2026年11月試験対応2026年4月1日施行法令基準情報の正確さへの取り組み

建物・設備

構造・耐力壁・荷重|原則・例外と判断の手順【2026年度試験対応】

躯体は建物の安全性を支える部分です。内装変更と構造部材の変更を区別し、工事前に確認すべき事項を整理します。建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。

要点 8件・基本問題 8・解説の確認問題 5問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結

2026年度試験対応。法令基準日:2026-04-01

まず押さえるポイント

躯体は建物の安全性を支える部分です。内装変更と構造部材の変更を区別し、工事前に確認すべき事項を整理します。建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。

法令基準日:2026-04-01 / 解説更新日:2026-09-09

設例を解く判断手順

条件をこの順に確認してから、各記述の正誤を判断します。

  1. 壁の位置でなく構造上の役割を確認する
  2. 追加荷重・開口による影響を確認する
  3. 図面と現況を照合して工法を選ぶ

根拠:建築基準法マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正)国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)建築基準法施行令

構造安全

建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。

確認例:建築物の構造安全を検討するとき、地震以外にも自重や風圧等を考慮する。

正しい。建築基準法20条は複数の荷重・外力を対象とする。地震に強ければ他の荷重を検討しなくてよいわけではない。

根拠:建築基準法

耐力壁

構造上重要な壁を撤去すると建物の耐震性等に影響するおそれがある。

確認例:住戸内の壁なら耐力壁であっても、構造安全を確認せず自由に撤去できる。

誤り。専有部分内の改装でも構造上主要な部分に影響する場合は安全性の確認が必要である。標準規約の承認も確認する。

根拠:建築基準法マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正)

構造図

改修の検討では構造図等で部材の位置や構造方式を確認する。

確認例:構造図を確認せず、見た目が薄い壁だから必ず撤去可能と判断してよい。

誤り。部材の役割は厚さの印象だけで確定しない。設計図書と現況調査の双方に基づき判断する。

根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)

増加荷重

設備や仕上げの追加は建物に作用する荷重を増やす場合がある。

確認例:屋上に新しい設備を設置する際は、追加荷重による躯体への影響も確認する。

正しい。既存建物の改修では用途・設備・仕上げの変更に伴う荷重を確認する。空いている場所だから設置可能とは限らない。

根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂)

配管貫通

構造耐力上主要な部分を貫通する配管は、構造耐力上支障を生じないようにする。

確認例:配管のためなら、柱や梁のどの位置にも構造検討なしで孔を開けられる。

誤り。建築基準法施行令129条の2の4第1項2号は構造上支障を生じないことを求める。工事の利便性を優先してよいわけではない。

根拠:建築基準法施行令

維持保全

建物の所有者・管理者・占有者には、敷地・構造・設備を適法な状態に維持するよう努める規定がある。

確認例:建築時に確認を受けた建物でも、その後の適切な維持保全が必要である。

正しい。建築基準法8条の維持保全である。新築時に適法だったことだけで将来の安全を保証しない。

根拠:建築基準法

設備追加の検討

屋上等の設備追加は荷重と既存躯体への影響を確認する。

確認例:屋上に設備を追加する案で、床に空き面積があることだけを確認し、設備重量や荷重の伝わり方を検討しなかった。この情報だけで構造安全を判断できる。

誤り。空間に納まることと構造部材が荷重に耐えることは別である。20条の荷重・外力への安全と現況を確認する。

根拠:建築基準法

梁の貫通

配管の貫通は構造耐力上支障のない方法とする。

確認例:配管を最短経路にするため梁へ孔を開ける計画では、施工距離が短いという利点と別に、位置・径等による構造への影響を確認する。

正しい。令129条の2の4第1項2号の構造上の制約を確認する。施工効率は構造安全の代替根拠にならない。

根拠:建築基準法施行令

設例の結論と判断を分けた条件

同じ論点でも、判断に使う条件を取り違えると結論が変わります。問題の数字や前提はこの教材の独自設例です。

構造・耐力壁・荷重の設例比較
設例記述の判定判断を決めた条件
設備追加の検討誤り空間に納まることと構造部材が荷重に耐えることは別である。20条の荷重・外力への安全と現況を確認する。
梁の貫通正しい令129条の2の4第1項2号の構造上の制約を確認する。施工効率は構造安全の代替根拠にならない。

根拠:建築基準法建築基準法施行令

オリジナル確認問題で判断する

○か×かを選び、理由を確認してください。実際の過去問を転載したものではありません。

  1. 1 建築物の構造安全を検討するとき、地震以外にも自重や風圧等を考慮する。

    根拠:資料1

  2. 2 住戸内の壁なら耐力壁であっても、構造安全を確認せず自由に撤去できる。

    根拠:資料1資料2

  3. 3 構造図を確認せず、見た目が薄い壁だから必ず撤去可能と判断してよい。

    根拠:資料1

  4. 4 屋上に設備を追加する案で、床に空き面積があることだけを確認し、設備重量や荷重の伝わり方を検討しなかった。この情報だけで構造安全を判断できる。

    根拠:資料1

  5. 5 配管を最短経路にするため梁へ孔を開ける計画では、施工距離が短いという利点と別に、位置・径等による構造への影響を確認する。

    根拠:資料1

この解説の一次資料

最重要ポイント

構造・耐力壁・荷重|構造安全

建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。 確認例:建築物の構造安全を検討するとき、地震以外にも自重や風圧等を考慮する。 正しい。建築基準法20条は複数の荷重・外力を対象とする。地震に強ければ他の荷重を検討しなくてよいわけではない。

覚え方構造安全:建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。

01構造・耐力壁・荷重の重要暗記項目

01
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|構造安全

建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。 確認例:建築物の構造安全を検討するとき、地震以外にも自重や風圧等を考慮する。 正しい。建築基準法20条は複数の荷重・外力を対象とする。地震に強ければ他の荷重を検討しなくてよいわけではない。

覚え方構造安全:建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。

ひっかけ注意建築基準法20条は複数の荷重・外力を対象とする。地震に強ければ他の荷重を検討しなくてよいわけではない。

02
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|耐力壁

構造上重要な壁を撤去すると建物の耐震性等に影響するおそれがある。 確認例:住戸内の壁なら耐力壁であっても、構造安全を確認せず自由に撤去できる。 誤り。専有部分内の改装でも構造上主要な部分に影響する場合は安全性の確認が必要である。標準規約の承認も確認する。

覚え方耐力壁:構造上重要な壁を撤去すると建物の耐震性等に影響するおそれがある。

ひっかけ注意専有部分内の改装でも構造上主要な部分に影響する場合は安全性の確認が必要である。標準規約の承認も確認する。

03
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|構造図

改修の検討では構造図等で部材の位置や構造方式を確認する。 確認例:構造図を確認せず、見た目が薄い壁だから必ず撤去可能と判断してよい。 誤り。部材の役割は厚さの印象だけで確定しない。設計図書と現況調査の双方に基づき判断する。

覚え方構造図:改修の検討では構造図等で部材の位置や構造方式を確認する。

ひっかけ注意部材の役割は厚さの印象だけで確定しない。設計図書と現況調査の双方に基づき判断する。

04
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|増加荷重

設備や仕上げの追加は建物に作用する荷重を増やす場合がある。 確認例:屋上に新しい設備を設置する際は、追加荷重による躯体への影響も確認する。 正しい。既存建物の改修では用途・設備・仕上げの変更に伴う荷重を確認する。空いている場所だから設置可能とは限らない。

覚え方増加荷重:設備や仕上げの追加は建物に作用する荷重を増やす場合がある。

ひっかけ注意既存建物の改修では用途・設備・仕上げの変更に伴う荷重を確認する。空いている場所だから設置可能とは限らない。

05
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|配管貫通

構造耐力上主要な部分を貫通する配管は、構造耐力上支障を生じないようにする。 確認例:配管のためなら、柱や梁のどの位置にも構造検討なしで孔を開けられる。 誤り。建築基準法施行令129条の2の4第1項2号は構造上支障を生じないことを求める。工事の利便性を優先してよいわけではない。

覚え方配管貫通:構造耐力上主要な部分を貫通する配管は、構造耐力上支障を生じないようにする。

ひっかけ注意建築基準法施行令129条の2の4第1項2号は構造上支障を生じないことを求める。工事の利便性を優先してよいわけではない。

06
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|維持保全

建物の所有者・管理者・占有者には、敷地・構造・設備を適法な状態に維持するよう努める規定がある。 確認例:建築時に確認を受けた建物でも、その後の適切な維持保全が必要である。 正しい。建築基準法8条の維持保全である。新築時に適法だったことだけで将来の安全を保証しない。

覚え方維持保全:建物の所有者・管理者・占有者には、敷地・構造・設備を適法な状態に維持するよう努める規定がある。

ひっかけ注意建築基準法8条の維持保全である。新築時に適法だったことだけで将来の安全を保証しない。

07
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|設備追加の検討

屋上等の設備追加は荷重と既存躯体への影響を確認する。 確認例:屋上に設備を追加する案で、床に空き面積があることだけを確認し、設備重量や荷重の伝わり方を検討しなかった。この情報だけで構造安全を判断できる。 誤り。空間に納まることと構造部材が荷重に耐えることは別である。20条の荷重・外力への安全と現況を確認する。

覚え方設備追加の検討:屋上等の設備追加は荷重と既存躯体への影響を確認する。

ひっかけ注意空間に納まることと構造部材が荷重に耐えることは別である。20条の荷重・外力への安全と現況を確認する。

08
重要度 B

構造・耐力壁・荷重|梁の貫通

配管の貫通は構造耐力上支障のない方法とする。 確認例:配管を最短経路にするため梁へ孔を開ける計画では、施工距離が短いという利点と別に、位置・径等による構造への影響を確認する。 正しい。令129条の2の4第1項2号の構造上の制約を確認する。施工効率は構造安全の代替根拠にならない。

覚え方梁の貫通:配管の貫通は構造耐力上支障のない方法とする。

ひっかけ注意令129条の2の4第1項2号の構造上の制約を確認する。施工効率は構造安全の代替根拠にならない。

建物・設備の暗記表をすべて見る →

覚える数字と、狙われる引っかけ

  • ひっかけ専有部分内の改装でも構造上主要な部分に影響する場合は安全性の確認が必要である。標準規約の承認も確認する。
  • ひっかけ部材の役割は厚さの印象だけで確定しない。設計図書と現況調査の双方に基づき判断する。
  • ひっかけ建築基準法施行令129条の2の4第1項2号は構造上支障を生じないことを求める。工事の利便性を優先してよいわけではない。
  • ひっかけ空間に納まることと構造部材が荷重に耐えることは別である。20条の荷重・外力への安全と現況を確認する。

02試験で正誤を分けるチェック順

  1. 1
    建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  2. 2
    構造上重要な壁を撤去すると建物の耐震性等に影響するおそれがある。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  3. 3
    改修の検討では構造図等で部材の位置や構造方式を確認する。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  4. 4
    設備や仕上げの追加は建物に作用する荷重を増やす場合がある。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  5. 5
    構造耐力上主要な部分を貫通する配管は、構造耐力上支障を生じないようにする。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  6. 6
    建物の所有者・管理者・占有者には、敷地・構造・設備を適法な状態に維持するよう努める規定がある。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  7. 7
    屋上等の設備追加は荷重と既存躯体への影響を確認する。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  8. 8
    配管の貫通は構造耐力上支障のない方法とする。

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

03この論点の根拠

内容の基準日
2026-04-01
復習方法
要点を確認した後、○×一問一答で条件の違いを見分ける

法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。

問題演習

構造・耐力壁・荷重の○×一問一答

1/8解答 0・正解 0

建物・設備重要度 B

構造・耐力壁・荷重|構造安全

建築物の構造安全を検討するとき、地震以外にも自重や風圧等を考慮する。

構造・耐力壁・荷重○×一問一答8問|問題と解説

この論点で収録している8問を、正誤と解説つきで通して読めます。 上の演習で迷った問題を見直すときに使ってください。

  1. 1

    構造・耐力壁・荷重|構造安全重要度B

    建築物の構造安全を検討するとき、地震以外にも自重や風圧等を考慮する。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。建築基準法20条は複数の荷重・外力を対象とする。地震に強ければ他の荷重を検討しなくてよいわけではない。 要点:建築物は自重・積載荷重・積雪・風圧・地震等に対し安全な構造でなければならない。 根拠:建築基準法 第20条。

  2. 2

    構造・耐力壁・荷重|耐力壁重要度B

    住戸内の壁なら耐力壁であっても、構造安全を確認せず自由に撤去できる。

    答え:×(誤り)

    解説

    誤り。専有部分内の改装でも構造上主要な部分に影響する場合は安全性の確認が必要である。標準規約の承認も確認する。 要点:構造上重要な壁を撤去すると建物の耐震性等に影響するおそれがある。 根拠:建築基準法 第20条/マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第17条。

  3. 3

    構造・耐力壁・荷重|構造図重要度B

    構造図を確認せず、見た目が薄い壁だから必ず撤去可能と判断してよい。

    答え:×(誤り)

    解説

    誤り。部材の役割は厚さの印象だけで確定しない。設計図書と現況調査の双方に基づき判断する。 要点:改修の検討では構造図等で部材の位置や構造方式を確認する。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) 耐震診断・躯体の耐震改修。

  4. 4

    構造・耐力壁・荷重|増加荷重重要度B

    屋上に新しい設備を設置する際は、追加荷重による躯体への影響も確認する。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。既存建物の改修では用途・設備・仕上げの変更に伴う荷重を確認する。空いている場所だから設置可能とは限らない。 要点:設備や仕上げの追加は建物に作用する荷重を増やす場合がある。 根拠:国土交通省 マンション改修マニュアル(令和8年3月改訂) 設備追加時の積載荷重。

  5. 5

    構造・耐力壁・荷重|配管貫通重要度B

    配管のためなら、柱や梁のどの位置にも構造検討なしで孔を開けられる。

    答え:×(誤り)

    解説

    誤り。建築基準法施行令129条の2の4第1項2号は構造上支障を生じないことを求める。工事の利便性を優先してよいわけではない。 要点:構造耐力上主要な部分を貫通する配管は、構造耐力上支障を生じないようにする。 根拠:建築基準法施行令 第129条の2の4。

  6. 6

    構造・耐力壁・荷重|維持保全重要度B

    建築時に確認を受けた建物でも、その後の適切な維持保全が必要である。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。建築基準法8条の維持保全である。新築時に適法だったことだけで将来の安全を保証しない。 要点:建物の所有者・管理者・占有者には、敷地・構造・設備を適法な状態に維持するよう努める規定がある。 根拠:建築基準法 第8条。

  7. 7

    構造・耐力壁・荷重|設備追加の検討重要度B

    屋上に設備を追加する案で、床に空き面積があることだけを確認し、設備重量や荷重の伝わり方を検討しなかった。この情報だけで構造安全を判断できる。

    答え:×(誤り)

    解説

    誤り。空間に納まることと構造部材が荷重に耐えることは別である。20条の荷重・外力への安全と現況を確認する。 要点:屋上等の設備追加は荷重と既存躯体への影響を確認する。 根拠:建築基準法 第20条。

  8. 8

    構造・耐力壁・荷重|梁の貫通重要度B

    配管を最短経路にするため梁へ孔を開ける計画では、施工距離が短いという利点と別に、位置・径等による構造への影響を確認する。

    答え:○(正しい)

    解説

    正しい。令129条の2の4第1項2号の構造上の制約を確認する。施工効率は構造安全の代替根拠にならない。 要点:配管の貫通は構造耐力上支障のない方法とする。 根拠:建築基準法施行令 第129条の2の4。

次の学習

収録している全問から、分野・重要度で解く

区分所有法・再生158問、民法・登記88問、規約・管理実務80問、建物・設備118問、管理適正化法58問を収録。

○×一問一答