資格・キャリア2026年版
1級キャリアコンサルティング技能士とは|受検資格・試験・合格率【2026年版】
2026年版の解説です。手続・費用・統計の対象時点は、本文と各出典に記載しています。
1級キャリアコンサルティング技能士は、国の技能検定「キャリアコンサルティング職種」の1級に合格した人の称号です。厚生労働省は1級を指導者レベルと位置づけています。この記事では、指定試験機関の公表資料と法令で、1級の受検資格、学科・論述・面接の中身、第13〜15回の合格率、国家資格キャリアコンサルタントとの関係を確かめます。2級との違いや国家資格との比べ方は別の記事で扱い、ここでは1級に絞ります。
- 公開日
- 2026年11月8日
- 更新日
- 2026年11月8日
- 読了目安
- 約13分
- 法令基準日
- 2026年4月1日
- 情報確認日
- 2026年11月8日

先に結論
1級は実務経験10年以上(キャリアコンサルタントなら8年以上、2級合格者は合格後3年以上)で受検でき、学科(五肢択一50問・100分・70点以上)と実技(論述80分、面接はロールプレイ30分と口頭試問9分、各60点以上)の両方に合格すると技能士になります。実施は年1回で、第15回の合格率は学科48.83%、実技8.54%、技能士は77人でした。実技の面接では、受検者が事例指導者の役になり、キャリアコンサルタントを指導します。
迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます
- 受検資格:実務10年以上が基本。キャリアコンサルタントは8年、2級合格者は合格後3年
- 試験:学科は五肢択一50問・70点以上、実技は論述と面接がそれぞれ60点以上
- 合格率:第13〜15回の実技は6.55%〜8.97%。技能士は1回あたり67〜77人
- 国家資格の名称を使うには登録が別に要る。1級合格で更新の技能講習30時間が免除
01結論:1級は指導者レベルの技能検定。学科と実技の両方に合格して名乗る
1級キャリアコンサルティング技能士は、技能検定のキャリアコンサルティング職種で1級に合格した人が名乗れる称号です。厚生労働省のキャリアコンサルタントWebサイトは、技能検定の1級を指導者レベル、2級を熟練レベルとし、どちらも国家資格キャリアコンサルタントに求められるレベルより上位に位置づけています。
試験は学科と実技に分かれ、実技は論述と面接の2つです。両方に合格すると技能士の称号が付きます。実施は年1回(後期)だけで、次の第16回は学科と論述が2026年12月13日、面接が2027年1月〜2月、合格発表が2027年3月17日です。
1級の特徴は、面接で受検者が「事例指導者」の役になることです。相談者を支援する場面ではなく、キャリアコンサルタント役の試験係員から事例を聞き、指導する場面を演じます。ここが2級や国家資格との大きな違いです。相談がうまくできるだけで合格できる試験ではありません。
021級の位置づけ:技能検定の等級と、法律が定める称号
技能検定は、職業能力開発促進法44条にもとづき、厚生労働大臣が職種ごとに等級に区分して行う国家検定です。同法施行規則の別表は、キャリアコンサルティング職種の等級を1級と2級の2つと定めています。厚生労働省によると、技能検定は全部で133職種あり、そのうち22職種を指定試験機関が実施しています(令和8年3月3日時点)。
1級の出題範囲の資料は、合格に必要な程度を「キャリアコンサルティングの職種における上級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度」としています。合格者は法50条により技能士と称することができます。
国家資格キャリアコンサルタントとは制度が別で、1級は国家資格の上の級ではありません。2つの制度の比べ方は、国家資格と2級技能士の違いを扱う記事にまとめています。
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| 項目 | 内容 | 根拠・出典 |
|---|---|---|
| 制度 | 技能検定(キャリアコンサルティング職種) | 職業能力開発促進法44条 |
| 等級 | 1級・2級の2つ | 同法施行規則 別表 |
| 技能の程度 | 上級の技能者が通常有すべき技能と知識 | 1級の出題範囲の資料 |
| レベル | 指導者レベル(2級は熟練レベル) | 厚生労働省FAQ |
| 実施 | 年1回(後期)。指定試験機関が実施 | 試験日程 |
| 称号 | 1級キャリアコンサルティング技能士 | 法50条 |
| 技能士数 | 864人(2026年9月30日現在) | 技能士数の公表資料 |
この節・表の確認資料: キャリアコンサルティング技能士数(2026年9月30日現在)(確認日 2026年11月8日)/1級 試験科目及びその範囲並びにその細目(確認日 2026年11月8日)/厚生労働省 キャリアコンサルタントWebサイト「よくあるご質問」(確認日 2026年11月8日)/厚生労働省「技能検定制度について」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「職業能力開発促進法」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「職業能力開発促進法施行規則」(確認日 2026年11月8日)
03実施機関:キャリアコンサルティング協議会が指定試験機関として行う
1級の試験を実施しているのは、厚生労働大臣の指定試験機関である特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会です。法47条は、厚生労働大臣が指定試験機関に技能検定試験の業務を行わせることができるとしています。ただし、合格の決定に関する業務は指定試験機関に任せる範囲から除かれています。
受検案内、申請、試験日程、合格発表、過去問題は、協議会の技能検定サイトにまとまっています。国家資格キャリアコンサルタント試験のサイトとは別のサイトなので、申請の前に開いているページを確認してください。
過去問題は直近3回分が公開されています。1級は学科の問題と正答、論述の問題と解答用紙、面接のロールプレイケースが載っていますが、論述の模範解答は公開されていません。
04受検資格:実務10年が基本。キャリアコンサルタントは8年、2級合格者は3年
1級の受検資格は6つあり、どれか1つを満たせば受検できます。基本は10年以上の実務経験です。大学で検定職種に関する科目を20単位以上修得して卒業した人や、キャリアコンサルタント試験の受験要件となる厚生労働大臣認定の講習を修了した人は9年以上になります。
大学院で関連科目を8単位以上修得して修了した人と、キャリアコンサルタント試験に合格した人またはキャリアコンサルタントである人は、8年以上です。2級の技能検定に合格した人は、合格した後に3年以上の実務経験があれば受検できます。
注意が必要なのは、2級合格者のルートの3年が「合格後」の年数である点です。2級に合格する前の経験は、このルートの3年に数えません。合格前の経験が長い人は、10年以上や8年以上のルートのほうが早く満たせることもあります。
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| No. | 条件 | 必要な実務経験 |
|---|---|---|
| 1 | 実務経験のみ | 10年以上 |
| 2 | 大学で検定職種に関する科目を20単位以上修得し卒業 | 9年以上 |
| 3 | 厚生労働大臣が認定する講習(または同等以上の講習)を修了 | 9年以上 |
| 4 | 大学院で検定職種に関する科目を8単位以上修得し修了 | 8年以上 |
| 5 | キャリアコンサルタント試験に合格、またはキャリアコンサルタント | 8年以上 |
| 6 | 2級の技能検定に合格 | 合格後3年以上 |
この節・表の確認資料: キャリアコンサルティング技能検定「受検概要」(確認日 2026年11月8日)
05実務経験の数え方:自発的な相談を月1回程度以上受けていたか
協議会の資料は、実務経験を、労働者の職業選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上について、相談者の希望に応じて行う相談に、継続的反復的に(おおむね月に1回以上)携わった経験としています。人事部やハローワークに所属していた事実だけでは、実務経験とはみなされません。
人事考課面談や採用面談、セミナー講師、一方的な情報提供、ヒアリングだけの業務、コーチングは該当しません。後輩キャリアコンサルタントへのスーパーバイザーの経験も、受検資格の実務経験には数えないと例示されています。1級は指導の試験ですが、受検資格で問われるのは自分が相談を受けた経験です。
申請書には、相談の対象、相談の概要、相談の頻度の3つを書く必要があります。同じ時期に複数の所属で相談をしていた場合、重なった期間は二重に数えません。年数がぎりぎりの人は、申請の前に資料の記入例と照らし合わせてください。
06学科試験:五肢択一50問・100分で70点以上
1級の学科試験は、五肢択一のマークシート方式で50問、試験時間は100分です。合格基準は100点満点で70点以上、受検手数料は11,200円(非課税)です。2級と国家資格の学科は四肢択一なので、選択肢が1つ多くなります。
出題範囲には、キャリア理論、カウンセリング理論、職業能力開発、企業のキャリア形成支援、労働市場、労働関係法令、学校教育、メンタルヘルスなどが並びます。1級の範囲で目立つのは「教育指導及び事例指導」の項目です。指導者のあり方、指導計画、指導法、指導の評価方法、事例指導(スーパービジョン)での事例の書き方と捉え方などが細目に挙がっています。
2026年度の試験の法令基準日は2026年4月1日で、その時点で施行されている法令にもとづいて解答します。ただし、時事的な問題は基準日にかかわらず出題される可能性があります。
07実技の論述:80分で1ケース。相談者と事例相談者の両方の問題を書く
論述は記述式で1ケース、試験時間は80分、合格基準は100点満点で60点以上です。第15回(2025年12月)の問題用紙では、出題形式は記述式5問で、キャリアコンサルタントが事例指導を受けるためにまとめた事例を読んで答える形でした。
第15回の5問は、相談者が訴えた問題、見立てにもとづいて相談者自身が取り組むべきこと、相談者が活用できる社会的ネットワーク、事例相談者(キャリアコンサルタント)の対応の問題、その問題に対する事例指導での具体的な指導方法、という順でした。前半は相談者、後半はキャリアコンサルタントについて問われます。
協議会が公表した第15回の受検者の傾向では、設問の主語を取り違え、相談者の問題とキャリアコンサルタントの問題が混ざった回答が指摘されています。一方で、指導方法を複数並べすぎて、ねらいが見えない回答も挙げられています。設問ごとに「誰の問題か」を区別して書くことが重要です。
08実技の面接:事例指導者としてロールプレイ30分、口頭試問9分
面接は、ロールプレイ30分と口頭試問9分です。事例は3ケースのうち1ケースが出題されます。受検者は、民間の相談機関などで実践しながら、キャリアコンサルタントの事例指導をしている人という設定で、試験係員が演じる事例相談者を指導します。
最初に受検者が1分程度で自己紹介(専門領域や理論的な立場)をし、事例相談者に事例の説明を求めます。その後の進め方は自由ですが、教育指導関係を築き、事例相談者の問題を把握し、育成の目標を立てて具体的に指導するよう求められています。口頭試問では、ロールプレイの振り返りや、事例相談者の問題をどう共有したかなどを問われます。
合格基準は100点満点で60点以上です。ただし、評価区分の基本的態度、関係構築力、問題把握力、具体的展開力の4区分ごとに、満点の60%以上が必要です。合計点が60点を超えても、1つの区分が足りなければ合格できません。
091級と2級の試験の違い:役割と時間が変わる
2級の面接では、受検者はキャリアコンサルタント役として相談を行います。1級では事例指導者の役になり、相談そのものではなく、相談をしたキャリアコンサルタントへの指導を評価されます。試験時間も、論述が60分から80分、ロールプレイが20分から30分、口頭試問が7分から9分に延びます。

学科は1級が五肢択一、2級が四肢択一で、どちらも50問・100分・70点以上です。実技の合格基準は、どちらも論述と面接がそれぞれ100点満点で60点以上で、評価区分ごとに60%以上が必要です。受検手数料は、学科がどちらも11,200円、実技が1級33,500円、2級29,900円です。
2級を受けるか1級に進むかの判断は、制度の比較の記事で扱っています。ここでは、1級の準備で増える部分が「指導する側の視点」だという点だけ押さえてください。
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| 項目 | 1級 | 2級 |
|---|---|---|
| 学科 | 五肢択一50問・100分・70点以上 | 四肢択一50問・100分・70点以上 |
| 論述 | 記述式1ケース・80分・60点以上 | 記述式1ケース・60分・60点以上 |
| 面接の役 | 事例指導者(指導を行う) | キャリアコンサルタント(相談を行う) |
| 面接の時間 | ロールプレイ30分+口頭試問9分 | ロールプレイ20分+口頭試問7分 |
| 受検手数料 | 学科11,200円・実技33,500円 | 学科11,200円・実技29,900円 |
| 実施 | 年1回(後期) | 年2回(前期・後期) |
この節・表の確認資料: キャリアコンサルティング技能検定「受検概要」(確認日 2026年11月8日)/キャリアコンサルティング技能検定「試験日程」(確認日 2026年11月8日)
10合格率:学科は35%〜62%、実技は6%〜9%で推移
協議会が公表した試験結果データでは、第15回(2025年度後期)の学科は受検者561人のうち292人が合格し、合格率は48.83%でした。実技は1,045人のうち92人で8.54%です。学科と実技の両方に合格して技能士になったのは77人でした。
第14回は学科61.56%、実技6.55%、第13回は学科35.66%、実技8.97%です。学科の合格率は回によって大きく動きますが、実技は3回とも10%を下回っています。1級の難しさは、ほぼ実技にあると読めます。
技能士の人数が実技の合格者数より多い回があるのは、前の回で実技に一部合格し、実技を免除されて学科だけ受けた人が含まれるためです。ただし、合格率は「その回に受けた人のうち何人が合格したか」なので、一人の人が何回で合格したかは、この数字からはわかりません。
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| 回(年度) | 学科:受検者→合格(率) | 実技:受検者→合格(率) | 技能士 |
|---|---|---|---|
| 第15回(2025年度後期) | 561人→292人(48.83%) | 1,045人→92人(8.54%) | 77人(累計864人) |
| 第14回(2024年度後期) | 647人→418人(61.56%) | 914人→62人(6.55%) | 77人(累計773人) |
| 第13回(2023年度後期) | 476人→184人(35.66%) | 907人→84人(8.97%) | 67人(累計693人) |
この節・表の確認資料: キャリアコンサルティング技能検定「合格発表」(確認日 2026年11月8日)/2025年度後期 1級(第15回)試験結果(確認日 2026年11月8日)/2024年度後期 1級(第14回)試験結果(確認日 2026年11月8日)/2023年度後期 1級(第13回)試験結果(確認日 2026年11月8日)
11どんな人が受けているか:2級合格者が最も多く、平均は56歳
第15回の申込者は1,163人でした。受検資格別では、2級合格後に実務3年以上のルートが475人で最も多く、実務経験10年以上が407人、キャリアコンサルタントで実務8年以上が275人でした。大学・大学院のルートの申込者は0人でした。
技能士になった77人の内訳は、2級合格者のルートが38人、実務10年以上が26人、キャリアコンサルタントのルートが13人です。申込者の平均年齢は56.03歳、平均の実務経験年数は12.38年でした。
申込者のうち、学科を免除された人は429人いました。前の回までに学科に一部合格し、実技だけを受け直している人が多いことを示しています。1級は、学科に先に合格し、実技に何度か挑む人が少なくない試験です。
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| 受検資格 | 申込者 | 学科合格 | 実技合格 | 総合合格 |
|---|---|---|---|---|
| 実務経験10年以上 | 407人 | 89人 | 29人 | 26人 |
| 講習修了+実務9年以上 | 6人 | 1人 | 2人 | 0人 |
| キャリアコンサルタント+実務8年以上 | 275人 | 91人 | 19人 | 13人 |
| 2級合格+合格後の実務3年以上 | 475人 | 111人 | 42人 | 38人 |
| 合計(大学・大学院のルートは0人) | 1,163人 | 292人 | 92人 | 77人 |
この節・表の確認資料: 2025年度後期 1級(第15回)試験結果(確認日 2026年11月8日)
12一部合格と免除:合格した試験は翌々年度末まで免除
学科か実技の片方だけに合格した人には、一部合格証書が発行されます。一部合格した試験は、合格した試験の実施日の翌々年度末までに行われる1級の試験で免除されます。期間内にもう一方に合格すれば、技能士の称号が付きます。
1級は年1回の実施なので、2025年12月の第15回で学科に一部合格した人の免除は、2027年度末までに行われる試験、つまり第16回と第17回が対象になると読めます。回数で数えると2回です。有効期限を過ぎると、両方を受け直す必要があります。
免除の基準の資料では、1級の技能検定に合格した人は2級の学科試験の全部が免除されるなど、級をまたいだ免除も定められています。自分の一部合格がどの試験に使えるかは、合格証書の日付と資料で確認してください。
13国家資格との関係:名称を使うには登録が別に必要
1級に合格しても、それだけで「キャリアコンサルタント」と名乗ることはできません。厚生労働省のFAQは、技能士であってもキャリアコンサルタントと名乗るには国家資格への登録が必要だとしています。施行規則48条の5は、技能検定の学科または実技に合格した人について、国家試験の対応する試験を免除すると定めています。
すでにキャリアコンサルタントとして登録している人には、更新の負担が軽くなる効果があります。施行規則48条の17は、1級に合格した人の技能講習(30時間)を免除しています。登録の後に1級または2級に合格した場合は、合格から5年以内の更新で、知識講習(8時間)も含めて講習が免除されます。
更新のときは、合格証書の写しを出します。国家資格の更新講習の内容と期限は、更新講習の記事で確かめてください。
14指導者レベルとしての役割:事例指導(スーパービジョン)を担う
1級の面接が想定している事例指導は、相談者へのよりよい支援と、事例相談者の成長を目的に、事例を通して指導を行うことです。面談の過程、見立てや対応の方針、組織への働きかけ、リファー、事例相談者に足りない態度や知識について、気づきを促し、情報提供や助言をします。
法令にも1級技能士の役割が書かれています。施行規則48条の17第2項は、1級に合格しているキャリアコンサルタントから受けた実務に関する指導を、更新の技能講習として10時間以内に限って講習とみなすとしています。国家資格の人が継続学習で指導を受ける相手として、1級技能士が想定されているということです。
人数は限られています。2026年9月30日現在の技能士数は、1級が864人、2級が13,452人です。一方、都道府県別では東京都が226人と最も多く、1人から一桁の県も少なくありません。
15称号の書き方:等級を必ず入れる
法50条2項は、技能士と称するときは、合格した技能検定の職種と等級を表示し、合格していない職種や等級を表示してはならないと定めています。名刺やプロフィールでは「1級キャリアコンサルティング技能士」と書きます。
協議会のFAQは、「キャリアコンサルティング1級技能士」「キャリアコンサルティング技能士(1級)」のように順番を入れ替えた表示や、「国家資格」を添えた表示は可能としています。一方で、等級のない「キャリアコンサルティング技能士」は不可、「1級キャリコン技能士」のような略した職種名は不適切な例に挙げています。
国家資格キャリアコンサルタントにも登録している人は、2つの称号を並べて書けます。ただし、登録が切れているときに「キャリアコンサルタント」と書くことはできません。
16第16回の日程:学科・論述は2026年12月13日、合格発表は2027年3月17日
2026年度後期の第16回は、受検案内の配布が2026年9月9日から9月30日、受検申請の受付が9月16日から9月30日で、申請はすでに締め切られています。受検票の発送は11月18日です。
学科と論述は2026年12月13日(日)で、学科は10時10分、論述は14時10分に集合します。会場は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡です。面接は2027年1月〜2月の間に東京と大阪で行われ、合格発表は2027年3月17日(水)、Web上は午前10時からです。

第16回に申し込んでいない人が次に受けられるのは、2027年度後期の試験です。年1回の試験なので、申請の時期を逃すと1年待つことになります。協議会の試験日程のページで、次の回の受検案内の配布期間を確認してください。
17受けるかどうかを決める手順
最初に、受検資格の6つのルートのどれで申請できるかを決めます。2級合格者は合格日から数えた実務年数、キャリアコンサルタントは登録や合格の時期と実務年数を確かめます。実務経験は、対象・概要・頻度の3点で書けるかを確認してください。
次に、過去3回分の問題で、論述の5問と面接のロールプレイケースを読みます。自分のキャリアコンサルティングを誰かに指導してもらった経験や、後輩の事例を検討した経験があるかで、準備に必要な期間は変わります。学科は五肢択一ですが、範囲の大部分は国家資格と重なるので、基礎の知識を問題で確かめ直すところから始められます。
学科の知識を確かめるなら、学科の論点別の問題で弱い分野を先に見つけるのが早い方法です。
よくある質問
1級キャリアコンサルティング技能士の受検資格は何年の実務経験ですか。
基本は10年以上です。キャリアコンサルタント試験に合格した人またはキャリアコンサルタントは8年以上、2級の技能検定に合格した人は合格後3年以上で受検できます。大学・大学院・認定講習のルートもあります。
1級の合格率はどのくらいですか。
第15回(2025年度後期)は学科48.83%、実技8.54%で、技能士になったのは77人でした。第13〜15回の実技の合格率は6.55%〜8.97%で、実技が大きな壁です。
1級の試験は年に何回ありますか。
年1回(後期)です。第16回は学科と論述が2026年12月13日、面接が2027年1月〜2月、合格発表が2027年3月17日です。2級は前期と後期の年2回行われています。
1級に合格すればキャリアコンサルタントと名乗れますか。
名乗れません。キャリアコンサルタントと名乗るには、国家資格の名簿への登録が必要です。技能検定の学科・実技の合格は、国家試験の対応する試験の免除に使えます。
1級に合格すると更新講習はどうなりますか。
キャリアコンサルタントの更新で必要な技能講習(30時間)が免除されます。登録後に合格した場合は、合格から5年以内の更新で知識講習(8時間)も免除されます。更新時に合格証書の写しを出します。
学科だけ合格した場合、次の回はどうなりますか。
一部合格となり、合格した試験の実施日の翌々年度末までに行われる1級の試験で学科が免除されます。1級は年1回なので、免除を使えるのはおおむね次の2回です。
この記事の参照元
法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。
- キャリアコンサルティング技能検定「受検概要」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- キャリアコンサルティング技能検定「試験日程」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- キャリアコンサルティング技能検定「合格発表」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- キャリアコンサルティング技能検定「過去問題/学習情報」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 2025年度後期 1級(第15回)試験結果確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 2024年度後期 1級(第14回)試験結果確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 2023年度後期 1級(第13回)試験結果確認日 2026年11月8日別画面で開く
- キャリアコンサルティング技能士数(2026年9月30日現在)確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 1級 実技(面接)試験実施概要と評価区分確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 1級 試験科目及びその範囲並びにその細目確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 受検資格でいう実務経験とは確認日 2026年11月8日別画面で開く
- キャリアコンサルティング技能検定試験 試験の免除の基準確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 2025年度後期 1級実技試験 受検者の傾向確認日 2026年11月8日別画面で開く
- キャリアコンサルティング技能検定FAQ「技能士の表示方法」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 厚生労働省 キャリアコンサルタントWebサイト「よくあるご質問」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- 厚生労働省「技能検定制度について」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- e-Gov法令検索「職業能力開発促進法」確認日 2026年11月8日別画面で開く
- e-Gov法令検索「職業能力開発促進法施行規則」確認日 2026年11月8日別画面で開く