2027年度(第59回)試験対応2026年11月6日施行法令基準情報の正確さへの取り組み

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社労士の模試は受けるべき?時期・回数・復習の仕方と結果の読み方【2027年度試験対応】

2027年度試験対応の解説です。法令の適用時点と試験情報の確認日は、本文・出典の記載をご確認ください。

社労士の模試は、多くの受験者にとって受ける価値のある練習です。点数を知るためというより、本試験と同じ選択式80分・択一式210分の時間割で全科目を通して解き、科目ごとの基準点を割りそうな科目や時間の使い方の癖を、本番前に見つけられるからです。この記事では、受ける時期と回数、自宅受験と会場受験の違い、復習の手順、点数と判定の読み方を順に説明します。

公開日
2026年11月6日
更新日
2026年11月6日
情報確認日
2026年11月6日
社労士の模試は受けるべき?時期・回数・復習の仕方と結果の読み方の記事カバー
この記事でわかること

迷いやすい判断を、具体的な行動に変えます

  • 社労士の模試は受けるべき?
  • 模試で分かること・分からないこと
  • 模試はいつ受ける?時期の目安

01社労士の模試は受けるべき?

受けて復習まで終えられる日程を取れるなら、受ける価値があるというのが結論です。社労士試験は1日で選択式8問(40点)と択一式70問(70点)を解き、第58回は選択式が10時30分〜11時50分の80分、択一式が13時20分〜16時50分の210分でした。この長さを通しで経験できる機会は、ふだんの学習ではなかなか作れません。

もう一つの理由は、初めて見る問題に当たれることです。社会保険労務士試験オフィシャルサイトの合格発表のページに掲載されている試験問題は、第58回の選択式と択一式です(2026年11月7日に確認)。同じ問題を繰り返し解くと答えを覚えてしまうので、知らない問題で実力を測る場として模試を使います。

模試を受ける目的:本番と同じ時間割で解き、弱点を先に見つける。受ける時期と回数:学習の一巡後と試験1〜2か月前に2〜3回。模試の結果の読み方:総得点より科目ごとの基準点と正答率を見る。3回に分ける復習:当日に印、翌日に理由、1週間後に解き直し
図解要点の流れ。詳細と条件は本文で確認してください。拡大して見る ↗

02模試で分かること・分からないこと

模試で分かるのは、時間内に全問を解き終えられるか、午後の210分で集中が切れる時間帯はどこか、どの科目で基準点を割るか、知らない論点が出たときにどう判断するか、の4つです。これらは一問一答や科目ごとの演習では見えにくく、全科目を続けて解いて初めて分かります。

一方で、模試の点数で本試験の合否は決まりません。模試の問題は作成者ごとに難しさが違い、本試験と同じ水準とは限りません。出題予想として使うのも危険です。模試に出た論点だけを追うと、出なかった論点の穴が残ります。模試は本番の練習と弱点探しの道具と考え、点数の上下に振り回されないことが大切です。

03模試はいつ受ける?時期の目安

一般に言われる目安は、全科目の学習を一通り終えた後に1回、試験の1〜2か月前に本番形式で1〜2回です。第58回の試験日は2026年8月23日(日)でした。第59回(2027年度)の試験日は未公表で、2027年4月ごろの受験案内で確認しますが、同じ時期であれば本番形式の模試は6月から7月に当たります。

学習が一巡する前に受けても、知らない論点ばかりで点数から得られる情報が少なくなります。逆に試験の直前に受けると、復習する時間が足りません。間違えた問題を直す時間まで含めて逆算し、最後の模試は試験の2〜3週間前までに終えると、直前期の総復習に結果を生かせます。

04模試は何回受けるべき?

回数の公式な目安はありません。一般には2〜3回と言われますが、大切なのは回数より、1回ごとの復習を終えられるかです。模試1回分は選択式の空欄40か所と択一式70問で、間違えた問題と迷った問題の根拠を確かめ直すには、解く時間とは別にまとまった時間がかかります。

復習が終わらないまま次の模試を受けると、同じ間違いを2回するだけになりがちです。週に取れる勉強時間が少ない人は、本番形式の模試を1〜2回に絞り、そのぶん復習に時間を回すほうが得点につながりやすくなります。初回で時間が足りなかった人は、2回目で時間配分を直せたかを確かめる目的で受けると、回数を重ねる意味がはっきりします。

05申し込む前に復習の日まで予定に入れる

模試は、受ける日だけでなく復習の日まで先に予定に入れてから申し込みます。第58回は、受験申込みの受付が2026年4月13日から5月31日まででした。同じ時期に申込みの準備、改正点の確かめ直し、模試が重なりやすいので、どの週に何をするかを4月のうちに決めておくと、予定が崩れにくくなります。

会場で受ける模試は、日程が週末に固まりがちです。2回以上受けるなら、間を少なくとも1〜2週間空け、その間に前の回の復習を終える計画にします。結果の返却までに日数がかかる模試では、返却を待たずに自己採点で復習を始め、返ってきた正答率は後から照らし合わせる使い方にすると、時間を無駄にしません。

06受ける前に確かめたい法改正の扱い

社労士試験は、受験案内が示す日に施行されている法令等で出題されます。第58回は令和8年4月10日現在施行のものでした。第59回の基準日はまだ公表されていないので、2027年4月ごろの受験案内で確認します。模試を選ぶときは、どの時点の法令で作られた問題かを確かめておきます。

受験案内が出る前に実施される模試は、作成時点の法令で作られていることがあります。その後に施行される改正があると、模試の正解と本試験の正解が食い違うおそれがあります。改正点は模試の解説をうのみにせず、基準日が出た後に条文で確かめ直します。改正の中身は2027年度に向けた法改正の記事で整理しています。

07自宅受験と会場受験はどちらがいい?

本番の練習を目的にするなら、少なくとも1回は会場受験が向いています。知らない人に囲まれた教室で、決まった時刻に始まり、本番に近い緊張の中で長時間解く経験は、自宅では作りにくいからです。会場までの移動の時間や昼食のとり方も、本番の予行になります。

自宅受験は、日程を選べて移動もいらない点が利点です。弱点を探す目的や、会場が遠い人には自宅受験が合います。ただし途中で手を止めたり、時間を延ばしたりしやすいので、本番と同じ時刻に始め、電話の通知を切り、時間が来たら必ず解答を止めるといった条件を自分で決めておきます。

08自宅で模試を解くときの条件の作り方

自宅で解くときは、第58回の時間割に合わせて、選択式を10時30分から80分、昼食を挟んで択一式を13時20分から210分で解きます。途中で解説を見たり、休憩を足したりしないことが条件です。時間を延ばして取れた点数は、本番の点数の見込みとしては使えません。

道具も本番に合わせます。受験案内では筆記用具がHBの鉛筆・シャープペンシルとプラスチック消しゴムに限られ、時刻は腕時計で確かめます。ふだん蛍光ペンで印を付けている人は、鉛筆だけで印を付ける練習をしておきます。持ち込めるもののくわしいルールは、直前1か月の総復習の記事にまとめています。

09会場受験で試しておきたいこと

会場受験では、問題を解くこと以外の段取りを試します。着席から開始までの待ち時間の過ごし方、昼食の量と食べる時刻、午後の眠気が出たときの対処、空調に合わせた服装です。受験案内は冷房の温度調整ができない場合があるとして、体感温度を調節できる服装を求めています。

本試験ではトイレに立てる時間が決まっていて、監督者が順に案内するため、すぐに離席できるとは限りません。模試の会場の決まりは本試験と同じとは限りませんが、着席前と昼食時間に済ませる習慣を模試で付けておきます。当日の時間割と退室のルールは、直前1か月の総復習の記事と試験当日の記事で扱っています。

10模試では科目ごとにかかった時間を記録する

模試では点数だけでなく、科目ごとに解き始めた時刻と解き終えた時刻を問題用紙の余白に書いておきます。受験案内の科目免除の説明では、試験時間の短縮を選択式は1問10分、択一式は1問3分で計算しています。これを一つの物差しにして、どの科目が長くかかったかを後から確かめます。

時間がかかった科目が、そのまま得点の低い科目と重なっていることがよくあります。その場合は、知識が足りずに迷っているのか、問題文を読むのが遅いのかを分けて考えます。解く順番を問題の並びどおりにするか、得意科目から始めるかも、模試で両方試して決めます。210分の具体的な配分の例は直前1か月の総復習の記事で示しています。

11初めて見る問題が出たときの判断を練習する

模試には、教材で見たことのない論点や、知っている論点を見慣れない角度から問う問題が必ず混ざります。本試験でも同じことが起きるので、模試はその場面の練習になります。知らない問題に長く止まると、後ろの科目の時間が削られ、解けたはずの問題まで落とします。

練習しておきたいのは、確実に誤りと言える選択肢から消していく手順と、決めた時間で答えを選んで印を付け、先へ進む手順です。復習では、知らなかった問題を正解できたかどうかより、その問題に何分使ったかを確かめます。初見の問題で時間を使い過ぎていたなら、知識を増やすより先に、見切りの基準を決めるほうが点数に効きます。

12模試の結果はどう読む?まず科目別の点数

模試の結果は、総得点より先に科目別の点数を見ます。第58回の合格基準は、選択式が総得点25点以上かつ各科目3点以上(雇用保険法は2点以上)、択一式が総得点47点以上かつ各科目4点以上でした。総得点が届いていても、1科目でも基準点を割れば不合格です。

科目ごとに、選択式で3点、択一式で4点に届いているかに印を付け、届いていない科目と、ちょうど基準点の科目を最優先の復習対象にします。択一式の労災保険法と雇用保険法は、各10問のうち問8〜問10が徴収法から出るので、徴収法の3問を落としていないかも科目の中で分けて確かめます。

13合格基準点と救済は当てにしない

模試の点数を本試験の基準点と比べるときは、基準点が毎年補正されることを前提にします。厚生労働省の「合格基準の考え方」は、平成12年度の基準(選択式28点・択一式49点、満点の7割)をもとに、前年度の平均点との差に応じて総得点の基準点を上げ下げするとしています。ある年の基準点を超えたから安心とは言えません。

科目の基準点の引き下げ(いわゆる救済)も、基準点以上の受験者が5割に満たない科目に限られ、引き下げ後の点数以上の受験者が7割以上になるときなどは原則として行われません。多くの受験者が取れる問題を確実に取ることが、基準点を守る近道です。基準点の推移と補正の仕組みは、科目と合格基準の記事で詳しく扱っています。

14判定や順位はどこまで当てにする?

模試の判定や順位、偏差値は、その模試を受けた人の中での位置を示すものです。受験者の人数や顔ぶれ、学習の進み具合は模試ごとに違い、本試験の受験者全体と同じではありません。判定が良くても悪くても、その数字だけで勉強法を大きく変えず、次の模試までに直す点を一つか二つに絞ります。

役に立つのは、問題ごとの正答率が示されている場合です。多くの受験者が正解した問題を落としているなら、そこは本試験でも差が付きやすい問題です。反対に、正答率が低い問題を落としたことは気にし過ぎなくて構いません。正答率の高い問題をどれだけ取れたかを、科目ごとに数えて記録します。

15模試がボロボロでも合格できる?

模試の点数が低かったことだけで、本試験の結果は決まりません。模試の難しさは作成者や回によって違い、知らない形式の問題が並ぶこともあります。大切なのは、低かった原因が知識の不足なのか、時間切れなのか、読み違いなのかを分けることです。1回の点数より、同じ原因の間違いが次の回で減ったかを見るほうが、力の伸びを正しくつかめます。

時間切れが原因なら、知識を増やすより時間配分を直すほうが早く点数が上がります。読み違いが多いなら、問題文の主語や「誤っているもの」の指示を確かめる手順を決めます。知識の不足なら、本試験までの日数で直せる科目から手を付けます。原因ごとに打つ手が違うので、点数より先に原因を数えます。

16模試の復習は当日・翌日・1週間後に分ける

復習は3回に分けると続けやすくなります。当日は採点をして、間違えた問題と、正解したが自信がなかった問題に印を付けるところまでで構いません。疲れた状態で全問を深く見直そうとすると、途中で止まりがちです。当日の印付けまでを模試の一部と考え、帰り道や夕方の短い時間で済ませておくと、翌日の復習にすぐ入れます。

翌日は、印を付けた問題を一問ずつ確かめ、間違えた理由を「知識不足」「数字の取り違え」「主語の取り違え」「原則と例外の混同」「時間切れ」のように書き分けます。1週間後に、同じ問題を解説を見ずに解き直し、理由まで言えるかを確かめます。解き直しでも間違えた問題だけを一覧に残すと、直前期に見返す量を絞れます。

17復習で深追いしなくてよい問題

模試の問題すべてを同じ重さで復習する必要はありません。正答率がとても低い問題や、細かすぎる数字を問う問題は、解説を一度読むだけにとどめます。限られた時間は、多くの受験者が正解した問題と、何度も出る論点に回します。どこまで復習するかは、正答率と出題の多さの2つで決めると迷いません。

一般常識の統計や白書の数字も、模試の問題の数字をそのまま覚えるより、出典になった調査の最新の公表値で確かめるほうが確実です。模試の作成時点より新しい数字が出ていることがあるからです。法改正に関わる問題は、深追いはしなくても、基準日に施行されている条文と合っているかは確かめておきます。

18成績は1枚の表にまとめて回ごとに比べる

複数の模試を受けるなら、成績を1枚の表にまとめます。行に科目、列に回ごとの選択式の点数、択一式の点数、基準点との差、かかった時間、間違いの理由の内訳を並べます。成績表を回ごとに別々に保管すると、点数の上下だけが目に入り、何が直ったのかが見えにくくなります。

表で見るのは、基準点との差が回を追って広がったか、同じ理由の間違いが減ったかの2点です。総得点が下がった回でも、前回に基準点を割った科目が持ち直していれば、復習は効いています。反対に、総得点が上がっても毎回同じ科目が基準点ちょうどなら、その科目を直前期の最優先に置きます。

19無料で受けられる模試・模擬試験はある?

第58回の受験案内には、模擬試験の案内はありません。一般に、模試は受験指導をする民間の事業者が実施しており、受験料や無料の回の有無は事業者ごとに違います。申し込む前に、実施日、自宅か会場か、結果の返却時期を確かめます。無料かどうかより、本番と同じ時間割で解けるか、解説と結果が返ってくるかで判断します。

費用をかけずに本番形式で練習するなら、社会保険労務士試験オフィシャルサイトに掲載されている第58回の選択式・択一式の試験問題を、本番と同じ時間割で解く方法があります。ただし第58回は令和8年4月10日現在施行の法令で作られているので、第59回に向けては、その後の改正で正解が変わる問題がないかを確かめます。過去問の使い方は過去問の記事で扱っています。

20模試を選ぶときに見るところ

特定の模試を勧めるより、自分の目的に合うかで選ぶほうが確実です。見るところは、問題が作られた法令の時点、選択式と択一式を本番と同じ時間割で解く形か、自宅か会場か、解説が根拠条文まで示しているか、問題ごとの正答率が返ってくるか、結果がいつ届くか、の6つです。

本番の練習が目的なら、会場で通しで受けられ、本番に近い時期に実施されるものが向いています。弱点探しが目的なら、解説が詳しく、科目別・問題別のデータが返ってくるものが役に立ちます。複数を受ける場合も、結果が返ってくるまでの日数を見て、復習の時間が重ならないように日程を組みます。

21模試の後の復習に合トレを使う

模試で間違えた論点は、この学習サイトの論点解説で正しいルールと根拠条文を確かめ、その論点の一問一答で理由まで答えられるかを確認します。間違えた理由ごとに戻る場所を分けると、復習が速くなります。論点解説を読んだ直後に一問一答を解くと、知識が身に付いたかをその場で確かめられます。

数字の取り違えなら数字シート、似た制度の取り違えなら比較表、繰り返し落とす語句や数字は暗記カードに回します。模試の解き直しで残った一覧と、一問一答の間違いの記録を同じ論点でそろえておくと、直前期にどこを見返せばよいかがはっきりします。数日おいて同じ論点の一問一答を解き直すと、定着したかどうかも分かります。

よくある質問

社労士の模試は受けるべきですか?

復習まで終えられる日程を取れるなら、受ける価値があります。本試験と同じ選択式80分・択一式210分の時間割で全科目を通して解き、基準点を割りそうな科目と時間配分の癖を本番前に見つけられるからです。

社労士の模試は何回受けるべきですか?

公式な目安はなく、一般には2〜3回と言われます。回数より、1回ごとの復習を終えられるかが大切です。勉強時間が少ない人は本番形式の1〜2回に絞り、復習に時間を回します。

模試はいつ受けるのがよいですか?

一般に言われる目安は、全科目を一通り学んだ後に1回、試験の1〜2か月前に本番形式で1〜2回です。第58回の試験日は2026年8月23日でした。第59回の日程は2027年4月ごろの受験案内で確認します。

模試がボロボロでも合格できますか?

模試の点数だけで本試験の結果は決まりません。模試の難しさは回ごとに違います。点数より、知識不足・時間切れ・読み違いのどれが原因かを分け、本試験までに直せるものから手を付けます。

無料で受けられる社労士の模擬試験はありますか?

模試は一般に民間の事業者が実施しており、無料の回の有無は事業者ごとに違います。費用をかけない方法として、試験センターのサイトに掲載された第58回の本試験問題を、本番と同じ時間割で解くこともできます。

社労士の模試はどこがよいですか?

目的に合うかで選びます。問題が作られた法令の時点、本番と同じ時間割か、自宅か会場か、解説が根拠条文まで示しているか、問題ごとの正答率が返ってくるか、結果の返却時期を比べてください。

模試は本試験より難しいですか?

一概には言えません。模試の難しさは作成者や回によって違い、本試験と同じ水準とは限りません。難しさの差は気にせず、科目ごとの基準点を割っていないかと、正答率の高い問題を取れたかで結果を見ます。

自宅受験と会場受験はどちらがよいですか?

本番の練習が目的なら、少なくとも1回は会場受験が向いています。弱点探しが目的の場合や会場が遠い場合は自宅受験でも構いませんが、本番と同じ時刻に始め、時間が来たら解答を止める条件を守ります。

模試で合格基準点を超えたら本試験も合格できますか?

保証はありません。合格基準点は年度ごとに補正され、第58回は選択式25点・択一式47点でした。模試の問題は本試験と同じ難しさとは限らないので、基準点に対する余裕と、科目ごとの基準点を割っていないかで見ます。

確認した公的情報

この記事の参照元

法令、制度、試験日程は変更される場合があります。受験・手続の前には、リンク先の最新案内も確認してください。