教材・学習ツール2026年度試験対応
マンション管理士のテキスト・問題集の選び方|2026年改正に対応しているか【2026年度試験対応】
2026年度試験対応の解説です。法令の適用時点と試験情報の確認日は、本文・出典の記載をご確認ください。
マンション管理士の教材選びで一番大事なのは、2026年度試験の法令に合っているかです。区分所有法は2026年4月に大きく改正され、改正前に作られたテキストや問題集は、集会の決議の数字が今と違います。
- 公開日
- 2026年11月6日
- 更新日
- 2026年11月6日
- 読了目安
- 約9分
- 法令基準日
- 2026年4月1日
- 情報確認日
- 2026年11月6日

先に結論
2026年度試験に使う教材は、2026年4月1日施行の法令に対応していると明記されたものを選びます。そのうえで、5分野をすべて扱っているか、問題の解説が正解の理由だけでなく誤りの肢の理由まで書いているかを確かめます。公式過去問は本試験の形式を知るために使い、解説は現行法の教材で確かめます。
迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます
- 最初に「2026年4月1日施行の法令に対応」と書かれているかを見る
- 5分野の範囲と、誤りの肢の解説の有無を確かめる
- 公式過去問は形式を知る道具。解説は現行法の教材で確かめる
01最初に見るのは、法令の基準日
2026年度のマンション管理士試験は、2026年4月1日に施行されている法令を基準に出題されます。区分所有法の改正で、集会の決議の母数や通知の期間、建替えの要件が変わりました。
教材の表紙や奥付、はしがきに「2026年4月1日施行の法令に対応」などの記載があるかを確かめます。記載がない教材や、前年度版を使うときは、改正点を別の資料で上書きしてから使います。

025分野をすべて扱っているか
出題は、区分所有法などの法令、民法、標準管理規約と管理の実務、建物と設備、マンション管理適正化法にまたがります。法律だけ、建築だけを扱う教材では範囲が欠けます。
特に建物と設備は、給排水・電気・防火・長期修繕計画など図を使う内容が多い分野です。図や表で構造を示しているかも、選ぶときの目安になります。
03問題集は、誤りの肢の理由まで書いているか
四肢択一の問題では、正解の肢だけでなく、誤りの3つの肢がなぜ誤りかを説明できると力がつきます。解説が「正しい」「誤り」の結論だけの問題集は、復習のときに条文や規約の根拠へ戻れません。
問題集を選ぶときは、どれか1問の解説を読み、根拠の条文・規約の条項・数字の出どころが書かれているかを見ます。
04テキスト・問題集・公式過去問の役割を分ける
3つの教材は役割が違います。下の表のように使い分けると、同じ内容を何度も読む無駄が減ります。
表が画面幅より広い場合は、左右にスクロールして確認できます。
| 教材 | 主な役割 | 気をつけること |
|---|---|---|
| テキスト | 論点の理解と全体像 | 法令の基準日を確かめる |
| 分野別の問題集 | 論点ごとの判断の練習 | 誤りの肢の解説があるか |
| 公式過去問 | 本試験の形式と時間配分 | 当時の正解と現行法を分ける |
この節・表の確認資料: マンション管理センター・2026年度受験案内(確認日 2026年11月6日)/マンション管理センター・過去の試験問題(確認日 2026年11月6日)
05公式過去問は無料で手に入る
マンション管理センターは、令和元年度から令和7年度までの本試験の問題と正解の一覧を公式サイトで公開しています。本試験の形式に慣れるには、まずこれを使えます。
ただし、公開されている正解は出題された年度の法令によるものです。改正があった範囲では、今の法令では答えが変わる問題があります。過去問を解いたら、現行法の教材で解説を確かめます。
06Web教材と紙の教材を組み合わせる
紙のテキストは全体を見渡すのに向き、Webの一問一答はすき間時間に判断を繰り返すのに向いています。合トレでは、2026年4月1日施行の法令を基準にした一問一答と論点解説を、5分野・60論点に分けて使えます。
紙で論点を読み、その日のうちに一問一答で判断を確かめ、間違えた論点の解説へ戻る流れにすると、教材の数を増やさずに復習を回せます。
07テキストを読む順番
最初は区分所有法から読み、次に標準管理規約を読むと、法律と規約の関係がつかみやすくなります。標準管理規約は区分所有法の規定を管理組合の運営に合わせて具体化したものなので、先に法律の枠を知っておくと読み進めやすくなります。
民法と適正化法はその後に読み、建物と設備は図を見ながら最後に回すと、法律の分野をまとめて学べます。順番に正解はありませんが、関係の深い分野を続けて読むと、覚えた知識がつながります。
08前年度版を使うときの上書きの方法
前年度版のテキストしか手元にない場合は、改正の対象になった箇所に印を付け、余白に2026年4月1日施行後の内容を書き込みます。集会の決議の要件、通知の期間、建替えの要件などが主な確認先です。
書き込みをせずに読むと、改正前の数字を覚えてしまいます。改正点の一覧を先に作り、テキストのどのページに当たるかを対応させてから読み始めると、見落としを減らせます。
09建物と設備は、図の多い教材で補う
建物と設備の分野では、給水方式の違い、排水管の通気、防火の区画など、仕組みを図で見ないと分かりにくい内容が出ます。文字だけのテキストで分かりにくいときは、図の多い教材や、合トレの論点解説の図で補います。
数字も多い分野ですが、数字だけを覚えると条件を取り違えます。図で仕組みを理解してから、その仕組みのどこに数字が付くのかを確かめると覚えやすくなります。
10標準管理規約は、国土交通省の原文も手元に
標準管理規約は国土交通省が公表しています。テキストの解説だけでなく、原文の条項とコメントを手元に置くと、問題文の言い回しが原文のどこに当たるかを確かめられます。
試験では、規約の原則とコメントにある例外の両方が問われます。テキストで覚えた内容が原文のどの条項かを書き込んでおくと、問題を解いたあとに根拠へ戻る時間が短くなります。
111組の教材を回すための記録
教材は、テキスト1冊と分野別の問題集1冊を軸にすると回しやすくなります。問題集では、間違えた問題に日付と理由を書き、2回目・3回目に解いた結果も同じ場所に残します。
3回続けて正解した問題は、直前期の見直しから外せます。残った問題だけを繰り返すと、教材の量は同じでも、見直す量が回を追うごとに減っていきます。直前期には、この残った問題の一覧だけを持ち歩けば足ります。
12本試験の形式に合う問題集を選ぶ
本試験は50問の四肢択一で、マークシート方式です。問題集は、4つの肢から1つを選ぶ形で練習できるものを1冊は持っておきます。一問一答だけでは、4つの肢を比べて最も適切なものを選ぶ練習が足りなくなります。
一方、一問一答は肢ごとの正誤を素早く確かめるのに向いています。四肢択一の問題集で間違えた肢を、一問一答で繰り返し確かめる使い方にすると、2種類の教材の役割が重なりません。どちらの教材でも、間違えた肢の根拠になる条文や規約の条項に戻れるかを、買う前に1問だけ解いて確かめます。
13関連する論点と一問一答で確かめる
試験の情報を確かめたら、関連する論点を読み、一問一答で判断を確かめます。
よくある質問
前年度版のテキストは使えますか?
2026年4月施行の区分所有法改正で数字が変わった範囲があります。使うなら、改正点を別の資料で確かめて書き込んでから使います。
テキストは何冊必要ですか?
1冊のテキストと1冊の分野別問題集を軸にし、公式過去問で形式を確かめる組み合わせで足ります。冊数を増やすより、同じ教材で間違えた所を繰り返すほうが復習が回ります。
管理業務主任者のテキストで代用できますか?
区分所有法・標準管理規約・適正化法は重なりますが、マンション管理士は区分所有法や建替えをより深く問います。代用する場合は、マンション管理士の出題範囲で欠ける所を補います。
公式過去問の解説はどこにありますか?
マンション管理センターが公開しているのは問題と正解です。解説は付いていないので、現行法に基づく教材や論点解説で確かめます。
Webの一問一答だけで合格できますか?
一問一答は判断の練習に向いていますが、50問を時間内に解く練習も要ります。論点の理解、一問一答、50問形式の総復習を組み合わせます。
標準管理規約はどこで読めますか?
国土交通省が公表しています。テキストの解説と合わせて、原文の条項とコメントを確かめると、問題の根拠へ戻りやすくなります。
この記事の参照元
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