建物・設備
長期修繕計画|原則・例外と判断の手順【2026年度試験対応】
工事項目・周期・費用と積立金の見通しを合わせて計画します。計画は作って終わりではなく、調査と見直しが必要です。ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。
要点 8件・基本問題 8問・解説の確認問題 5問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結
2026年度試験対応。法令基準日:2026-04-01。
まず押さえるポイント
工事項目・周期・費用と積立金の見通しを合わせて計画します。計画は作って終わりではなく、調査と見直しが必要です。ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。
法令基準日:2026-04-01 / 解説更新日:2026-09-09
設例を解く判断手順
条件をこの順に確認してから、各記述の正誤を判断します。
- 計画期間と大規模修繕回数を両方確認する
- 工事費と積立収入を年度別に対比する
- 調査・物価変化を踏まえて見直す
根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂)長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂)長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂)マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正)
計画期間
ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。
確認例:ガイドラインの長期修繕計画は、30年以上という年数だけでなく大規模修繕2回を含むことも確認する。
正しい。年数だけを満たしても十分とは限らない。二つの条件を合わせて計画期間を検討する。
見直し
長期修繕計画は5年程度ごとに調査・診断等を行い見直す考え方が示される。
確認例:一度作成した長期修繕計画は、物価や劣化が変化しても30年間変更しないことが推奨される。
誤り。計画の不確定要素を定期的に見直し、工事項目・費用・積立金の水準を更新する。
対象範囲
長期修繕計画は主に敷地・共用部分等を対象とし、専有配管を一体的に扱う場合は条件を明確にする。
確認例:共用配管と専有配管を同時に工事する計画では、工事範囲や費用負担の整理が必要である。
正しい。配管を物理的につなげて施工することと、所有・費用負担の区分をなくすことは別である。
概算費用
計画の推定修繕工事費は、数量や単価等の前提を置いて算出する。
確認例:推定修繕工事費は将来の実際の契約金額を完全に保証する数字である。
誤り。物価・仕様・劣化等により実費は変動する。概算の前提と実際の発注時の確認を分ける。
資金計画
修繕工事の予定と修繕積立金等の収入を対比し、資金の不足を確認する。
確認例:総工事費の見積りだけがあれば、各年の資金残高や不足を調べる必要はない。
誤り。工事が集中する年の残高や借入れ・増額等も関係する。総額が同じでも時期により資金繰りが異なる。
総会の承認
標準規約では長期修繕計画の作成・変更を総会決議事項とする。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。長期修繕計画の作成や変更には、標準規約48条の総会決議を確認する。
正しい。専門家や管理会社が案を作っても、それだけで組合の意思決定が済むわけではない。
期間と回数
計画期間は30年以上かつ大規模修繕工事2回を含む期間以上を確認する。
確認例:30年の計画期間に大規模修繕工事が1回だけ含まれる案は、30年という数字だけでガイドラインの期間条件を満たす。
誤り。二つの条件を同時に満たす必要がある。計画開始時点と修繕周期により2回目が期間外になる場合を確認する。
年ごとの資金不足
総収入が総支出を上回っても途中年の資金不足は起こり得る。
確認例:計画期間末の総収入が総支出を上回る案でも、工事代金支払時点の残高が不足する場合があるため年度別の収支を確認する。
正しい。積立収入は時間をかけて入る一方、工事費は特定年に集中する。期間全体の総額と支払時点の資金繰りを分ける。
設例の結論と判断を分けた条件
同じ論点でも、判断に使う条件を取り違えると結論が変わります。問題の数字や前提はこの教材の独自設例です。
| 設例 | 記述の判定 | 判断を決めた条件 |
|---|---|---|
| 期間と回数 | 誤り | 二つの条件を同時に満たす必要がある。計画開始時点と修繕周期により2回目が期間外になる場合を確認する。 |
| 年ごとの資金不足 | 正しい | 積立収入は時間をかけて入る一方、工事費は特定年に集中する。期間全体の総額と支払時点の資金繰りを分ける。 |
オリジナル確認問題で判断する
○か×かを選び、理由を確認してください。実際の過去問を転載したものではありません。
この解説の一次資料
- 長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂)確認日:2026-09-09
- 長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂)確認日:2026-09-09
- 長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂)確認日:2026-09-09
- マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正)確認日:2026-09-09
長期修繕計画|計画期間
ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。 確認例:ガイドラインの長期修繕計画は、30年以上という年数だけでなく大規模修繕2回を含むことも確認する。 正しい。年数だけを満たしても十分とは限らない。二つの条件を合わせて計画期間を検討する。
覚え方計画期間:ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。
01長期修繕計画の重要暗記項目
長期修繕計画|計画期間
ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。 確認例:ガイドラインの長期修繕計画は、30年以上という年数だけでなく大規模修繕2回を含むことも確認する。 正しい。年数だけを満たしても十分とは限らない。二つの条件を合わせて計画期間を検討する。
覚え方計画期間:ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。
ひっかけ注意年数だけを満たしても十分とは限らない。二つの条件を合わせて計画期間を検討する。
長期修繕計画|見直し
長期修繕計画は5年程度ごとに調査・診断等を行い見直す考え方が示される。 確認例:一度作成した長期修繕計画は、物価や劣化が変化しても30年間変更しないことが推奨される。 誤り。計画の不確定要素を定期的に見直し、工事項目・費用・積立金の水準を更新する。
覚え方見直し:長期修繕計画は5年程度ごとに調査・診断等を行い見直す考え方が示される。
ひっかけ注意計画の不確定要素を定期的に見直し、工事項目・費用・積立金の水準を更新する。
長期修繕計画|対象範囲
長期修繕計画は主に敷地・共用部分等を対象とし、専有配管を一体的に扱う場合は条件を明確にする。 確認例:共用配管と専有配管を同時に工事する計画では、工事範囲や費用負担の整理が必要である。 正しい。配管を物理的につなげて施工することと、所有・費用負担の区分をなくすことは別である。
覚え方対象範囲:長期修繕計画は主に敷地・共用部分等を対象とし、専有配管を一体的に扱う場合は条件を明確にする。
ひっかけ注意配管を物理的につなげて施工することと、所有・費用負担の区分をなくすことは別である。
長期修繕計画|概算費用
計画の推定修繕工事費は、数量や単価等の前提を置いて算出する。 確認例:推定修繕工事費は将来の実際の契約金額を完全に保証する数字である。 誤り。物価・仕様・劣化等により実費は変動する。概算の前提と実際の発注時の確認を分ける。
覚え方概算費用:計画の推定修繕工事費は、数量や単価等の前提を置いて算出する。
ひっかけ注意物価・仕様・劣化等により実費は変動する。概算の前提と実際の発注時の確認を分ける。
長期修繕計画|資金計画
修繕工事の予定と修繕積立金等の収入を対比し、資金の不足を確認する。 確認例:総工事費の見積りだけがあれば、各年の資金残高や不足を調べる必要はない。 誤り。工事が集中する年の残高や借入れ・増額等も関係する。総額が同じでも時期により資金繰りが異なる。
覚え方資金計画:修繕工事の予定と修繕積立金等の収入を対比し、資金の不足を確認する。
ひっかけ注意工事が集中する年の残高や借入れ・増額等も関係する。総額が同じでも時期により資金繰りが異なる。
長期修繕計画|総会の承認
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。標準規約では長期修繕計画の作成・変更を総会決議事項とする。 確認例:長期修繕計画の作成や変更には、標準規約48条の総会決議を確認する。 正しい。専門家や管理会社が案を作っても、それだけで組合の意思決定が済むわけではない。
覚え方総会の承認:標準規約では長期修繕計画の作成・変更を総会決議事項とする。
ひっかけ注意専門家や管理会社が案を作っても、それだけで組合の意思決定が済むわけではない。
長期修繕計画|期間と回数
計画期間は30年以上かつ大規模修繕工事2回を含む期間以上を確認する。 確認例:30年の計画期間に大規模修繕工事が1回だけ含まれる案は、30年という数字だけでガイドラインの期間条件を満たす。 誤り。二つの条件を同時に満たす必要がある。計画開始時点と修繕周期により2回目が期間外になる場合を確認する。
覚え方期間と回数:計画期間は30年以上かつ大規模修繕工事2回を含む期間以上を確認する。
ひっかけ注意二つの条件を同時に満たす必要がある。計画開始時点と修繕周期により2回目が期間外になる場合を確認する。
長期修繕計画|年ごとの資金不足
総収入が総支出を上回っても途中年の資金不足は起こり得る。 確認例:計画期間末の総収入が総支出を上回る案でも、工事代金支払時点の残高が不足する場合があるため年度別の収支を確認する。 正しい。積立収入は時間をかけて入る一方、工事費は特定年に集中する。期間全体の総額と支払時点の資金繰りを分ける。
覚え方年ごとの資金不足:総収入が総支出を上回っても途中年の資金不足は起こり得る。
ひっかけ注意積立収入は時間をかけて入る一方、工事費は特定年に集中する。期間全体の総額と支払時点の資金繰りを分ける。
覚える数字と、狙われる引っかけ
- ひっかけ計画の不確定要素を定期的に見直し、工事項目・費用・積立金の水準を更新する。
- ひっかけ物価・仕様・劣化等により実費は変動する。概算の前提と実際の発注時の確認を分ける。
- ひっかけ工事が集中する年の残高や借入れ・増額等も関係する。総額が同じでも時期により資金繰りが異なる。
- ひっかけ二つの条件を同時に満たす必要がある。計画開始時点と修繕周期により2回目が期間外になる場合を確認する。
02試験で正誤を分けるチェック順
- 1ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 2長期修繕計画は5年程度ごとに調査・診断等を行い見直す考え方が示される。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 3長期修繕計画は主に敷地・共用部分等を対象とし、専有配管を一体的に扱う場合は条件を明確にする。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 4計画の推定修繕工事費は、数量や単価等の前提を置いて算出する。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 5修繕工事の予定と修繕積立金等の収入を対比し、資金の不足を確認する。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 6標準規約では長期修繕計画の作成・変更を総会決議事項とする。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 7計画期間は30年以上かつ大規模修繕工事2回を含む期間以上を確認する。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 8総収入が総支出を上回っても途中年の資金不足は起こり得る。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
03この論点の根拠
- 内容の基準日
- 2026-04-01
- 復習方法
- 要点を確認した後、○×一問一答で条件の違いを見分ける
法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。
問題演習
長期修繕計画の○×一問一答
1/8問解答 0・正解 0
建物・設備重要度 B
長期修繕計画|計画期間
ガイドラインの長期修繕計画は、30年以上という年数だけでなく大規模修繕2回を含むことも確認する。
長期修繕計画の○×一問一答8問|問題と解説
この論点で収録している8問を、正誤と解説つきで通して読めます。 上の演習で迷った問題を見直すときに使ってください。
問1
長期修繕計画|計画期間重要度Bガイドラインの長期修繕計画は、30年以上という年数だけでなく大規模修繕2回を含むことも確認する。
答え:○(正しい)
解説
正しい。年数だけを満たしても十分とは限らない。二つの条件を合わせて計画期間を検討する。 要点:ガイドラインでは30年以上で、かつ大規模修繕工事が2回含まれる期間以上を計画期間とする。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 計画期間の設定。
問2
長期修繕計画|見直し重要度B一度作成した長期修繕計画は、物価や劣化が変化しても30年間変更しないことが推奨される。
答え:×(誤り)
解説
誤り。計画の不確定要素を定期的に見直し、工事項目・費用・積立金の水準を更新する。 要点:長期修繕計画は5年程度ごとに調査・診断等を行い見直す考え方が示される。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 長期修繕計画の見直し。
問3
長期修繕計画|対象範囲重要度B共用配管と専有配管を同時に工事する計画では、工事範囲や費用負担の整理が必要である。
答え:○(正しい)
解説
正しい。配管を物理的につなげて施工することと、所有・費用負担の区分をなくすことは別である。 要点:長期修繕計画は主に敷地・共用部分等を対象とし、専有配管を一体的に扱う場合は条件を明確にする。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 専有配管を含める場合の計画項目。
問4
長期修繕計画|概算費用重要度B推定修繕工事費は将来の実際の契約金額を完全に保証する数字である。
答え:×(誤り)
解説
誤り。物価・仕様・劣化等により実費は変動する。概算の前提と実際の発注時の確認を分ける。 要点:計画の推定修繕工事費は、数量や単価等の前提を置いて算出する。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 推定修繕工事費の算定。
問5
長期修繕計画|資金計画重要度B総工事費の見積りだけがあれば、各年の資金残高や不足を調べる必要はない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。工事が集中する年の残高や借入れ・増額等も関係する。総額が同じでも時期により資金繰りが異なる。 要点:修繕工事の予定と修繕積立金等の収入を対比し、資金の不足を確認する。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 収支計画の検討。
問6
長期修繕計画|総会の承認重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。長期修繕計画の作成や変更には、標準規約48条の総会決議を確認する。
答え:○(正しい)
解説
正しい。専門家や管理会社が案を作っても、それだけで組合の意思決定が済むわけではない。 要点:標準規約では長期修繕計画の作成・変更を総会決議事項とする。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第48条。
問7
長期修繕計画|期間と回数重要度B30年の計画期間に大規模修繕工事が1回だけ含まれる案は、30年という数字だけでガイドラインの期間条件を満たす。
答え:×(誤り)
解説
誤り。二つの条件を同時に満たす必要がある。計画開始時点と修繕周期により2回目が期間外になる場合を確認する。 要点:計画期間は30年以上かつ大規模修繕工事2回を含む期間以上を確認する。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 計画期間の設定。
問8
長期修繕計画|年ごとの資金不足重要度B計画期間末の総収入が総支出を上回る案でも、工事代金支払時点の残高が不足する場合があるため年度別の収支を確認する。
答え:○(正しい)
解説
正しい。積立収入は時間をかけて入る一方、工事費は特定年に集中する。期間全体の総額と支払時点の資金繰りを分ける。 要点:総収入が総支出を上回っても途中年の資金不足は起こり得る。 根拠:長期修繕計画作成ガイドライン(令和6年6月改訂) 収支計画の検討。
収録している全問から、分野・重要度で解く
区分所有法・再生158問、民法・登記88問、規約・管理実務80問、建物・設備118問、管理適正化法58問を収録。