉄筋の腐食は、中性化と区別して確認すべき劣化原因である。 確認例:海塩等に関連する塩害は、鉄筋腐食の原因として確認対象になる。 正しい。腐食原因を中性化だけに限定しない。塩化物の影響や環境条件を調べて対策を考える。
覚え方塩害:塩化物による鉄筋の腐食は、中性化と区別して確認すべき劣化原因である。
ひっかけ注意腐食原因を中性化だけに限定しない。塩化物の影響や環境条件を調べて対策を考える。
コンクリート躯体と鉄筋|原因への対応
躯体補修では劣化原因への対策と劣化箇所の補修を組み合わせる。 確認例:鉄筋腐食を伴う剥落補修では、表面の穴埋めだけでなく腐食への処置等も検討する。 正しい。表面の欠損の回復だけでは再劣化を防げない場合がある。診断結果に応じた断面修復等を選ぶ。
覚え方原因への対応:躯体補修では劣化原因への対策と劣化箇所の補修を組み合わせる。
ひっかけ注意表面の欠損の回復だけでは再劣化を防げない場合がある。診断結果に応じた断面修復等を選ぶ。
コンクリート躯体と鉄筋|塗装だけの補修
鉄筋腐食を伴う劣化は表面仕上げだけで原因が除かれるとは限らない。 確認例:鉄筋腐食と浮きが確認された部分を塗装し直した。見た目が整ったことだけで鉄筋腐食の原因も解消したと判断できる。 誤り。外観の回復と内部鉄筋の腐食への処置は別である。腐食原因・範囲を調査して補修を選ぶ。
覚え方塗装だけの補修:鉄筋腐食を伴う劣化は表面仕上げだけで原因が除かれるとは限らない。
ひっかけ注意外観の回復と内部鉄筋の腐食への処置は別である。腐食原因・範囲を調査して補修を選ぶ。
コンクリート躯体と鉄筋|中性化深さの読み方
中性化深さはかぶり厚さ等の鉄筋位置と併せて評価する。 確認例:中性化深さが同じ二箇所でも鉄筋までの距離が異なる場合、腐食に関する評価を同じ数値だけで一律に確定してはいけない。 正しい。鉄筋を保護するコンクリートの状態が問題になる。深さ一つだけでなく鉄筋位置・水分等も確認する。
覚え方中性化深さの読み方:中性化深さはかぶり厚さ等の鉄筋位置と併せて評価する。
ひっかけ注意鉄筋を保護するコンクリートの状態が問題になる。深さ一つだけでなく鉄筋位置・水分等も確認する。
覚える数字と、狙われる引っかけ
- ひっかけ改修マニュアルは中性化と鉄筋腐食に対応する修繕を扱う。中性化深さと鉄筋位置等を併せて確認する。
- ひっかけかぶりは鉄筋を覆うコンクリートの厚さである。中性化・腐食の診断では鉄筋位置を確認する。
- ひっかけ腐食による膨張等が周囲のコンクリートに影響する。表面だけ塗り直せば常に原因解消とはいえない。
- ひっかけ原因や動きの有無により適する補修が異なる。ひび割れの状態を診断して工法を選定する。
- ひっかけ外観の回復と内部鉄筋の腐食への処置は別である。腐食原因・範囲を調査して補修を選ぶ。
- ひっかけ耐力壁は3cm以上、非耐力壁は2cm以上である。壁という名称だけで一括せず耐力壁かを確認する。
02試験で正誤を分けるチェック順
- 1中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 2鉄筋のかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋表面までの距離として扱う。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 3鉄筋の腐食はひび割れやコンクリートの浮き・剥落につながることがある。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 4ひび割れは幅・位置・深さ・進行性・原因を確認して補修方法を選ぶ。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 5塩化物による鉄筋の腐食は、中性化と区別して確認すべき劣化原因である。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 6躯体補修では劣化原因への対策と劣化箇所の補修を組み合わせる。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 7鉄筋腐食を伴う劣化は表面仕上げだけで原因が除かれるとは限らない。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 8中性化深さはかぶり厚さ等の鉄筋位置と併せて評価する。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 9令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 10令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
03この論点の根拠
- 内容の基準日
- 2026-04-01
- 復習方法
- 要点を確認した後、○×一問一答で条件の違いを見分ける
法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。
問題演習
コンクリート躯体と鉄筋の○×一問一答
1/8問解答 0・正解 0
建物・設備重要度 B
コンクリート躯体と鉄筋|中性化
コンクリートの中性化は、鉄筋腐食と無関係なので維持保全で調べる必要はない。
コンクリート躯体と鉄筋の○×一問一答10問|問題と解説
この論点で収録している10問を、正誤と解説つきで通して読めます。 上の演習で迷った問題を見直すときに使ってください。
問1
コンクリート躯体と鉄筋|中性化重要度Bコンクリートの中性化は、鉄筋腐食と無関係なので維持保全で調べる必要はない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。改修マニュアルは中性化と鉄筋腐食に対応する修繕を扱う。中性化深さと鉄筋位置等を併せて確認する。 要点:中性化が進むと鉄筋を保護する環境が失われ、腐食の危険が高まる。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) コンクリート躯体の中性化抑止。
問2
コンクリート躯体と鉄筋|かぶり重要度B鉄筋のかぶり厚さとは、鉄筋そのものの直径のことである。
答え:×(誤り)
解説
誤り。かぶりは鉄筋を覆うコンクリートの厚さである。中性化・腐食の診断では鉄筋位置を確認する。 要点:鉄筋のかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋表面までの距離として扱う。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) かぶり厚さと躯体の保護。
問3
コンクリート躯体と鉄筋|鉄筋腐食重要度B鉄筋が腐食しても、コンクリート表面のひび割れや剥落と関係することはない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。腐食による膨張等が周囲のコンクリートに影響する。表面だけ塗り直せば常に原因解消とはいえない。 要点:鉄筋の腐食はひび割れやコンクリートの浮き・剥落につながることがある。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) 躯体の劣化と鉄筋腐食の補修。
問4
コンクリート躯体と鉄筋|ひび割れ調査重要度Bひび割れの補修方法は、すべてのひび割れに同じ工法を一律に使えばよい。
答え:×(誤り)
解説
誤り。原因や動きの有無により適する補修が異なる。ひび割れの状態を診断して工法を選定する。 要点:ひび割れは幅・位置・深さ・進行性・原因を確認して補修方法を選ぶ。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) 躯体の不具合に応じた修繕方法。
問5
コンクリート躯体と鉄筋|塩害重要度B海塩等に関連する塩害は、鉄筋腐食の原因として確認対象になる。
答え:○(正しい)
解説
正しい。腐食原因を中性化だけに限定しない。塩化物の影響や環境条件を調べて対策を考える。 要点:塩化物による鉄筋の腐食は、中性化と区別して確認すべき劣化原因である。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) コンクリート躯体の劣化対策。
問6
コンクリート躯体と鉄筋|原因への対応重要度B鉄筋腐食を伴う剥落補修では、表面の穴埋めだけでなく腐食への処置等も検討する。
答え:○(正しい)
解説
正しい。表面の欠損の回復だけでは再劣化を防げない場合がある。診断結果に応じた断面修復等を選ぶ。 要点:躯体補修では劣化原因への対策と劣化箇所の補修を組み合わせる。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) 鉄筋の発錆・露出の補修。
問7
コンクリート躯体と鉄筋|塗装だけの補修重要度B鉄筋腐食と浮きが確認された部分を塗装し直した。見た目が整ったことだけで鉄筋腐食の原因も解消したと判断できる。
答え:×(誤り)
解説
誤り。外観の回復と内部鉄筋の腐食への処置は別である。腐食原因・範囲を調査して補修を選ぶ。 要点:鉄筋腐食を伴う劣化は表面仕上げだけで原因が除かれるとは限らない。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) 躯体の劣化と鉄筋腐食の補修。
問8
コンクリート躯体と鉄筋|中性化深さの読み方重要度B中性化深さが同じ二箇所でも鉄筋までの距離が異なる場合、腐食に関する評価を同じ数値だけで一律に確定してはいけない。
答え:○(正しい)
解説
正しい。鉄筋を保護するコンクリートの状態が問題になる。深さ一つだけでなく鉄筋位置・水分等も確認する。 要点:中性化深さはかぶり厚さ等の鉄筋位置と併せて評価する。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) コンクリート躯体の中性化抑止。
問9
コンクリート躯体と鉄筋|かぶり厚さ2・3cm重要度B直接土に接せず同条2項の適用除外もない鉄筋コンクリート部材で、耐力壁のかぶり厚さは非耐力壁と同じ2cm以上で足りる。
答え:×(誤り)
解説
誤り。耐力壁は3cm以上、非耐力壁は2cm以上である。壁という名称だけで一括せず耐力壁かを確認する。 要点:令79条1項では非耐力壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・梁は3cm以上が原則となる。 根拠:建築基準法施行令 第79条。
問10
コンクリート躯体と鉄筋|土に接する部分と基礎重要度B同条2項の適用除外なし。布基礎の立上り部分のかぶり厚さの原則は4cm以上で、その他の基礎の6cm以上と区別する。
答え:○(正しい)
解説
正しい。基礎を全て6cmと覚えると立上り部分を誤る。捨てコンクリートを6cmに含めない点も確認する。 要点:令79条1項では直接土に接する壁等・布基礎立上りは4cm以上、その他の基礎は捨てコンクリートを除き6cm以上とする。 根拠:建築基準法施行令 第79条。
収録している全問から、分野・重要度で解く
区分所有法・再生158問、民法・登記88問、規約・管理実務80問、建物・設備118問、管理適正化法58問を収録。