相談実務・倫理
職場のメンタルヘルスとは?四つのケア・復職支援を整理|キャリアコンサルタント【2026年度試験対応】
四つのケア、ストレスチェックの目的、復職支援の流れを整理。キャリアコンサルタントの役割と産業医・主治医との連携を具体例で解説します。
要点 4件・基本問題 8問・解説の確認問題 3問読む → 覚える → 解くまでこのページで完結
- 法令基準日
- 2026-04-01
- 最終確認日
- 2026-08-09
- 確認
- 合トレ編集部・一次資料監査バッチA

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2026年度試験対応。法令基準日:2026-04-01。
まず押さえるポイント
職場のメンタルヘルスは、本人のセルフケアだけでなく、上司、事業場内の産業保健スタッフ、事業場外の専門資源が協力して支えるものです。キャリアコンサルタントは診断や治療を代行せず、働き方の相談と専門職との連携を担います。
法令基準日:2026-04-01 / 解説更新日:2026-09-10
四つのケアは「誰が支えるか」で整理する

四つのケアの担い手を比較しています。段階の順番ではなく、本人・上司・事業場内スタッフ・事業場外資源が連携する枠組みです。
図を大きく見るストレスの原因には、本人だけでは変えられない仕事量や職場環境もあります。気分転換や休養の工夫を伝えるだけで、組織側の対応が不要になるわけではありません。
| ケア | 主な担い手 | 主な役割 |
|---|---|---|
| セルフケア | 労働者本人 | ストレスへの気づきと対処 |
| ラインによるケア | 管理監督者 | 部下への対応、職場環境の改善 |
| 事業場内産業保健スタッフ等によるケア | 産業医、保健師など | 専門的支援、社内の体制づくり |
| 事業場外資源によるケア | 外部の機関・専門家 | 外部資源を使った専門的支援 |
ストレスチェックは病名を確定する検査ではない
ストレスチェックは、本人の気づきや職場環境改善につなげ、メンタルヘルス不調を予防することを主な目的とします。結果だけで特定の病気を診断したり、働く能力を一律に評価したりするものではありません。
結果や健康情報の扱いには配慮が必要です。相談者が安心して相談できるよう、誰が何の目的で情報を扱うのかを確認します。制度の対象拡大などの改正は施行時点を区別し、この記事では人数要件の暗記に置き換えず目的を押さえます。
復職支援は主治医の判断だけで終わらない
厚生労働省の手引きは、休業開始から復職後のフォローまでを五つのステップで整理しています。主治医が復職可能と判断したことと、実際の職務に戻れる条件が整ったことは同じではありません。
必要な情報を適切に扱いながら、業務内容、労働時間、職場の受入れ体制などを確認します。キャリアコンサルタントが独自に復職を許可するのではなく、関係者と役割を分けます。
- 休業開始と休業中のケア。
- 主治医による職場復帰可能の判断。
- 復帰の可否の判断と支援プランの作成。
- 最終的な職場復帰の決定。
- 復帰後のフォローアップ。
「早く復帰したい」と言われたときの支援例
編集部の設例です。本人が「周囲に迷惑をかけたくないので、すぐ元の仕事量に戻りたい」と話した場合、その気持ちを受け止めつつ、主治医や産業医などと共有すべき条件を整理します。
本人の意欲だけを基準に仕事量を戻す提案や、反対に病歴だけで将来の選択肢を狭める対応は避けます。キャリア相談では、今後の働き方、必要な配慮、職場との対話の準備など、本人が考えられる材料を支援します。
四つのケアと予防段階を混同しない
四つのケアは主に担い手の整理です。予防の段階や復職支援の五つのステップと、数だけで対応させないようにします。問題文が誰の役割を問うのか、何の過程を問うのかを読みます。
「外部機関へつないだので上司のケアは不要」「セルフケアだけで完結する」という記述は、組織的な支援を落としています。本人の意思と情報保護を大切にしながら、継続して協力する仕組みを確認します。
オリジナル確認問題で判断する
○か×かを選び、理由を確認してください。実際の過去問を転載したものではありません。
この解説の一次資料
- 厚生労働省:労働者の心の健康の保持増進のための指針確認日:2026-09-10
- 厚生労働省こころの耳:ストレスチェック制度確認日:2026-09-10
- 厚生労働省こころの耳:職場復帰支援確認日:2026-09-10
- キャリアコンサルタント倫理綱領(2024年1月1日改正)確認日:2026-09-10
- CC協議会:2026年度受験概要・法令基準日確認日:2026-09-10
- CC協議会:試験科目・範囲・細目確認日:2026-09-10
- CC協議会:過去問題・学習情報の利用条件確認日:2026-09-10

キャリアコンサルタントが単独で診断や復職可否を判断しない。
職場のメンタルヘルス四つのケア
職場のメンタルヘルス対策は、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの四つを継続的・計画的に進める。
覚え方自分・上司・社内専門・社外資源
01職場のメンタルヘルスと復職支援の重要暗記項目
職場のメンタルヘルス四つのケア
職場のメンタルヘルス対策は、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの四つを継続的・計画的に進める。
覚え方自分・上司・社内専門・社外資源
ひっかけ注意本人のセルフケアだけへ責任を集中させる。
メンタルヘルス情報の保護
心の健康に関する情報は機微性が高く、本人の意向、利用目的、共有範囲を確認して適切に扱う。組織契約であっても、面談内容を無制限に人事へ共有してよいわけではない。
覚え方目的・同意・範囲を先に確認
ひっかけ注意会社負担なら全内容が会社所有とする。
ストレスチェックは一次予防
ストレスチェック制度は、労働者が自らのストレス状況に気づき、職場環境の改善につなげ、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ一次予防を主な目的とする。診断そのものではない。
覚え方気づきと環境改善で一次予防
ひっかけ注意精神疾患を確定診断する検査とする。
職場復帰支援は段階的に行う
メンタルヘルス不調者の職場復帰は、休業開始から復帰後のフォローまでを段階的に進め、主治医、産業医等、本人、職場が役割を分担する。復帰可否をキャリア支援者単独で判断しない。
覚え方休業から復帰後まで段階と連携
ひっかけ注意本人の希望だけ、または主治医の診断書だけで全条件が決まるとする。
覚える数字と、狙われる引っかけ
- ひっかけ本人のセルフケアだけへ責任を集中させる。
- ひっかけ精神疾患を確定診断する検査とする。
- ひっかけ会社負担なら全内容が会社所有とする。
- ひっかけ本人の希望だけ、または主治医の診断書だけで全条件が決まるとする。
02試験で正誤を分けるチェック順
- 1四つのメンタルヘルスケア
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 2ストレスチェックの一次予防目的
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
- 3健康情報保護と段階的復職支援
問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。
03この論点の根拠
- 内容の基準日
- 2026-04-01
- 復習方法
- 要点を確認した後、オリジナル○×問題で条件の違いを見分ける
法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。
問題演習
職場のメンタルヘルスと復職支援の○×一問一答
1/8問解答 0・正解 0
相談実務・倫理重要度 S
職場のメンタルヘルス四つのケア
職場のメンタルヘルス対策における四つのケアには、セルフケアとラインによるケアが含まれる。
職場のメンタルヘルスと復職支援のオリジナル○×問題16問|問題と解説
この論点で収録している16問を、正誤と解説つきで通して読めます。 上の演習で迷った問題を見直すときに使ってください。
問1
職場のメンタルヘルス四つのケア重要度S職場のメンタルヘルス対策における四つのケアには、セルフケアとラインによるケアが含まれる。
答え:○(正しい)
解説
正しい。職場のメンタルヘルス対策は、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの四つを継続的・計画的に進める。
問2
職場のメンタルヘルス四つのケア重要度S職場のメンタルヘルス対策は労働者本人のセルフケアだけで完結し、管理監督者や専門職の関与は含まれない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。職場のメンタルヘルス対策は、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの四つを継続的・計画的に進める。
問3
職場のメンタルヘルス四つのケア重要度S事業場内で対応が難しい場合、事業場外の専門機関・専門家を活用することも四つのケアの一部である。
答え:○(正しい)
解説
正しい。職場のメンタルヘルス対策は、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの四つを継続的・計画的に進める。
問4
職場のメンタルヘルス四つのケア重要度S事業場外資源を利用すると社内の責任がなくなるため、他の三つのケアは中止する。
答え:×(誤り)
解説
誤り。職場のメンタルヘルス対策は、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアの四つを継続的・計画的に進める。
問5
メンタルヘルス情報の保護重要度S組織内相談では、相談開始前に秘密保持の範囲と組織へ報告する情報の扱いを説明することが重要である。
答え:○(正しい)
解説
正しい。心の健康に関する情報は機微性が高く、本人の意向、利用目的、共有範囲を確認して適切に扱う。組織契約であっても、面談内容を無制限に人事へ共有してよいわけではない。
問6
メンタルヘルス情報の保護重要度S会社が相談費用を負担していれば、本人への説明なしに面談内容をすべて人事部へ報告できる。
答え:×(誤り)
解説
誤り。心の健康に関する情報は機微性が高く、本人の意向、利用目的、共有範囲を確認して適切に扱う。組織契約であっても、面談内容を無制限に人事へ共有してよいわけではない。
問7
メンタルヘルス情報の保護重要度Sメンタルヘルスに関する情報を共有するときは、支援目的に必要な範囲へ限定する視点が必要である。
答え:○(正しい)
解説
正しい。心の健康に関する情報は機微性が高く、本人の意向、利用目的、共有範囲を確認して適切に扱う。組織契約であっても、面談内容を無制限に人事へ共有してよいわけではない。
問8
メンタルヘルス情報の保護重要度S健康情報は支援に役立つ可能性があるため、将来の利用目的が決まっていなくてもできるだけ広く収集してよい。
答え:×(誤り)
解説
誤り。心の健康に関する情報は機微性が高く、本人の意向、利用目的、共有範囲を確認して適切に扱う。組織契約であっても、面談内容を無制限に人事へ共有してよいわけではない。
問9
ストレスチェックは一次予防重要度Aストレスチェック制度の主な目的には、労働者自身の気づきと職場環境改善を通じた一次予防がある。
答え:○(正しい)
解説
正しい。ストレスチェック制度は、労働者が自らのストレス状況に気づき、職場環境の改善につなげ、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ一次予防を主な目的とする。診断そのものではない。
問10
ストレスチェックは一次予防重要度Aストレスチェックは精神疾患を確定診断し、会社が治療方針を決めるための検査である。
答え:×(誤り)
解説
誤り。ストレスチェック制度は、労働者が自らのストレス状況に気づき、職場環境の改善につなげ、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ一次予防を主な目的とする。診断そのものではない。
問11
ストレスチェックは一次予防重要度A高ストレスという結果だけで病名を決めず、必要に応じて医師面接や専門的支援へつなぐ。
答え:○(正しい)
解説
正しい。ストレスチェック制度は、労働者が自らのストレス状況に気づき、職場環境の改善につなげ、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ一次予防を主な目的とする。診断そのものではない。
問12
ストレスチェックは一次予防重要度Aストレスチェックで高ストレスと判定されれば、キャリアコンサルタントがその場で精神疾患名を確定できる。
答え:×(誤り)
解説
誤り。ストレスチェック制度は、労働者が自らのストレス状況に気づき、職場環境の改善につなげ、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ一次予防を主な目的とする。診断そのものではない。
問13
職場復帰支援は段階的に行う重要度A職場復帰支援では、休業中から復帰後のフォローまで段階的な支援計画を持つことが重要である。
答え:○(正しい)
解説
正しい。メンタルヘルス不調者の職場復帰は、休業開始から復帰後のフォローまでを段階的に進め、主治医、産業医等、本人、職場が役割を分担する。復帰可否をキャリア支援者単独で判断しない。
問14
職場復帰支援は段階的に行う重要度A復職日に出勤できれば支援は完了するため、復帰後のフォローは必要ない。
答え:×(誤り)
解説
誤り。メンタルヘルス不調者の職場復帰は、休業開始から復帰後のフォローまでを段階的に進め、主治医、産業医等、本人、職場が役割を分担する。復帰可否をキャリア支援者単独で判断しない。
問15
職場復帰支援は段階的に行う重要度Aキャリアコンサルタントは職業上の希望を整理できるが、医学的な就業可否は医師等との連携を前提に扱う。
答え:○(正しい)
解説
正しい。メンタルヘルス不調者の職場復帰は、休業開始から復帰後のフォローまでを段階的に進め、主治医、産業医等、本人、職場が役割を分担する。復帰可否をキャリア支援者単独で判断しない。
問16
職場復帰支援は段階的に行う重要度A面談で本人の意欲が高ければ、キャリアコンサルタントが医師の判断なしに復職可能と決定できる。
答え:×(誤り)
解説
誤り。メンタルヘルス不調者の職場復帰は、休業開始から復帰後のフォローまでを段階的に進め、主治医、産業医等、本人、職場が役割を分担する。復帰可否をキャリア支援者単独で判断しない。
職場のメンタルヘルスと復職支援の問題を続けて解く
この論点に対応する16問を絞り込んで出題します。