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資格・キャリア2026年版

ジョブ・カードとは?様式の書き方とマイジョブ・カードの使い方【2026年版】

2026年版の解説です。手続・費用・統計の対象時点は、本文と各出典に記載しています。

ジョブ・カードは、職業訓練や教育訓練給付の手続で「作ってきてください」と言われることが多い書類です。ただの履歴書の別版ではなく、これまでの経験と、これからの計画を1つにまとめる厚生労働省の様式です。この記事では、制度の目的、様式1〜3の中身、書く順番、マイジョブ・カードでの作り方、ハローワークや企業での使われ方を、厚生労働省の公表と法令で確かめます。

公開日
2026年11月8日
更新日
2026年11月8日
読了目安
約14分
法令基準日
2026年4月1日
情報確認日
2026年11月8日
ジョブ・カードとはの記事カバー

先に結論

ジョブ・カードは、厚生労働省が様式を定め、「生涯を通じたキャリア・プランニング」と「職業能力証明」に使う書類です。様式1がキャリア・プランシート、様式2が職務経歴シート、様式3が職業能力証明シートです。学生・在職者・求職者の誰でも作れ、マイジョブ・カードのサイト上、ダウンロードした様式、印刷した紙のどれでも作れます。専門実践と特定一般の教育訓練給付では、訓練前キャリアコンサルティングでジョブ・カードの交付を受ける必要があります。

この記事でわかること

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます

  • 国が様式を定める根拠は職業能力開発促進法15条の4(職務経歴等記録書)
  • 様式1=キャリア・プラン、様式2=職務経歴、様式3=免許・資格と学習歴・訓練歴
  • 就業経験がある人は様式2から書き、最後に様式1-1で計画をまとめると進めやすい
  • 教育訓練給付の専門実践・特定一般では、受講開始日の2週間前までの受給資格確認に使う

01結論:経験と計画を1冊にまとめる国の様式

ジョブ・カードは、厚生労働省が様式を定めた、キャリアの記録と計画の書類です。厚生労働省は、ジョブ・カードを「生涯を通じたキャリア・プランニング」と「職業能力証明」のツールとして、キャリアコンサルティングなどの相談支援のもとで、求職活動や職業能力開発の場面で使う制度だと説明しています。

中身は大きく3つの様式に分かれます。様式1のキャリア・プランシート、様式2の職務経歴シート、様式3の職業能力証明シートです。応募書類として出すこともできますが、目的は書類を出すことではありません。これまでの経験を振り返り、強みとこれからの計画を言葉にすることが中心です。

一度作って終わりにする書類ではありません。転職、異動、訓練の受講、資格の取得など、節目ごとに書き足していく前提で作られています。

02制度の目的:法律が国に様式づくりを求めている

職業能力開発促進法15条の4第1項は、国が、労働者の職務の経歴や職業能力などを明らかにする書面(職務経歴等記録書)の様式を定め、その普及に努めなければならないとしています。ジョブ・カードは、この書面にあたる様式です。同じ条の2項は、様式を定めるときに青少年の特性にも配慮するよう求めています。

ここでいう労働者には、働いている人だけでなく求職者も含まれます(同法2条1項)。ジョブ・カードが在職者にも求職者にも使われるのは、このためです。

2つの機能は、使う場面で区別します。自分のための振り返りと計画づくりがキャリア・プランニング、相手に経験や能力を示すのが職業能力証明です。

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ジョブ・カードの2つの機能
機能ためる情報主な使い方
生涯を通じたキャリア・プランニング履歴、職業経験の棚卸し、職業生活設計訓練の受講やキャリアの選択を考える
職業能力証明免許・資格、教育・訓練歴、職務経験、訓練成果の評価、職場での仕事ぶりの評価応募書類やキャリアコンサルティングの資料として抜き出す

この節・表の確認資料: マイジョブ・カード「ジョブ・カードを知る」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「職業能力開発促進法」(確認日 2026年11月8日)

03誰が使うか:学生・在職者・求職者で様式が少し違う

ジョブ・カードは、ハローワークの求職者だけのものではありません。厚生労働省は、求職者、在職者、学生など幅広い人が使えるとしています。在職者は社内での異動や能力開発を考えるときに、学生は就職活動の前の自己理解に使えます。

様式1は2種類あります。就業経験がある人は様式1-1、就業経験のない人や学卒者等は様式1-2を使います。求職者でも就業経験がない場合は、学生と同じ様式で作るよう案内されています。

企業や学校の側も使います。企業は採用後のミスマッチ防止や人材育成・人事評価に、学校はキャリア教育や就職指導に使えるとされています。

04様式1〜3の中身:何をどこに書くか

マイジョブ・カードのダウンロードのページでは、本人が書く様式として次の5つが示されています。様式ごとにPDFとExcelの2つの形式があります。

様式3には、このほかに訓練成果・実務成果シート(様式3-3)があります。企業実習・OJT用、離職者訓練用、学卒者訓練用、求職者支援訓練用などに分かれ、主に訓練を行う側が評価を書き込む様式です。自分で作り始める段階では、まず下の5つを押さえれば足ります。

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本人が書くジョブ・カードの様式
様式名前主な欄対象
様式1-1キャリア・プランシート(就業経験がある方用)価値観・興味、強み、将来取り組みたい仕事、これから取り組むこと、その他在職者・求職者
様式1-2キャリア・プランシート(就業経験のない方・学卒者等用)学校で取り組んだこと、キャリア教育・インターンシップ、社会体験+様式1-1と同じ5欄学生など
様式2職務経歴シート期間・会社名・職名、職務の内容、職務の中で学んだこと学生・在職者・求職者
様式3-1職業能力証明(免許・資格)シート免許・資格の名称と取得時期、実施・認定機関、内容等学生・在職者・求職者
様式3-2職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート期間、教育・訓練機関名と学科名、内容等学生・在職者・求職者

この節・表の確認資料: マイジョブ・カード「ジョブ・カード様式のダウンロード」(確認日 2026年11月8日)

05書く順番:過去の事実から先に、計画は最後に

就業経験がある人は、様式2、様式3、キャリア・プラン作成補助シート、様式1-1の順に書くと進めやすくなります。マイジョブ・カードの求職者向けページも、この順番をすすめています。先に事実を並べておくと、最後の計画が経験に結びつきます。

就業経験がある人のジョブ・カードの作成順を示す流れ図。1 様式2で職務経歴を並べる、2 様式3で資格と学習歴を書く、3 補助シートで価値観を整理する(省略可)、4 様式1-1で将来の計画をまとめる、5 キャリアコンサルタントと確認する
図解マイジョブ・カードの求職者向けページがすすめる順番です。補助シートは省略できます。拡大して見る ↗

キャリア・プラン作成補助シートは、価値観や強みを質問に答えながら整理するシートです。省略もできますが、書いた内容をそのまま様式1-1へ転記できるので、何を書くか迷う人は先に使うと早く進みます。

就業経験のない人は、様式2と様式3で書ける内容がなければ作らなくても構いません。その場合は、学生用の補助シートと様式1-2で計画を作ります。ただし、アルバイトや学校以外の学びがあるなら、様式1-2の社会体験や学習歴の欄に書けます。

06様式2 職務経歴シートの書き方

職務経歴シートは、1行に1つの職務を書き、1枚に6行まで並べられる様式です。欄は、期間と会社名・所属・職名(雇用形態)、職務の内容、職務の中で学んだこと・得られた知識・技能等の3つです。正確な時期が分からなくても、まず順番に書き出して構いません。

様式の注意事項は、職務の内容に、従事した仕事とともに、果たした役割や貢献したことも書くよう求めています。「営業事務」だけで終わらせず、何件を担当し、どんな工夫をし、何が変わったかまで書くと、後で計画を考える材料になります。正社員の経験に限る必要はなく、アルバイトや派遣の経験も書けます。

第2面には会社が内容を確かめる欄があります。主に在職者が離職するときに応募書類として使うためのもので、キャリア・プランニングのときには必ずしも必要ありません。なお、このシートは応募書類として社外で使う場合があることに注意して書くよう案内されています。

07様式3 職業能力証明シートの書き方

様式3-1は免許・資格のシートです。名称と取得時期、実施・認定機関の名前、内容等を書きます。注意事項は、必要に応じて免許・資格を与える基準や目安も書くよう求めています。運転免許のような身近な資格も、仕事で使える場面があれば書いておきます。

様式3-2は学習歴・訓練歴のシートです。原則として中学校卒業以降の学校や教育訓練機関での学習歴を書き、内容等の欄には学んだこと・得られたことも書きます。職業訓練、社内研修、通信講座で学んだことも対象になります。

どちらのシートも、証明する書類の写しは可能な範囲で添付するものとされ、キャリア・プランニングのときには必ずしも必要ではありません。応募書類として出すときに、応募先で必要な資格の写しを付ける使い方です。

08様式1 キャリア・プランシートの書き方

様式1-1には5つの欄があります。大事にしたい価値観や興味・関心、自分の強みと弱みを克服する努力、将来取り組みたい仕事や働き方、これから身につける職業能力とその方法、そしてその他(自己PRやキャリアコンサルティングで相談したいこと)です。

書くときは、様式2・3に書いた事実とつなげます。たとえば「人の役に立ちたい」と書くなら、職務経歴のどの場面でそう感じたかを1つ添えます。将来の仕事と、これから取り組むことが結びついているかも確認してください。目標だけ書いて方法が空欄のままだと、計画として使えません。

第2面には、キャリアコンサルティング実施者の記入欄があります。実施日時、所属、氏名、登録番号などを書く欄です。マイジョブ・カードのよくある質問は、助成金等の申請や職業訓練の実施にともなって作る場合を除き、この欄は省略できるとしています。

09記入例の使い方:文を写さず、欄の役割をつかむ

厚生労働省は、マイジョブ・カードで公式の記入例を公開しています。学生・在職者・求職者の別、様式の種類、年代(20代以下から60代以上まで)で絞り込め、フリーワードでも探せます。自分に近い記入例を見ると、各欄にどのくらいの量を書けばよいかがつかめます。

ただし、記入例の文章をそのまま写すのはおすすめできません。キャリアコンサルティングでは、書かれた文をもとに「それはどんな場面でしたか」と質問されます。自分の経験から出た言葉でないと、話が続きません。記入例は、欄ごとに何を書くかの見本として使います。

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様式1-1の欄ごとに書くことと、避けたい書き方
欄書くこと避けたい書き方
価値観、興味、関心事項等大事にしたいことと、そう思った経験理由のない一言だけ
強み等強みと、弱みを補うためにしている工夫根拠のない長所の羅列
将来取り組みたい仕事や働き方等やってみたい職種、働き方、達成したいこと「未定」で空欄にする
これから取り組むこと等身につける能力と、その方法・時期目標だけで方法がない
その他自己PR、相談したいこと記入例の文をそのまま写す

この節・表の確認資料: マイジョブ・カード「ジョブ・カード様式のダウンロード」(確認日 2026年11月8日)/マイジョブ・カード「記入例を見る」(確認日 2026年11月8日)

10マイジョブ・カードの使い方:3つの作り方とアカウント登録

マイジョブ・カードは、厚生労働省のジョブ・カードの公式サイトです。作り方は3つで、サイト上で作る、様式をダウンロードしてパソコンで作る、印刷して紙に書く、のどれでも構いません。ダウンロードのページでは、全様式をまとめたzipや、学生・在職者・求職者の別にまとめたzipも配布しています。

アカウントを登録すると、作ったジョブ・カードをマイページに保存し、パソコンやスマートフォンから続きを編集できます。ジョブ・カードの内容を転記して、履歴書や職務経歴書も作れます。登録前に作ったものや、ダウンロードした様式で作ったものも、登録後にアップロードして編集できます。

アカウントなしでも作れますが、保存は自分の端末へのExcelのダウンロードになります。マイページからは、Excel、CSV、PDFの3つの形式で書き出せます。そのまま印刷するならPDFがすすめられています。なお、ダウンロードしたExcelのセル結合などを変えると、アップロードで読み込めなくなる可能性があるので注意してください。

マイジョブ・カードのアカウント登録の有無を比べた図。登録しないで作る場合は、保存先が自分の端末、書き出しはExcelのみ、履歴書はサイトで作れない、再編集は登録後に取り込む。登録して作る場合は、保存先がマイページ、書き出しはExcel・CSV・PDF、履歴書は転記して作成でき、いつでも再編集できる
図解アカウントを登録すると、保存・書き出し・履歴書への転記ができるようになります。拡大して見る ↗

このほか、興味診断・スキルチェック・価値観診断の3つの自己診断があり、何を書くか迷うときの手がかりになります。様式3-2は、文部科学省の学び直しのサイトであるマナパスの学習履歴を取り込むこともできます。

11ハローワーク・職業訓練での使われ方

ハローワークに関わる場面で、ジョブ・カードが必要になるのは主に職業訓練と教育訓練給付です。厚生労働省は、公共職業訓練(ハロートレーニング)の受講前や訓練期間中のキャリアコンサルティングにジョブ・カードを使うとしています。

教育訓練給付のうち専門実践教育訓練と特定一般教育訓練では、訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受け、就業の目標などを書いたジョブ・カードの交付を受ける必要があります。そのうえで、受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格確認の手続をします。予約制なので、講座の開始日から逆算して早めに申し込みます。

求職活動では、マイジョブ・カードに登録したジョブ・カードの情報を使って、ハローワークインターネットサービスで求職登録ができます。訓練を受けた後は、訓練の種類に応じた様式3-3に、訓練の成果が書き込まれます。

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ハローワーク・訓練まわりでジョブ・カードを使う場面
場面ジョブ・カードの役割確認先
専門実践・特定一般の教育訓練給付訓練前キャリアコンサルティングで交付を受け、受給資格確認に使う(受講開始日の2週間前まで)ハローワーク
ハロートレーニング(公共職業訓練)受講前・訓練期間中のキャリアコンサルティングの資料住所を管轄するハローワーク
ハローワークでの求職登録マイジョブ・カードの情報を使って求職登録できるハローワークインターネットサービス
訓練の修了時訓練の種類ごとの様式3-3に訓練成果の評価が入る訓練の実施機関

この節・表の確認資料: 厚生労働省「ジョブ・カード制度」(確認日 2026年11月8日)/マイジョブ・カード「ジョブ・カード様式のダウンロード」(確認日 2026年11月8日)/マイジョブ・カード「求職者の方へ」(確認日 2026年11月8日)/ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」(確認日 2026年11月8日)

12企業・学校での使われ方

企業では、雇用型訓練でジョブ・カードが使われます。雇用型訓練は、雇った従業員に企業内の実習(OJT)と教育訓練機関などでの座学(Off-JT)を組み合わせて行う訓練で、雇い入れ時の応募書類や、訓練成果の評価シートとしてジョブ・カードを使います。

社内のキャリア面談や人事評価の材料にもなります。厚生労働省は、新入社員の定着、中堅社員の意欲、育児・介護休職からの復職支援といった課題に、ジョブ・カードが役立つとしています。一方で、社内で作る場合も、何を会社と共有するかは本人と確かめておく必要があります。

学校では、キャリア教育や就職指導の中で使われます。様式1-2には、学校の課程で関心を持って取り組んだこと、キャリア教育の科目やインターンシップ、サークルやアルバイトなどの社会体験を書く欄があり、学生が経験を整理しやすい作りになっています。

13キャリアコンサルティングとの関係:一緒に作り、対話の材料にする

ジョブ・カードは、キャリアコンサルティングと組み合わせて使うことが前提の制度です。何を書けばよいか分からないときは、キャリアコンサルタントに相談しながら作ることもできます。作ったジョブ・カードは、相談の場で経験を振り返るための材料になります。

厚生労働省のキャリア形成・リスキリング相談コーナーでは、ジョブ・カードを使ったキャリアコンサルティングを無料で受けられます(原則1回、60分)。事前にジョブ・カードを作って持っていく形ですが、全部書けていなくても申し込めます。ただし、空白が多いと予約時間内に終わらない可能性があると案内されています。

受け方や窓口の違いは、別の記事で詳しく整理しています。

14キャリコンの試験ではこう問われる

国家資格キャリアコンサルタントの学科試験では、ジョブ・カードが毎回のように出ています。JCDAが公開している第30回から第32回の学科試験では、3回とも出題があり、第30回は2問でした。

問われる点は、この記事で見てきた基本です。対象をハローワークの求職者に限る記述は誤り、一度作って終わりではなく継続して振り返る、職務経歴シートはキャリア・プランシートを作るときの資料になる、免許・資格シートの内容等の欄には基準や目安も書く、といった点です。一方で、選択肢は「求職者のみ」「正社員の経歴のみ」のように、対象や範囲を狭める形で誤りを作ることが多くあります。

受験生は、様式の名前と役割、2つの機能、作るのは本人で支援者は代わりに決めない、という3点を押さえてください。論点の詳しい整理は、論点ページにまとめています。

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第30〜32回の学科試験でのジョブ・カードの出題
回問問われた点
第30回(2025年11月)問10対象は求職者に限られない、様式が国の定めであること
第30回(2025年11月)問37免許・資格シートの内容等の欄に書くこと
第31回(2026年3月)問37一度で終わらず継続して振り返ること
第32回(2026年7月)問12職務経歴シートの使いみちと書く範囲

この節・表の確認資料: 日本キャリア開発協会「第30回キャリアコンサルタント試験 学科試験問題」(確認日 2026年11月8日)/日本キャリア開発協会「第31回キャリアコンサルタント試験 学科試験問題」(確認日 2026年11月8日)/日本キャリア開発協会「第32回キャリアコンサルタント試験 学科試験問題」(確認日 2026年11月8日)

15よくある誤解:全部埋めないと出せない、ではありません

「ジョブ・カードはめんどくさい」と感じる理由の多くは、全部の様式を一度に完成させようとすることです。補助シートは省略でき、就業経験がない人は様式2・3を作らなくても構いません。まず様式2の職務経歴を、分かる範囲で並べるところから始めます。

もう一つの誤解は、履歴書と同じだという見方です。履歴書は応募先に見せる書類ですが、ジョブ・カードは自分の振り返りと計画が先にあり、そこから応募書類に使う部分を抜き出します。履歴書に書かない失敗や迷いも、計画を考える材料として書いてよい書類です。

また、キャリアコンサルタントが代わりに書いてくれる書類ではありません。支援者は質問や整理を手伝いますが、内容を決めるのは本人です。

16まとめと次の一歩

ジョブ・カードは、国が様式を定めたキャリアの記録と計画の書類です。様式2・3で事実を並べ、様式1で計画にまとめ、必要な場面で抜き出して使います。教育訓練給付を使う人は、受講開始日の2週間前という期限から逆算して、訓練前キャリアコンサルティングの予約を先に確認してください。

キャリアコンサルタントを目指す人は、ジョブ・カードを自分で1度作ってみると、試験の選択肢が実感をもって読めるようになります。学科試験の論点は、問題演習で確かめるのが近道です。

よくある質問

ジョブ・カードとは何ですか。

厚生労働省が様式を定めた書類で、「生涯を通じたキャリア・プランニング」と「職業能力証明」に使います。様式1がキャリア・プランシート、様式2が職務経歴シート、様式3が職業能力証明シートです。

ジョブ・カードの様式はどこでダウンロードできますか。

厚生労働省のマイジョブ・カードの「ジョブ・カード様式のダウンロード」のページから、様式ごとのPDFとExcel、全様式をまとめたzipをダウンロードできます。

マイジョブ・カードのアカウント登録は必要ですか。

必須ではありません。ただし、マイページへの保存、PDFやCSVでの書き出し、履歴書・職務経歴書への転記はアカウント登録が前提です。登録前に作ったものは、登録後にアップロードできます。

ジョブ・カードは全部書かないといけませんか。

全部を一度に完成させる必要はありません。補助シートは省略でき、就業経験がない人は様式2・3を作らなくても構いません。相談窓口へも、書けたところまでで申し込めます。

ハローワークでジョブ・カードが必要になるのはどんなときですか。

主に、専門実践・特定一般の教育訓練給付を受けるときです。訓練前キャリアコンサルティングでジョブ・カードの交付を受け、受講開始日の2週間前までに受給資格確認をします。職業訓練の前後のキャリアコンサルティングでも使われます。

記入例をそのまま写してもよいですか。

おすすめしません。キャリアコンサルティングでは書いた内容をもとに質問されるので、自分の経験から書く必要があります。公式の記入例は、欄ごとに何をどのくらい書くかの見本として使います。

確認した公的情報

この記事の参照元

法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。