教材・学習ツール2026年度試験対応
行政書士の問題集の選び方|一問一答・肢別・過去問の使い分けと何周するか【2026年度試験対応】
2026年度試験対応の解説です。法令の適用時点と試験情報の確認日は、本文・出典の記載をご確認ください。
行政書士試験の問題集は種類が多く、一問一答、肢別、分野別の過去問、年度別の過去問、記述式の問題集が並んでいます。どれも「問題を解く本」ですが、鍛える力が違います。この記事では商品の名前ではなく型で比べ、本試験の形式から逆算して、いつ何を使い、何周で終えるかを決めます。テキストの選び方は別の記事で扱います。
- 公開日
- 2026年11月8日
- 更新日
- 2026年11月8日
- 読了目安
- 約13分
- 法令基準日
- 2026年4月1日
- 情報確認日
- 2026年11月8日

先に結論
行政書士の問題集は、形式ごとに1冊ずつ役割を決めて選びます。テキストを1章読んだら一問一答で確かめ、肢別か分野別の過去問で本試験の言い回しに慣れ、仕上げに年度別の過去問を3時間で通します。記述式と多肢選択式は、5肢択一の問題集では練習できないので別に用意します。何周するかは回数ではなく、全問の正誤の理由を言えるかで決めます。法改正は、版の表示ではなく法令の基準日と正誤表で確かめます。
迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます
- 型は5つ:一問一答・肢別・分野別過去問・年度別過去問・記述式の問題集
- 一問一答は読んだ直後の確認、肢別は本試験の言い回しの練習
- 1周目は全問、2周目から×と迷った問題だけ。終わりは理由を言えるかで決める
- 2026年度は2026年4月1日施行の法令が基準。版の年ではなく基準日と正誤表を見る
01結論:問題集は「形式」で選び、1冊ずつ役割を決める
行政書士の問題集は、評判の順ではなく、本試験のどの形式を練習するかで選びます。本試験は5肢択一式、多肢選択式、記述式の3つの形式で出題され、1冊の問題集でこの3つを全部練習できるわけではありません。
使う順番の目安は、一問一答、肢別か分野別の過去問、年度別の過去問です。記述式と多肢選択式は、5肢択一の練習と並行して別の問題で練習します。下の図は、この記事で勧める順番をまとめたものです。

問題集を何冊も買い足すより、型ごとに1冊を決めて、間違えた問題を同じ本で解き直す方が伸びます。ただし、買う前に試験の形式と自分の学習段階を確かめる必要があります。次の節から順に見ていきます。
02本試験の形式から逆算する:60問300点のうち5肢択一は216点
行政書士試験研究センターの令和7年度の合否判定基準では、出題は60問、満点は300点です。5肢択一式は法令等40問と基礎知識14問の54問で216点、多肢選択式は3問で24点、記述式は3問で60点でした。
合格には、法令等が満点の50%以上、基礎知識が満点の40%以上、全体が満点の60%以上の3つを同時に満たす必要があります。令和7年度の点数では122点、24点、180点です。基礎知識だけ点数が足りないと、合計が180点を超えていても不合格になる点に注意してください。
令和8年度の試験案内も、法令等は択一式と記述式、基礎知識は択一式としています。配点と合格基準点は令和9年1月27日に公表される予定なので、ここでは令和7年度の数字で考えます。科目ごとの配点の詳しい内訳は、試験科目の記事で確かめられます。
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| 形式 | 科目 | 問題数 | 1問の配点 | 満点 |
|---|---|---|---|---|
| 5肢択一式 | 法令等 | 40問 | 4点 | 160点 |
| 5肢択一式 | 基礎知識 | 14問 | 4点 | 56点 |
| 多肢選択式 | 法令等 | 3問 | 8点(空欄1つ2点) | 24点 |
| 記述式 | 法令等 | 3問 | 20点 | 60点 |
| 合計 | 60問 | 300点 |
この節・表の確認資料: 行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験のご案内」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験案内(郵送申込用サンプル)」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」(確認日 2026年11月8日)
03問題集の5つの型:中身と向く時期が違う
書店や通販で「問題集」と並ぶ本は、中身で見ると5つの型に分かれます。論点ごとに短い文の正誤を問う一問一答、本試験の選択肢を1つずつ○×にした肢別、5肢択一の過去問を科目ごとに並べた分野別、試験1回分をそのまま収めた年度別、記述式や多肢選択式に絞った問題集です。
同じ「過去問」でも、分野別と年度別では使い方が違います。分野別は同じ論点の問題を続けて解けるので、学習の途中に向きます。一方、年度別は科目が混ざった60問を通して解くので、全範囲を一巡した後の仕上げに使います。
予想問題集や模試は、この5つとは別の役割です。本試験の形で新しい問題に当たるためのもので、模試の受け方は別の記事にまとめました。
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| 型 | 中身 | 向く時期 | 弱い所 |
|---|---|---|---|
| 一問一答 | 論点ごとの短い文の○× | テキストの章を読んだ直後 | 本試験の長い文と組み合わせに慣れない |
| 肢別 | 本試験の選択肢を1つずつ○×にしたもの | 一問一答の後〜直前 | 5肢の比べ方と時間配分は練習できない |
| 分野別過去問 | 5肢択一を科目・論点ごとに並べたもの | 科目を一通り学んだ後 | 科目が混ざる本番の切り替えは練習できない |
| 年度別過去問 | 試験1回分60問の並び | 全範囲を一巡した後 | 初期に使うと未学習の問題が多く散らばる |
| 記述式・多肢選択式 | 40字の答案と空欄補充 | 5肢択一と並行 | 択一の知識が無いと進まない |
この節・表の確認資料: 行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験のご案内」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験案内(郵送申込用サンプル)」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「過去の試験問題と正解」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「行政書士法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「民法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)
04一問一答と肢別の違い:元になる文が違う
一問一答と肢別は、どちらも1問を○か×で答える形なので、同じものに見えます。違いは元になる文です。一問一答は論点を確かめるために書いた短い文が中心で、肢別は本試験で実際に出た選択肢が中心です。本によっては両方を混ぜているので、まえがきや凡例で確認してください。
一問一答は、テキストで読んだ要件や数字をすぐ取り出す練習に向きます。文が短く、1問にかかる時間も短いので、章を読み終えた直後や移動中に回せます。ただし、本試験の文は長く、主語や条件が後ろに回る言い回しもあるので、一問一答だけでは読み取りの練習が足りません。
肢別は、本試験の言い回しのまま正誤を判断する練習です。どこを一語入れ替えて誤りにしているかが見えるので、出題者の作り方に慣れられます。一方で、5つの選択肢を比べて1つを選ぶ判断や、正しいものの個数を数える問題は、肢別だけでは練習できないことを区別します。

05過去問と問題集の役割の違い:過去問は出題の型、問題集は反復
過去問は、試験で実際に何がどの言い回しで問われたかを知るための資料です。行政書士試験研究センターは、令和2年度から令和7年度までの試験問題と正解をウェブで公表しています。ただし、著作権の関係で一部の問題は掲載していません。
問題集は、過去問で見つけた論点を、形を変えて何度も解くための道具です。過去問は同じ論点が毎年出るとは限らず、1回分では論点の数が足りません。過去問で出題の型を知り、問題集で同じ論点を繰り返す、と役割を分けます。
過去問を何年分、何周するかは、過去問の記事で詳しく扱っています。この記事では、過去問を含む問題集全体の組み合わせ方に絞ります。
06選ぶときに見る5つの点:形式・範囲・解説・基準日・分量
問題集を手に取ったら、最初に練習できる形式と範囲を確かめます。5肢択一だけか、多肢選択式や記述式も入っているか、基礎知識が入っているかを目次で見ます。基礎知識は14問56点あり、法令等の問題集には入っていないことがあるので注意してください。
次に解説を見ます。正解の肢だけでなく、誤りの肢のどの語が違うかと、根拠の条文や判例の日付が書いてあるかを確かめます。解説の良し悪しの見方は、テキストの記事の問題集の節にも表でまとめています。
最後に、法令の基準日と分量を見ます。基準日は奥付やまえがきの「○年○月○日現在の法令」という表示で確かめます。分量は、試験日までに2周できるかで判断します。1周で終わる量しか回せないなら、問題数の多い本を選ぶ意味はありません。
07いつから使うか:テキストを読み終える前に始める
問題集は、テキストを最後まで読み終えてから始める必要はありません。1章を読んだら、その章の一問一答をその日のうちに解きます。読んだだけの知識は、問題で取り出さないと残りにくいからです。
一問一答で章の要点を確かめたら、同じ範囲の肢別か分野別の過去問に進みます。ここで本試験の言い回しに当たり、解けなかった肢はテキストの該当箇所に戻ります。科目を一通り終えるまでは、このテキストと問題の往復を続けます。
年度別の過去問は、全範囲を一巡した後に使います。試験1回分を3時間で通して解き、科目の切り替えと時間配分を確かめます。記述式は、行政法と民法の基本を一巡したころから週に数問ずつ始めるのが目安です。ただし、どの時期に何を始めるかに公式の決まりはなく、ここで書いた順番は学習上の目安です。
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| 段階 | 主に使う型 | 終わりの目安 |
|---|---|---|
| テキストの1章を読んだ日 | 一問一答 | その章の問題を全部解き、×の理由を言える |
| 1科目を読み終えた後 | 肢別・分野別過去問 | 科目の問題を1周し、間違えた肢に印を付けた |
| 全範囲を一巡した後 | 年度別過去問 | 1回分を3時間で解き、時間の使い方を記録した |
| 行政法・民法の基本を一巡した後 | 記述式・多肢選択式 | 40字の答案を毎週書いている |
| 試験前の1か月 | ×と迷った問題だけ | 印の付いた問題を2回続けて正解した |
この節・表の確認資料: 行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験のご案内」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験案内(郵送申込用サンプル)」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「過去の試験問題と正解」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「行政書士法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「民法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)
08何周するか:回数ではなく「理由を言えるか」で終える
問題集を何周すればよいかに、決まった回数はありません。周回の数より、全問について正誤の理由を言える状態になったかで判断します。正解した問題でも、勘で当たったものは終わっていないと区別します。
1周目は全問を解き、×の問題と、正解したが迷った問題に別の印を付けます。2周目からは、印の付いた問題だけを解きます。印の無い問題を毎回解き直すと、時間の多くを既に分かっている問題に使うことになります。
印を外すのは、間を空けて2回続けて正解し、理由も言えたときです。1日後と1週間後に解き直すと、覚えたつもりの問題を見つけやすくなります。2周目以降は問題数が減っていくので、3周目、4周目は短い時間で回せます。
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| 周回 | 解く範囲 | 目的 | 記録すること |
|---|---|---|---|
| 1周目 | 全問 | 知らない論点と迷う論点を見つける | ×と迷った問題に別の印 |
| 2周目 | 印の付いた問題だけ | テキストに戻って理由を確かめる | 誤りの肢の違う一語 |
| 3周目以降 | まだ印の残る問題 | 1日後・1週間後に解き直す | 2回続けて正解したら印を外す |
| 直前期 | 印の残る問題と年度別1回分 | 時間内に判断できるか確かめる | 迷った時間と原因 |
この節・表の確認資料: 行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験のご案内」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験案内(郵送申込用サンプル)」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「過去の試験問題と正解」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「行政書士法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「民法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)
09肢別・一問一答だけで足りるか:3つの穴がある
「肢別問題集だけで合格できるか」とよく聞かれます。肢別は知識を固めるには効率が良い一方、それだけでは本試験の形式のうち3つの部分が練習できません。
1つ目は、5つの選択肢を比べて選ぶ判断です。本試験では、どの肢も少しずつ怪しく見えるとき、より確かな肢から消していく判断が必要です。2つ目は、正しいものの個数や組み合わせを答える問題で、1肢ずつの○×より正確さが要ります。3つ目は、多肢選択式と記述式です。
肢別や一問一答を中心にする場合も、分野別か年度別の5肢択一を必ず組み合わせます。○×で正解できる肢が、5肢の中に置かれると判断できないことがあるからです。
10記述式・多肢選択式は別の問題で練習する
記述式は3問で60点、多肢選択式は3問で24点あり、合わせて84点です。5肢択一の問題集を何周しても、40字程度で答案を書く練習と、文章の空欄に入る語を語群から選ぶ練習にはなりません。
記述式は、行政法と民法の択一の知識を、主体・要件・効果の形で書き出す練習から始めます。記述式の問題集は、正解例だけでなく、どの要素が欠けると減点されうるかを解説しているものを選びます。ただし、センターはキーワードごとの採点基準を公表していないので、問題集の採点は目安と考える必要があります。
多肢選択式は、文章の空欄に合う語を選ぶ形式です。判例の結論だけでなく、理由の言葉まで読んでおくと選びやすくなります。記述式の書き方は、記述式対策の記事で手順にまとめています。
11基礎知識の問題集:14問56点と足切り24点を分けて考える
基礎知識は5肢択一14問で56点です。令和7年度の基準では24点以上が必要で、6問正解が最低線になります。法令等でいくら点を取っても、ここで足りなければ不合格です。
令和8年度の試験案内は、基礎知識の範囲を、一般知識、行政書士法等の業務に関連する法令、情報通信・個人情報保護、文章理解としています。このうち行政書士法や個人情報保護法などの法令は、条文から出る部分があり、一問一答や肢別で練習できます。
一方、文章理解は、文章を読んで答える問題なので、○×の形では練習しにくい分野です。センターが公表する過去問には、著作権の関係で掲載されていない問題が毎年度あり、過去問だけでは練習の数が足りないことがあります。文章理解は、5肢の形の問題で別に練習する必要があります。
12法改正への対応の見方:版の年ではなく法令の基準日を見る
令和8年度の試験案内は、法令等も基礎知識も、令和8年4月1日現在施行されている法令から出題するとしています。問題集を選ぶときは、表紙の「○年度版」より、本の中に書かれた法令の基準日を確かめてください。
基準日の前後で、何が試験に入るかが分かれます。e-Gov法令検索の改正履歴では、行政書士法の改正は2026年1月1日に施行され、令和8年度の範囲に入ります。民法は、令和6年法律第33号による改正が2026年4月1日に施行され、これも範囲に入ります。
ただし、基準日の後に施行された改正は、令和8年度の試験には入りません。民法は令和8年法律第45号による改正の一部が2026年6月24日に施行され、行政書士法にも2026年5月21日施行の改正があります。基準日の後に出た問題集や解説が、こうした改正を反映しているときは、どちらの時点の条文かを区別します。
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| 法令 | 改正の施行日 | 改正した法律 | 令和8年度試験 |
|---|---|---|---|
| 行政書士法 | 2026年1月1日 | 行政書士法の一部を改正する法律(令和7年法律第65号) | 範囲に入る |
| 民法 | 2026年4月1日 | 民法等の一部を改正する法律(令和6年法律第33号) | 範囲に入る |
| 行政書士法 | 2026年5月21日 | 令和5年法律第63号による改正 | 範囲に入らない |
| 民法 | 2026年6月24日 | 民法等の一部を改正する法律(令和8年法律第45号) | 範囲に入らない |
この節・表の確認資料: 行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験のご案内」(確認日 2026年11月8日)/行政書士試験研究センター「令和8年度 行政書士試験案内(郵送申込用サンプル)」(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「行政書士法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)/e-Gov法令検索「民法」(改正履歴)(確認日 2026年11月8日)
13古い版・中古の問題集:差分を自分で直せるときだけ使う
前の年度の問題集を使うこと自体は禁止されていません。問題は、改正で正解が変わった肢がそのまま残っていることです。古い版は、改正で変わった論点の問題に印を付け、正しい結論に直してから使う必要があります。
2026年度の受験で特に注意が要るのは、2026年1月1日施行の行政書士法と、2026年4月1日施行の民法の親権などの部分です。この2つの範囲の問題は、古い版では改正前の条文で作られています。
出版社は、刊行後に見つかった誤りや法改正を正誤表や追補で公表することがあります。手元の本の正誤表を探しても見つからず、自分で直せる範囲も分からないときは、買い替えを考えます。
14何冊そろえるか:型ごとに1冊、増やすのは穴が見えてから
最初にそろえるのは、テキストと、一問一答か肢別のどちらか1冊、それに過去問です。記述式の問題集は、行政法と民法の基本を一巡してから足しても間に合います。
同じ型の問題集を2冊目、3冊目と増やすのは勧めません。1冊目で印の付いた問題が残っているうちに別の本へ移ると、同じ論点を違う言い回しで覚え直すことになり、復習の印も分かれてしまいます。
冊数を増やしてよいのは、1冊目の印がほぼ外れ、それでも同じ分野で点が取れないときです。そのときも、全範囲の本ではなく、点が取れない分野や形式だけを補う本を選ぶのが重要です。
15このサイトの一問一答と過去問:どこで使うか
このサイトの○×一問一答は620問で、行政法240問、民法180問、基礎知識80問、憲法60問、商法・会社法40問、基礎法学20問です。科目と編集部の重要度(S・A・B・C)で絞り込み、10問・20問・30問ずつ解けます。本試験の問題を写したものではなく、法令と公表資料から書き下ろした問題です。
過去問は、センターが公表している令和2年度から令和7年度の5肢択一を年度別に収めていて、6年分で296問です。1問ずつ答え合わせができ、解答はその端末に保存されます。著作権の関係で公表されていない問題と、多肢選択式・記述式は入っていません。
使い分けは、テキストを読んだ直後は一問一答、本試験の言い回しを確かめるときは過去問です。間違えた問題は復習リストに入るので、2周目は復習リストから解けます。ただし、記述式の練習はこのサイトだけでは足りないので、別の問題で補ってください。
表が画面幅より広い場合は、左右にスクロールして確認できます。
| 機能 | 中身 | 使う場面 |
|---|---|---|
| ○×一問一答(/drill) | 書き下ろしの620問。科目・重要度で絞れる | テキストの章を読んだ直後 |
| 過去問(/past-exams) | 令和2〜7年度の5肢択一296問 | 本試験の言い回しを確かめるとき |
| 復習リスト(/review) | 間違えた問題 | 2周目以降 |
| 今日の10問(/today) | その日の10問 | 何から始めるか迷う日 |
この節・表の確認資料: 行政書士試験研究センター「過去の試験問題と正解」(確認日 2026年11月8日)
16今日やること:1章分の○×を解き、印を付ける
問題集を買う前に、今読んでいる章の○×を10問解いてみてください。×だった問題と、正解したが迷った問題に別の印を付け、テキストのどこに戻ればよいかを確かめます。
10問で、自分に足りないのが知識なのか、本試験の言い回しへの慣れなのかが見えてきます。知識が足りなければ一問一答、言い回しに慣れていなければ肢別か過去問が必要です。買う問題集の型は、その結果で決めてください。
よくある質問
行政書士の問題集はどれを選べばいいですか。
商品の評判より、練習したい形式で選びます。テキストを読んだ直後の確認には一問一答、本試験の言い回しに慣れるには肢別か分野別の過去問、仕上げには年度別の過去問です。記述式と多肢選択式は別の本で練習します。
一問一答と肢別問題集はどう違いますか。
どちらも○×で答えますが、一問一答は論点を確かめるために書いた短い文が中心で、肢別は本試験で出た選択肢が中心です。本によっては両方を混ぜているので、まえがきで確かめてください。
問題集は何周すればいいですか。
決まった回数はありません。1周目は全問を解いて×と迷った問題に印を付け、2周目からは印の付いた問題だけを解きます。間を空けて2回続けて正解し、理由も言えたら印を外し、印が無くなったら終わりです。
肢別問題集だけで合格できますか。
肢別だけでは、5つの肢を比べて選ぶ判断、個数や組み合わせの問題、多肢選択式と記述式の練習ができません。肢別を中心にする場合も、5肢択一の過去問と記述式の練習を組み合わせます。
古い年度の問題集は使えますか。
使えますが、法改正で正解が変わった問題を直してから使う必要があります。2026年度の試験では、2026年1月1日施行の行政書士法と、2026年4月1日施行の民法の改正部分を特に確かめます。
この記事の参照元
法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。