規約・管理実務
名簿・居住ルール・紛争対応|原則・例外と判断の手順【2026年度試験対応】
所有者と居住者の把握、規約の遵守、違反への対応を整理します。少数者への制裁だけで問題を解決しようとしないことが基本です。
要点 8件・基本問題 8問・解説の確認問題 5問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結
2026年度試験対応。法令基準日:2026-04-01。
まず押さえるポイント
所有者と居住者の把握、規約の遵守、違反への対応を整理します。少数者への制裁だけで問題を解決しようとしないことが基本です。
法令基準日:2026-04-01 / 解説更新日:2026-09-09
設例を解く判断手順
条件をこの順に確認してから、各記述の正誤を判断します。
- ルールの相手が所有者・同居人・賃借人の誰か読む
- 名簿の目的と閲覧範囲を確認する
- 紛争の事実調査と措置の要件を分ける
名簿の更新
理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。名簿は最初に作ればよく、標準規約31条の2には定期的な内容確認の定めはない。
誤り。31条の2は毎年1回以上の確認を定める。所有者の交代や居住者変更を把握するため更新が必要である。
同居者の遵守
区分所有者は同居する者に規約及び総会決議を遵守させる。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者本人が違反しなければ、同居者の規約遵守は3条上無関係である。
誤り。3条2項が同居者への遵守を求める。所有者自身だけの義務と限定しない。
賃借人の遵守
第三者へ貸与する場合、区分所有者は第三者に規約・使用細則を遵守させる。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者が住戸を貸す場合、借主にも規約や使用細則を守らせる必要がある。
正しい。19条は賃貸借契約での条項や誓約書等も定める。所有者が遠隔地にいても管理との関係がなくならない。
用途
標準規約の住戸の用途は専ら住宅とするが、民泊に関して許容・禁止の選択肢が示される。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。標準規約12条には、民泊を可能とする場合と禁止する場合の二つの規定例がある。
正しい。どちらを採用したかを確認する。標準規約を根拠に全マンションで一律許容又は一律禁止としない。
違反への措置
義務違反者への措置は規約と区分所有法の手続に従う。
確認例:規約違反者に対し理事長が裁判手続なしで強制的に鍵を替え、直ちに住戸から排除してよい。
誤り。共同利益違反への使用禁止等には区分所有法58条等の手続と要件がある。自力で強制執行してよいとはしない。
調査と事実
漏水等の原因と責任主体は調査し、共用部分の瑕疵の推定と確定した事実を区別する。
確認例:漏水が起きた場合、区分所有法9条の推定があるため、原因調査の結果にかかわらず必ず共用部分が原因となる。
誤り。推定は反証可能である。被害箇所が専有部分でも、原因箇所や契約・保険の対象を調べる。
賃借人への遵守
区分所有者は専有部分を貸与する場合、規約等を賃借人に遵守させる。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。賃借人Bは組合員ではないため、所有者Aには19条に基づいてBに規約等を遵守させる役割はない。
誤り。19条は貸与時の遵守を求める。組合員資格がないことを建物利用のルールからの全面免除と読まない。
名簿と更新
名簿は作成だけでなく内容確認と更新が必要である。
確認例:標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。理事長が組合員名簿を一度作成すれば、所有者の変更があっても更新や定期的な内容確認は不要である。
誤り。31条の2には更新及び毎年1回以上の内容確認の規定がある。初期作成と継続管理を分けて押さえる。
設例の結論と判断を分けた条件
同じ論点でも、判断に使う条件を取り違えると結論が変わります。問題の数字や前提はこの教材の独自設例です。
| 設例 | 記述の判定 | 判断を決めた条件 |
|---|---|---|
| 賃借人への遵守 | 誤り | 19条は貸与時の遵守を求める。組合員資格がないことを建物利用のルールからの全面免除と読まない。 |
| 名簿と更新 | 誤り | 31条の2には更新及び毎年1回以上の内容確認の規定がある。初期作成と継続管理を分けて押さえる。 |
オリジナル確認問題で判断する
○か×かを選び、理由を確認してください。実際の過去問を転載したものではありません。
問1 標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。名簿は最初に作ればよく、標準規約31条の2には定期的な内容確認の定めはない。
根拠:資料1
問2 標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者本人が違反しなければ、同居者の規約遵守は3条上無関係である。
根拠:資料1
問3 標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者が住戸を貸す場合、借主にも規約や使用細則を守らせる必要がある。
根拠:資料1
問4 標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。賃借人Bは組合員ではないため、所有者Aには19条に基づいてBに規約等を遵守させる役割はない。
根拠:資料1
問5 標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。理事長が組合員名簿を一度作成すれば、所有者の変更があっても更新や定期的な内容確認は不要である。
根拠:資料1
この解説の一次資料
- マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正)確認日:2026-09-09
- 建物の区分所有等に関する法律確認日:2026-09-09
名簿・居住ルール・紛争対応|名簿の更新
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。 確認例:名簿は最初に作ればよく、標準規約31条の2には定期的な内容確認の定めはない。 誤り。31条の2は毎年1回以上の確認を定める。所有者の交代や居住者変更を把握するため更新が必要である。
覚え方名簿の更新:理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。
01名簿・居住ルール・紛争対応の重要暗記項目
名簿・居住ルール・紛争対応|名簿の更新
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。 確認例:名簿は最初に作ればよく、標準規約31条の2には定期的な内容確認の定めはない。 誤り。31条の2は毎年1回以上の確認を定める。所有者の交代や居住者変更を把握するため更新が必要である。
覚え方名簿の更新:理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。
ひっかけ注意31条の2は毎年1回以上の確認を定める。所有者の交代や居住者変更を把握するため更新が必要である。
名簿・居住ルール・紛争対応|同居者の遵守
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者は同居する者に規約及び総会決議を遵守させる。 確認例:区分所有者本人が違反しなければ、同居者の規約遵守は3条上無関係である。 誤り。3条2項が同居者への遵守を求める。所有者自身だけの義務と限定しない。
覚え方同居者の遵守:区分所有者は同居する者に規約及び総会決議を遵守させる。
ひっかけ注意3条2項が同居者への遵守を求める。所有者自身だけの義務と限定しない。
名簿・居住ルール・紛争対応|賃借人の遵守
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。第三者へ貸与する場合、区分所有者は第三者に規約・使用細則を遵守させる。 確認例:区分所有者が住戸を貸す場合、借主にも規約や使用細則を守らせる必要がある。 正しい。19条は賃貸借契約での条項や誓約書等も定める。所有者が遠隔地にいても管理との関係がなくならない。
覚え方賃借人の遵守:第三者へ貸与する場合、区分所有者は第三者に規約・使用細則を遵守させる。
ひっかけ注意19条は賃貸借契約での条項や誓約書等も定める。所有者が遠隔地にいても管理との関係がなくならない。
名簿・居住ルール・紛争対応|用途
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。標準規約の住戸の用途は専ら住宅とするが、民泊に関して許容・禁止の選択肢が示される。 確認例:標準規約12条には、民泊を可能とする場合と禁止する場合の二つの規定例がある。 正しい。どちらを採用したかを確認する。標準規約を根拠に全マンションで一律許容又は一律禁止としない。
覚え方用途:標準規約の住戸の用途は専ら住宅とするが、民泊に関して許容・禁止の選択肢が示される。
ひっかけ注意どちらを採用したかを確認する。標準規約を根拠に全マンションで一律許容又は一律禁止としない。
名簿・居住ルール・紛争対応|違反への措置
義務違反者への措置は規約と区分所有法の手続に従う。 確認例:規約違反者に対し理事長が裁判手続なしで強制的に鍵を替え、直ちに住戸から排除してよい。 誤り。共同利益違反への使用禁止等には区分所有法58条等の手続と要件がある。自力で強制執行してよいとはしない。
覚え方違反への措置:義務違反者への措置は規約と区分所有法の手続に従う。
ひっかけ注意共同利益違反への使用禁止等には区分所有法58条等の手続と要件がある。自力で強制執行してよいとはしない。
名簿・居住ルール・紛争対応|調査と事実
漏水等の原因と責任主体は調査し、共用部分の瑕疵の推定と確定した事実を区別する。 確認例:漏水が起きた場合、区分所有法9条の推定があるため、原因調査の結果にかかわらず必ず共用部分が原因となる。 誤り。推定は反証可能である。被害箇所が専有部分でも、原因箇所や契約・保険の対象を調べる。
覚え方調査と事実:漏水等の原因と責任主体は調査し、共用部分の瑕疵の推定と確定した事実を区別する。
ひっかけ注意推定は反証可能である。被害箇所が専有部分でも、原因箇所や契約・保険の対象を調べる。
名簿・居住ルール・紛争対応|賃借人への遵守
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者は専有部分を貸与する場合、規約等を賃借人に遵守させる。 確認例:賃借人Bは組合員ではないため、所有者Aには19条に基づいてBに規約等を遵守させる役割はない。 誤り。19条は貸与時の遵守を求める。組合員資格がないことを建物利用のルールからの全面免除と読まない。
覚え方賃借人への遵守:区分所有者は専有部分を貸与する場合、規約等を賃借人に遵守させる。
ひっかけ注意19条は貸与時の遵守を求める。組合員資格がないことを建物利用のルールからの全面免除と読まない。
名簿・居住ルール・紛争対応|名簿と更新
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。名簿は作成だけでなく内容確認と更新が必要である。 確認例:理事長が組合員名簿を一度作成すれば、所有者の変更があっても更新や定期的な内容確認は不要である。 誤り。31条の2には更新及び毎年1回以上の内容確認の規定がある。初期作成と継続管理を分けて押さえる。
覚え方名簿と更新:名簿は作成だけでなく内容確認と更新が必要である。
ひっかけ注意31条の2には更新及び毎年1回以上の内容確認の規定がある。初期作成と継続管理を分けて押さえる。
覚える数字と、狙われる引っかけ
- ひっかけ31条の2は毎年1回以上の確認を定める。所有者の交代や居住者変更を把握するため更新が必要である。
- ひっかけ3条2項が同居者への遵守を求める。所有者自身だけの義務と限定しない。
- ひっかけ共同利益違反への使用禁止等には区分所有法58条等の手続と要件がある。自力で強制執行してよいとはしない。
- ひっかけ推定は反証可能である。被害箇所が専有部分でも、原因箇所や契約・保険の対象を調べる。
- ひっかけ19条は貸与時の遵守を求める。組合員資格がないことを建物利用のルールからの全面免除と読まない。
- ひっかけ31条の2には更新及び毎年1回以上の内容確認の規定がある。初期作成と継続管理を分けて押さえる。
02試験で正誤を分けるチェック順
- 1理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 2区分所有者は同居する者に規約及び総会決議を遵守させる。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 3第三者へ貸与する場合、区分所有者は第三者に規約・使用細則を遵守させる。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 4標準規約の住戸の用途は専ら住宅とするが、民泊に関して許容・禁止の選択肢が示される。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 5義務違反者への措置は規約と区分所有法の手続に従う。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 6漏水等の原因と責任主体は調査し、共用部分の瑕疵の推定と確定した事実を区別する。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 7区分所有者は専有部分を貸与する場合、規約等を賃借人に遵守させる。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 8名簿は作成だけでなく内容確認と更新が必要である。
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
03この論点の根拠
- 内容の基準日
- 2026-04-01
- 復習方法
- 要点を確認した後、○×一問一答で条件の違いを見分ける
法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。
問題演習
名簿・居住ルール・紛争対応の○×一問一答
1/8問解答 0・正解 0
規約・管理実務重要度 B
名簿・居住ルール・紛争対応|名簿の更新
標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。名簿は最初に作ればよく、標準規約31条の2には定期的な内容確認の定めはない。
名簿・居住ルール・紛争対応の○×一問一答8問|問題と解説
この論点で収録している8問を、正誤と解説つきで通して読めます。 上の演習で迷った問題を見直すときに使ってください。
問1
名簿・居住ルール・紛争対応|名簿の更新重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。名簿は最初に作ればよく、標準規約31条の2には定期的な内容確認の定めはない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。31条の2は毎年1回以上の確認を定める。所有者の交代や居住者変更を把握するため更新が必要である。 要点:理事長は組合員名簿・居住者名簿を作成保管し、毎年1回以上内容を確認する。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第31条の2。
問2
名簿・居住ルール・紛争対応|同居者の遵守重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者本人が違反しなければ、同居者の規約遵守は3条上無関係である。
答え:×(誤り)
解説
誤り。3条2項が同居者への遵守を求める。所有者自身だけの義務と限定しない。 要点:区分所有者は同居する者に規約及び総会決議を遵守させる。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第3条。
問3
名簿・居住ルール・紛争対応|賃借人の遵守重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。区分所有者が住戸を貸す場合、借主にも規約や使用細則を守らせる必要がある。
答え:○(正しい)
解説
正しい。19条は賃貸借契約での条項や誓約書等も定める。所有者が遠隔地にいても管理との関係がなくならない。 要点:第三者へ貸与する場合、区分所有者は第三者に規約・使用細則を遵守させる。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第19条。
問4
名簿・居住ルール・紛争対応|用途重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。標準規約12条には、民泊を可能とする場合と禁止する場合の二つの規定例がある。
答え:○(正しい)
解説
正しい。どちらを採用したかを確認する。標準規約を根拠に全マンションで一律許容又は一律禁止としない。 要点:標準規約の住戸の用途は専ら住宅とするが、民泊に関して許容・禁止の選択肢が示される。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第12条。
問5
名簿・居住ルール・紛争対応|違反への措置重要度B規約違反者に対し理事長が裁判手続なしで強制的に鍵を替え、直ちに住戸から排除してよい。
答え:×(誤り)
解説
誤り。共同利益違反への使用禁止等には区分所有法58条等の手続と要件がある。自力で強制執行してよいとはしない。 要点:義務違反者への措置は規約と区分所有法の手続に従う。 根拠:建物の区分所有等に関する法律 第58条。
問6
名簿・居住ルール・紛争対応|調査と事実重要度B漏水が起きた場合、区分所有法9条の推定があるため、原因調査の結果にかかわらず必ず共用部分が原因となる。
答え:×(誤り)
解説
誤り。推定は反証可能である。被害箇所が専有部分でも、原因箇所や契約・保険の対象を調べる。 要点:漏水等の原因と責任主体は調査し、共用部分の瑕疵の推定と確定した事実を区別する。 根拠:建物の区分所有等に関する法律 第9条。
問7
名簿・居住ルール・紛争対応|賃借人への遵守重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。賃借人Bは組合員ではないため、所有者Aには19条に基づいてBに規約等を遵守させる役割はない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。19条は貸与時の遵守を求める。組合員資格がないことを建物利用のルールからの全面免除と読まない。 要点:区分所有者は専有部分を貸与する場合、規約等を賃借人に遵守させる。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第19条。
問8
名簿・居住ルール・紛争対応|名簿と更新重要度B標準管理規約(単棟型・令和7年改正)による。理事長が組合員名簿を一度作成すれば、所有者の変更があっても更新や定期的な内容確認は不要である。
答え:×(誤り)
解説
誤り。31条の2には更新及び毎年1回以上の内容確認の規定がある。初期作成と継続管理を分けて押さえる。 要点:名簿は作成だけでなく内容確認と更新が必要である。 根拠:マンション標準管理規約(単棟型・令和7年10月改正) 第31条の2。
収録している全問から、分野・重要度で解く
区分所有法・再生158問、民法・登記88問、規約・管理実務80問、建物・設備118問、管理適正化法58問を収録。