試験情報2027年度試験対応
社労士の解答速報はいつ?公式の正答発表と自己採点のやり方【2027年度試験対応】
2027年度試験対応の解説です。法令の適用時点と試験情報の確認日は、本文・出典の記載をご確認ください。
社労士試験の解答速報は、民間の事業者が試験後にそれぞれ作る解答で、公式の正答ではありません。公式の正答は合格発表日に「合格基準及び正答」として公表され、第58回は2026年10月1日でした。速報で自己採点するときは、科目ごとの得点と、答えが割れた問題の幅を記録しておくと、発表日に公式の正答で確かめやすくなります。
- 公開日
- 2026年11月6日
- 更新日
- 2026年11月6日
- 情報確認日
- 2026年11月6日

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます
- 社労士の解答速報とは?公式の正答との違い
- 社労士試験の解答速報はいつ出る?
- 試験後から合格発表までの流れ(第58回の実績)
01社労士の解答速報とは?公式の正答との違い
解答速報は、試験が終わったあとに民間の事業者がそれぞれの判断で作り、公開する解答です。社会保険労務士法第10条は、社労士試験を毎年1回以上、厚生労働大臣が行うと定めています。第10条の2により、合格の決定を除く試験の実施事務は全国社会保険労務士会連合会が担い、第25条の41は、問題の作成と採点を社会保険労務士試験委員に行わせるとしています。
公式の正答は、この採点に使われるもので、合格発表日に「合格基準及び正答」という資料で公表されます。解答速報の答えは事業者ごとに違うことがあり、公式の正答と一致する保証もありません。速報は、発表までの間に自分の得点の見当をつけるための材料です。どの事業者の解答で数えたかを書き残しておくと、あとで数え直すときに迷いません。

02社労士試験の解答速報はいつ出る?
民間の解答速報の公開時期は事業者ごとに異なり、決まった日程はありません。一般には試験当日から数日のうちに出ることが多いと言われますが、目安にとどまります。公式の情報には決まった順番があり、試験センターのよくある質問は、試験問題を試験翌日の正午すぎにオフィシャルサイトに掲載すると案内しています。
公式の正答は、合格発表日に合格基準と一緒に公表されます。第58回は試験日が2026年8月23日(日)、合格発表日が10月1日(木)だったので、試験から公式の正答まで5週間あまりありました。この間に得点の見当をつける手段が、解答速報による自己採点です。第59回(2027年度)の試験日と合格発表日は未公表なので、2027年4月ごろの受験案内で確認してください。
03試験後から合格発表までの流れ(第58回の実績)
第58回の受験案内と発表資料から、試験後の流れを並べます。8月23日が試験日で、試験問題は翌日の正午すぎに掲載される扱いです。科目免除を受けた人には、未使用の択一式問題用紙が郵送されます。時期は、受験案内では9月中旬ごろ、よくある質問では試験終了後2週間ほどとされています。10月1日に厚生労働省のホームページとオフィシャルサイトに合格者の受験番号が載り、同じ日に合格基準と正答も公表されました。
そのあと、受験案内では10月14日(水)に合格証書を簡易書留郵便で、成績(結果)通知書を普通郵便で発送し、10月下旬に官報で合格者の受験番号を公告するとされていました。成績(結果)通知書が10月23日(金)までに届かないときは、11月4日(水)までに試験センターへ連絡する決まりです。合格発表の見方は、合格発表の記事にまとめています。
04公式の試験問題と発表資料はどこで見られる?
公式の資料は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトの「合格発表」のページにまとまっています。第58回のページには、発表資料として「社会保険労務士試験の合格者の発表について」「社会保険労務士試験の合格基準及び正答について」「過去10年の推移と合格者の年齢階層別・職業別・男女別割合」「社会保険労務士試験合格者数等受験状況一覧」「令和8年社会保険労務士試験に係る問題誤りについて」の5つが載り、別に選択式と択一式の試験問題が置かれています。
自己採点で使うのは、試験問題と「合格基準及び正答」の2つです。なお、この発表資料の中に、問題ごとの正答率を示した資料はありません。「この問題は何割の人が正解した」といった数字は、民間の事業者が集めた回答をもとにした推計です。公式の資料と民間の推計を混ぜずに記録しておくと、発表日に照らし合わせるときに混乱しません。
05公式の正答の資料には何が載っている?
第58回の「合格基準及び正答」は、大きく2つの部分でできています。1つ目は合格基準と配点で、選択式は各問1点、1科目5点満点で合計40点満点、択一式は各問1点、1科目10点満点で合計70点満点と書かれ、その年の総得点と科目ごとの基準点が示されます。2つ目が試験問題の正答の表で、科目ごとに選択式と択一式の正答が並んでいます。
選択式は、空欄AからEのそれぞれについて、正しい選択肢の番号が丸数字で示されます。択一式は、問1から問10のそれぞれについて、AからEの記号で示されます。一般常識は、選択式では労働と社会保険の2行に分かれ、択一式は両方をまとめた1行です。自己採点の表をこの並びに合わせて作っておくと、発表日にそのまま照らし合わせられます。
06解答速報と公式の正答が食い違うことはある?
あります。第58回では、問題そのものの誤りで正答が2つになりました。択一式の「労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識」の問9は、誤った選択肢を1つ選ぶ問題でしたが、本来の正答とされたE以外に、Dも誤った内容でした。採点では、受験者の不利益にならないよう、DとEの2つの選択肢を正解とする措置がとられました。
この扱いは、合格発表日の10月1日付の「問題誤りについて」という文書で示され、正答の表にも「D及びEを正答とする」と注記されました。試験直後の解答速報だけでは、こうした扱いは分かりません。自分の答えが速報と違っていても、発表日までは不正解と決めつけず、公式の正答で数え直すまで結論を保留しておくのが確実です。
07自己採点の準備:試験中に自分の解答をどう残す?
自己採点をするには、試験中に選んだ答えを手元に残す必要があります。第58回の受験案内で持ち帰りが制限されているのは科目免除を受けた人で、免除者は択一式の問題も、書き控えた自分の解答も持ち帰れません。試験時間が短くなるため、通常の試験の実施中に問題用紙が持ち出されるのを防ぐ措置と説明されています。免除者の扱いは、科目・配点・合格基準の記事で詳しく扱っています。
また、受験票には問題文も解答も書き込めません。答えの控えは問題用紙の中に残し、解答用紙への転記を終えてから見直す流れにしておくと、控えと実際のマークがずれにくくなります。第58回の時間割は、選択式が10時30分から11時50分(80分)、択一式が13時20分から16時50分(210分)でした。第59回の時間割は2027年4月ごろの受験案内で確認してください。
08自己採点表はどう作る?
自己採点表は、1行に1問を置き、「科目」「問題番号(選択式は空欄の記号)」「自分の答え」「速報で数えた答え」「公式の正答」の列を作ると扱いやすくなります。速報を2つ以上見るなら、事業者ごとに列を分けます。選択式は8科目×5空欄で40行、択一式は7科目×10問で70行です。行の並びは「合格基準及び正答」の表と同じ順にしておきます。
表の下には、科目ごとの得点と、選択式・択一式の総得点を出す欄を作ります。数え方で間違えやすいのは、選択式の一般常識を労働と社会保険の2科目に分けること、択一式の労災保険法と雇用保険法は問8から問10の徴収法を含めて各10点で数えることです。合否に関わる17個の数字の内訳は、科目・配点・合格基準の記事で確かめてください。
09解答が割れている問題はどう数える?
解答速報の中には、事業者によって答えが分かれる問題や、複数の答えの可能性に触れている問題が出ることがあります。そうした問題は正解か不正解かを1つに決めず、低く見積もった得点と高く見積もった得点の2つを出しておきます。例えば、ある科目で確実な正解が3問、割れている問題が1問なら、その科目は3点から4点の幅で記録します。
幅で持っておくと、基準点が発表された日に、どの問題で合否が分かれるのかがすぐに分かります。自分の答えに自信が持てなかった問題にも印を付けておくと、公式の正答と照らすときに見落としが減ります。速報の解説を読んで納得できた問題とできなかった問題を分けて残しておくのも、翌年の学習に役立ちます。
10科目の基準点と総得点のボーダーはどう見る?
第57回と第58回の合格基準は、どちらも選択式が各科目3点以上、択一式が各科目4点以上を基本に、一部の科目だけ引き下げた形でした。第57回は選択式の労災保険法と一般常識2科目が2点以上、択一式の雇用保険法が3点以上で、第58回は選択式の雇用保険法だけが2点以上でした。どの科目が下がるかは、合格発表日まで分かりません。
総得点の基準点も年ごとに変わり、第57回は選択式22点・択一式42点、第58回は25点・47点でした。両年の資料には、合格基準は試験の難易度の差から「昨年度試験の合格基準を補正したもの」と書かれています。発表前に出回る予想ラインは民間の推計にとどまるので、引き下げや補正の仕組みは、科目・配点・合格基準の記事と合格率の記事で確かめてください。
11同じ自己採点でも年度の基準で結果が変わる例
第58回の基準に当てはめた例を考えます。選択式の総得点が26点で、雇用保険法だけが2点、ほかの科目が3点以上なら、第58回は雇用保険法の基準点が2点だったので、選択式の基準を満たします。ところが、同じ人の択一式が46点なら、総得点47点に1点届かず不合格です。17個の数字を1つずつ照らし合わせないと、こうした判定を間違えます。
同じ得点を第57回の基準で読むと、足りない場所が入れ替わります。第57回の選択式は雇用保険法の基準点が3点だったので2点では届かず、択一式は総得点42点が基準だったので、46点は総得点の基準を満たします。自己採点の結果は「どの基準ならどこで足りないか」を知る材料として使い、合格基準が公表された日に、公式の正答で数え直した得点と照らし合わせて確定させます。
12公式の正答が出たら何を確かめる?
合格発表日には、まず公式の正答で自分の控えを数え直し、科目ごとの得点と総得点を出し直します。速報との差があった問題は、どちらで数えていたかを確認します。そのうえで、その年の総得点と科目ごとの基準点に照らし合わせます。合格者の受験番号は、厚生労働省のホームページとオフィシャルサイトに載り、厚生労働省や試験センターでの掲示は行われません。
受験案内は、合否や成績、合格基準に関する照会には理由を問わず応じられないとし、試験問題に関する照会への回答もしないとしています。採点や正答に疑問があっても、問い合わせで結果を確かめることはできません。受験票と成績(結果)通知書は、第59回から第61回の受験資格証明書として使え、再発行はされないので、再受験の可能性があれば捨てずに保管しておきます。
13自己採点のあと、合格発表までをどう過ごす?
自己採点で基準点に届かない科目がはっきりした場合は、翌年に向けた準備を早めに始める考え方があります。その際、試験の解答は基準日時点の法令によるので、法改正の確認が欠かせません。第58回の受験案内は、解答に当たって適用する法令を令和8年4月10日現在施行のものとしていました。第59回の基準日は未公表なので、2027年4月ごろの受験案内で確認してください。
合否が際どい場合は、発表まで結論が出ないことを前提に、どちらの結果でも動けるようにしておくと落ち着いて待てます。例えば、自己採点で点が伸びなかった科目の誤答を整理しておけば、合格していれば実務の学習に、届かなければ翌年の学習に使えます。2027年度に向けた改正の要点は、法改正の記事でまとめています。
14誤答の見直しに合トレを使う
自己採点で間違えた問題は、科目と論点ごとに分けて見直すと、翌年に何を補えばよいかが見えます。合トレでは、論点解説で条文の要点を確かめ、一問一答で同じ論点を別の角度から解き直せます。似た制度の違いは比較表で、期間・率・金額などの数字は数字シートで確認できます。自己採点表で落とした問題が多い科目から順に取り組むと、時間を配分しやすくなります。
選択式で空欄の語句が出てこなかった問題は、暗記カードで言葉と数字を思い出す練習に向いています。解答速報の解説で理解した内容も、問題番号のまま覚えるのでなく論点の単位で整理し直すと、翌年に問い方が変わったときにも対応しやすくなります。見直しは、自己採点表の「公式の正答」の列を埋めたあとに始めると、速報だけで数えた誤答を覚え直す手間が省けます。
よくある質問
社労士試験の解答速報はいつ出ますか?
民間の解答速報の公開時期は事業者ごとに異なり、決まった日程はありません。公式の試験問題は試験翌日の正午すぎにオフィシャルサイトに掲載され、公式の正答は合格発表日(第58回は2026年10月1日)に合格基準と一緒に公表されます。
解答速報で自己採点すれば合否が分かりますか?
見当はつきますが、確定はしません。速報は公式の正答ではなく、総得点や科目ごとの基準点も、その年の合格発表日に公表されるためです。
公式の正答はどこで確認できますか?
社会保険労務士試験オフィシャルサイトの合格発表のページです。第58回は「合格基準及び正答」の資料に、合格基準・配点・各科目の正答がまとめて載りました。
正答が2つある問題はどう採点されますか?
第58回の択一式一般常識の問9は、問題の誤りでDとEの2つが正答になり、どちらを選んでも正解として採点されました。扱いは合格発表日付の文書で公表されました。
問題ごとの正答率は公式に発表されますか?
第58回の合格発表のページの発表資料には、問題ごとの正答率の資料はありませんでした。正答率として出回る数字は、民間の事業者が集めた回答をもとにした推計です。
合格者は誰が決めていますか?
厚生労働大臣です。社会保険労務士法第10条の2により、全国社会保険労務士会連合会が試験の実施事務を担いますが、合格の決定はその事務から除かれています。第58回も、厚生労働省が合格基準に基づいて合格者を決定し公表しました。
正答や採点について試験センターに問い合わせできますか?
できません。受験案内は、合否・成績・合格基準に関する照会には理由を問わず応じられず、試験問題に関する照会にも回答しないとしています。
選択式で2点の科目があったら不合格ですか?
年度と科目によります。第58回は雇用保険法が2点以上、第57回は労災保険法と一般常識2科目が2点以上で、それ以外の科目は3点以上でした。どの科目が下がるかは合格発表日まで分かりません。
この記事の参照元
法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。
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