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資格・キャリア2026年版

介護福祉士からケアマネジャーへ|実務5年・900日の受験要件【2026年版】

2026年版の解説です。手続・費用・統計の対象時点は、本文と各出典に記載しています。

介護福祉士として働いた期間は、介護支援専門員(ケアマネジャー)の試験を受けるための実務経験に数えられます。受験要件の「5年以上」は介護保険法施行規則に、「900日以上」は厚生労働省の通知の実施要綱に書かれています。この記事では、2つの資料で受験要件を確かめます。

公開日
2026年11月6日
更新日
2026年11月6日
法令基準日
2026年4月1日
情報確認日
2026年11月6日
介護福祉士からケアマネジャーへの記事カバー

先に結論

介護保険法施行規則113条の2は、介護福祉士などの資格に基づく業務の期間が通算して5年以上であることを要件にしています。厚生労働省の実施要綱は、あわせて当該業務に従事した日数が900日以上であることを求めています。期間と日数の両方を満たす必要があります。

この記事でわかること

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます

  • 介護福祉士としての業務期間が通算5年以上
  • かつ、従事した日数が900日以上
  • 期間と日数の両方を満たす

01結論:5年以上かつ900日以上

介護保険法施行規則113条の2は、介護福祉士などの資格に基づいて業務を行った期間が通算して5年以上であることを、介護支援専門員実務研修受講試験の受験要件としています。

厚生労働省の通知の別添「介護支援専門員実務研修受講試験事業実施要綱」は、期間が通算して5年以上であり、かつ当該業務に従事した日数が900日以上であることを求めています。

5年以上という期間の要件は省令に、900日以上という日数の要件は通知の実施要綱に書かれています。2つの資料の両方を確かめることが大切です。

介護福祉士の登録:資格に基づく業務の始まり。期間:通算5年以上。日数:従事した日数900日以上。ケアマネ試験:都道府県が実施
図解介護保険法施行規則と厚生労働省の実施要綱による。拡大して見る ↗

02期間と日数は別々に数える

5年以上という期間と、900日以上という日数は、別々に満たす必要があります。在籍していた期間が5年に届いても、実際に業務をした日数が900日に届かなければ要件を満たしません。

週の勤務日数が少ない人は、日数の条件に届く時期を先に計算しておきます。

例えば週3日の勤務なら、1年の従事日数はおよそ156日です。900日に届くまでに約5年9か月かかり、期間の5年より日数の条件が後から満たされます。

03数えられる業務

施行規則113条の2の1号は、介護福祉士を含む国家資格などに基づく業務を挙げています。介護福祉士の資格を持って介護の業務に従事した期間が、この期間に当たります。

自分の業務が対象になるかは、受験する都道府県の案内で確かめます。

施行規則は、介護福祉士のほかにも、社会福祉士や看護師など、ケアマネジャーの受験要件になる資格を挙げています。

04期間は登録の後から

資格に基づく業務の期間なので、介護福祉士として数えられるのは、介護福祉士の登録を受けた後の期間と考えられます。合格した後、登録を済ませるまでの期間が空くと、数え始めが遅れます。

合格したら、早めに登録の手続をします。

登録の日は、登録証に書かれています。期間を数えるときは、登録証の日付を起点にして記録します。

05業務の記録を残す

実務経験は、勤務先が出す証明書で証明するのが一般的です。転職を重ねた人は、それぞれの職場の在籍期間と従事日数を記録しておきます。

退職した職場の証明が必要になることもあるので、退職の前に依頼先を確かめておきます。

勤務先の証明書には、在籍期間と従事日数が書かれます。複数の職場の分を合わせて5年・900日に届くかを、申込みの前に計算しておきます。

06ケアマネジャーの試験の実施

介護支援専門員実務研修受講試験は、都道府県が実施します。試験の日程や申込みは、受験する都道府県の案内で確かめます。

試験に合格した後は、実務研修を修了し、登録を受けて介護支援専門員証の交付を受けます。

試験の日程や申込みの期間は都道府県ごとに案内されます。受験を考える年の春から、自分の住む都道府県の案内を確かめます。

07受験要件の見直しの議論

厚生労働省の検討会では、介護支援専門員の受験要件の見直しが議論されています。この記事を書いた2026年11月6日の時点では、見直しの結論は確かめられませんでした。

受験を考えている人は、受験する年度の実施要綱と都道府県の案内で、最新の要件を確かめます。

受験要件が変わる場合も、変更の内容と開始の時期は事前に公表されると考えられます。厚生労働省と都道府県の案内を定期的に確かめます。

085年を見通した計画

介護福祉士の登録から5年以上・900日以上の業務を積んでから受験するので、ケアマネジャーを目指すなら、登録の時から日数を数えておきます。

週5日勤務なら、900日には3年半ほどで届き、期間の5年が先に条件になります。

ケアマネジャーを目指すなら、登録した日、転職した日、勤務日数の記録を1冊のノートにまとめておくと、受験の時に証明書の手配がしやすくなります。

09介護福祉士の給与

令和6年度の介護従事者処遇状況等調査によると、2024年9月の常勤の介護福祉士の平均給与額は月350,050円で、前年の337,160円より12,890円増えていました(処遇改善加算を取得した事業所)。

ケアマネジャーに進むかどうかは、給与だけでなく、どんな仕事をしたいかで考えます。

介護職員全体の平均給与額は338,200円で、介護福祉士は350,050円でした(2024年9月、常勤、処遇改善加算を取得した事業所)。

10介護福祉士の試験の知識が生きる

介護保険の仕組みや介護過程の考え方は、介護福祉士の試験でも学ぶ範囲です。ケアマネジャーの試験でも、介護保険制度の知識は欠かせません。

介護福祉士の学習で身につけた知識を、実務の中で深めておくと、次の試験の準備が楽になります。

介護過程の考え方は、ケアプランを作るときの考え方につながります。アセスメント、計画、実施、評価の流れを、介護福祉士の試験の段階から身につけておきます。

11介護福祉士の働き方

介護福祉士として経験を積む職場には、施設・在宅・病院など、さまざまな種類があります。どの職場で経験を積むかで、ケアマネジャーとして関わりたい分野も見えてきます。

求人の探し方は、別の記事でまとめています。

職場によって、関わる利用者の状態やサービスの種類が違います。いくつかの職場を経験することは、ケアマネジャーとして必要な幅広い知識につながります。

12今の試験に向けて

ケアマネジャーを目指す人も、まずは介護福祉士の試験に合格し、登録することが出発点です。

合トレの一問一答で、介護保険や介護過程の論点を確かめておきます。

よくある質問

介護福祉士からケアマネジャーになるには何年必要ですか?

介護福祉士などの資格に基づく業務の期間が通算5年以上で、かつ従事した日数が900日以上必要です。

900日とは何ですか?

厚生労働省の実施要綱が定める、業務に従事した日数の要件です。期間の5年以上と両方を満たす必要があります。

登録前の期間も数えられますか?

資格に基づく業務の期間なので、登録を受けた後の期間と考えられます。受験する都道府県の案内で確かめてください。

ケアマネジャーの試験はどこが実施しますか?

都道府県が実施します。日程と申込みは都道府県の案内で確かめます。

受験要件は変わる予定ですか?

厚生労働省の検討会で見直しが議論されていますが、2026年11月6日時点で結論は確かめられませんでした。

週3日勤務でも受けられますか?

期間5年以上と日数900日以上の両方を満たせば受けられます。日数が届く時期を計算しておきます。

確認した公的情報

この記事の参照元

法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。